2014年3〜4月

yousight

リビング(2011年4月〜)2度目の復帰後

一日だけ休めました!


春休み、1日だけ休みが取れたので、
八王子市の「コニカミノルタサイエンスドーム」へ。

メインはプラネタリウムです。
星空を映して、ナレーションが入る…という昔ながらのだけではなく、
今回はドラえもんのアニメがありました。
流れ星の正体を追って、ついには太陽系ができるところまで理解できるストーリーです。
面白いし、子供にもよくわかりました。
映画のスクリーンと違い、自分の足元から天井いっぱいのドームに投影されるので、
立体的で迫力いっぱいでした。

他にも庭では風力発電を常時やっていたり、
巨大シャボン玉を作る体験。(洗濯洗剤のほかに、洗濯糊を混ぜると大きいのができます!)

屋内では音の共鳴や光の反射、フーコーの原理に放電、竜巻発生などなど、様々な物理実験が体験できるコーナーがありました。
子供たちは「秘密道具ミュージアムだ!!」と大喜びでした。
しかし・・・・  習ったはずの物理の原理、満足に説明できるものがほとんどありませんでした。
物理は高校を卒業して20年たってから必要になる。  復習しませんと。

ここの入場料は、子供100円! プラネタリウムは別料金ですが、それでも150円!!
コニカミノルタの経営ではなく、あくまで八王子市の施設なんだそうですが、安くて面白い!
都内在住の方にはおすすめ施設です♪

吹奏楽部の顧問

吹奏楽部の顧問としてたいしたことはできていません。

以前の学校では生徒のふりをして本番も吹いたりしていましたが、
今の学校は部員が多いので、その必要なし。

埼玉の高校生だった時は、定期演奏会のピークは5〜6月でしたが、
今の東京の高校は、春休み中に定期演奏会をやるのが普通。
引退した3年生も呼び戻してオンステージするのです。
しかし春休みだと、入試や学年末考査で練習できない期間もあり、
かなり大変です。今年は大雪も降りましたし…

生徒はよく頑張ったと思います。
私は演奏会の影アナウンス(携帯切りましたか〜とか)と、録音など。
翌日は3年生の送別会なので、ブラウニーを差し入れしました。

鯛のお造り、案外お値打ち

夫の誕生日に何を食べたいか聞いたら、
鯛の尾頭付き  と言いました。

大阪では結構どこのスーパーでも買えたというのですが、
東京ではあまり見かけません。
刺身パックに入っていたり、頭だけのあらが売られていたり、(どちらも400円くらい)
ちだい という小型の鯛はよく売っています。  (鯛飯とか煮物用ですね)

鯛・・・・   高いんだろうかと覚悟して聞いてみたところ、
お造りに加工して1900円でした。
真鯛そのものは一尾で1600円とのこと。

ゴージャスではありますが、お寿司をとったりするよりずっと安上がり。

ベビーシッターは利用してきたけれど…

ベビーシッターの事件が起きて驚きました。
しかし私はベビーシッターのマッチングサイトなるものがあることも知らず、もっと驚きました。
試しに「シッター サイト」で検索すると、
いくつものサイトが出てきます。
見てまた驚きました。

実名でなく、条件やプロフィールを出している。
安い。1時間1000円程度から。
居住地や日数、子供の人数から条件絞り込みができる。
感覚としては、ネットの掲示板と旅行予約サイトが混ざったような…

私がベビーシッターを利用したときは、かなり面倒なものでした。
まずベビーシッター会社に会員登録をします。
しかし東京都でも多摩地区だと、カバーしていない地域だから・・・と
断られる会社がが多かったです。

登録後、シッター会社の営業さんが自宅に来ます。
自宅の位置、保育環境、子供の様子、そして多分、私の人物像もチェックしたのでしょう。
悪質な人間に派遣を依頼され、シッターさんが被害にあったりしては大変ですからね。
私のほうも、どんな時にシッターを派遣してほしいか、子供について注意すべきことなどを要望しました。

私の場合、認可保育園には入れていたので、
シッターさんが必要になるのは、子供が病気(通常の保育園には行けない)で、実家を頼れないときでした。
ですから前日に派遣依頼して、対応できるかどうか・・・が一番の心配事でした。
病児は対応してくれますが、感染症だともちろんだめです。

病気の回復期に何度も利用しました。
(現在は私の住む町にも病後児保育室ができ、シッターさんは利用しなくなっていきました)
あとは下の子の育児休業中。
下の子が認可園に入れていないとき、上の子の行事のために数時間頼んだりしました。

初めて急に依頼する前に、お試しで数時間頼んでみたりもしました。
シッターさんは保育士や幼稚園教諭の免許を持っていたり、保育学生であったり、
いろんな年代のかたがいましたが、
いずれにせよ有資格者か、シッター会社の研修を受けた人で、
シッター会社による身元確認や面接を経て採用登録しているのです。
   (仕事上の形態は「請負」だそうです)


これは必須ではないですが、
私はシッターさん用にマニュアルを作っておきました。
自宅の間取り図と、何がどこにあるかを示し、散歩ができる状態の時に合わせて近所の地図など。
テレビや電子レンジの使い方も書きました。
子供の発達段階や離乳食の段階も書きました。(でも離乳食は私が作って温めればいいようにしておきましたが)


いざ必要になったときは、前日にシッター会社に依頼し、探してもらいます。
決定次第、シッターさんの名前や年代、どこの町から来てくれるのか(交通費も支払うので)
を告げられます。

当日、シッターさんが到着したら、10分ほどで申し送りです。
どのシッターさんもまず手洗いうがいをします。

私はいつも申し送り事項として、
前日と当日朝の子供の様子(食欲、便、熱、咳鼻など)を書いておきましたので、わりにスムーズに引き継ぎできました。
子供の着替えやおむつ、タオル、保険証などはかごにまとめておきました。
シッターさんも、子供が昼寝した時を使って、私のために一日の状況をレポートに書き残しておいてくれました。


こうして書くと、シッターさんを頼むというのは準備が結構大変でしたね。
一度マニュアルを作っておけば、実際には当日朝、かごに物をまとめ、申し送り事項を書いておくだけですが・・・


これでシッター料金は、1日(朝8:00〜夕方4:00)で18000円くらい。プラス、シッターさんの交通費。
子供の人数が増えれば、当然、料金は2倍です。
入会金や年会費だってかかります。
復帰1年目は何度も利用したので、1か月で10万円もかかったこともあり、
控除にしてくれよ! と思いました。
でもそれだけの質と安心感がありました。保険もがっちり入ってました。
私は正職員であり、キャリアも10年あったので貯金があり、
いやな言い方ですが、シッター料が払える程度の経済力はあったのです。


今月起きてしまった、ベビーシッターによる子供の殺害事件は、
もちろん男の子がかわいそうで、お母さんにも何と言っていいかわかりません。
日本のいろんな問題が表れていると思えてなりません。

まず、認可保育園に入れるかどうか以前に、
通常の保育園(もしくはごく通常の料金で利用できる保育施設)は
朝7時〜夕方7時までであることが普通です。
移動時間などを考えれば、勤務時間が8時〜6時くらいでないと無理なのです。
学校も、働き盛りの教員であれば、朝は7時過ぎには来て朝練を見、夜も8時か9時まで残って仕事をします。
私も妊娠するまではそういう働き方でした。
学校という、勤務時間外の労働がある程度、自分の裁量で決められる職場でさえ(残業代はもともとないし)
朝練も夕方長くもいられない、というのは肩身が狭かったです。
民間企業ならなおさらでしょう。

また、女性の多くが正職員・正社員ではないのです。
現代では早朝や深夜の仕事、休日営業の仕事もたくさんあります。
仕事の選択肢が極端に狭い人も多いでしょうし、非正社員なら収入も限られるでしょう。
非正社員なら認可園には、ほぼ入れないでしょう。
シングルマザーで非正社員であるならば、(離婚率が3割近いのだから、そうしたケースはたくさんあるはず)
認可園には入れても、収入は厳しいものがあるはずです。
やむなくアルバイトを掛け持ちしたとして、深夜や早朝に子供を見てくれる園は、ほとんどない。

現在の子育て支援とされるものの大半は、
 *いわゆる「日勤」の時間帯に仕事をしている人で
 *日曜は休みで
 *正社員でそれなりの収入があり
 *通勤時間はほどほどで
 *職場も一応、事情を受け入れてくれていて
 *夫が協力的で
 *実家のバックアップが受けられる

という条件のうち3個くらい当てはまる人には適していますが、

 *「日勤」以外の時間帯に仕事をしている
 *土日祝日も出勤である
 *非正社員で
 *収入が厳しく
 *協力者がおらず


という人には、ほとんど役に立たないのではないでしょうか。
確かにこれだけ安く、入会金なども不要で、直接交渉で頼めるなら、
利用したくなるかもしれません。

また、ひとり親家庭に対する行政の経済支援制度も、どのくらい周知されているのでしょう。
ひとりの異常な人物が起こした特殊な事件である、と片付けてはいけないと思います。