2009年3月

二度目のたまご日記(2009年2月〜)

yousight

ちょっと調子が良くなったもので

妊娠4ヶ月に入りました。
世間でいう安定期です。

3月は毎日、6〜7回は吐いていましたが、
最後の週末、珍しく吐いたのが1日1〜2回だけでした。
ちょっと調子が良くなったので、久しぶりに電車に乗り(15分くらいだけど)
親子3人で出かけてきました。

娘は、私の妊娠以来、週末のお出かけは歩いて近所に行くだけか、
お父さんとだけお出かけか・・・
という状態だったので、
久々に両親と手をつないで外出できるのが、とても嬉しそうでした。

途中、近所の人にも「今から○○行くの! お母さんちょっと良くなったのよ!!」
と、報告して回っている。
無理はできないですけども、こうしてつわりが消えてくれればなあ・・・

つわりは一筋縄ではいかない

「今日は全然吐かなかった! よかった! つわり、終わった!?」
と喜んでいると、
不意にムカムカ感におそわれ、立て続けに吐いたりしています。

電車に乗って外出し、「今日は良いじゃない!?」と思ってたら、夜中にオエー。
数カ月ぶりに美容院に行き、「大丈夫だったじゃない!?」と思ってたら、帰宅後にオエー。

まったく、こんなにつわりに苦しむことがわかってしまうと(吐かずに済む人の方が多いらしいですが)
娘に将来、「孫の顔が見たい」なんて、
ぜったい言えません。
つわりは、経験しないで済めば、それに越したことのない苦しみだと思う。

乗り物酔いデビュー

娘はこれまで、乗り物酔いを一切したことがありませんでした。
3歳頃までは三半規管が未発達なので、一般に乗り物酔いしないそうです。
ところが・・・
夫とふたりで、東京と山梨の境目にある温泉に行ったところ、急カーブが連続していたそうで、
車に酔って(夫の運転が荒いんじゃないの!?)
吐いてしまったそうです。
帰宅した娘は、すごく機嫌が悪く、
「おなかいたくなっちゃったのよーーーー!」と、廊下に寝そべって号泣していました。

思えば私も、乗り物酔いはひどい方だったのです。
今でもときどき苦しみます。

高校までは、乗り物酔いイヤさに、自宅から歩ける公立学校に通ってました。
私立は・・・ 電車で15分ほどのところでも酔ってしまい、「受かっても行きたくない・・・」という気持ちに。
大学だけは電車で1時間ほどのところに行きましたが、入学式の日に、もう酔ってしまい、
「これは・・・・ 中退か!? 学校近くの寮に入るか!?」 と困りました。

私に似れば、相当酔うはずです。
都心のターミナル駅に出るのもきついはずです。
大阪の夫の実家に行くときは・・・  どうしよう。

進級

進級は4月ですが、教室は3月最後の週に引っ越します。
上級生の集まる2階の教室になり、ご満悦。
朝、カバンから着替えやタオルをロッカーにしまうのも、いつもは私がやっていますが、
「じぶんでやる!」といって、実際にちゃんとやれています。
よしよし。

朝も、「ちこくするう〜〜」といって、自宅から園まで走っていきます。
妊婦には厳しいですが。
そして、保育園には「遅刻」というものは、基本的に設定がありません。

担任の先生の転勤

今年度、2〜3歳児クラスでお世話になった担任の先生が、転勤なさることがわかりました。
私立保育園なのですが、市内にチェーン展開(?)しているので、
ときどきチェーン内で人事異動があるそうです。
全く秘密で転勤することになっていたようでしたが、あるお母さんがその情報を知り、
その日のうちにクラス連絡網。
「極秘で、先生に記念品を贈ってお見送りをしよう」と言うことになりました。

3歳女児というものは、大人の話を驚くほどよく聞いているものです。
下手に娘の耳に入ったら、翌日には保育園中に知れ渡ってしまう・・・・!!
かなり気を遣います。

先生の最後の勤務日は、土曜日でした。
土曜日の夕方、都合のつく親子が園に集まり、お見送りをしました。
しかしやはり幼児のこと、「○○せんせいが よそのほいくえんに行くんだよ」と言ってはいても、
事情はよくわかってないらしく、
集合記念写真を撮ったら、シャッターが降りた次の瞬間には、
子どもたちは全員、ダーッと園庭の端へ散らばって行ってました。
まさに「蜘蛛の子を散らす」状態。

子どもって一瞬しか持たないんだなあ・・・・
先生は本当に黙って転勤なさるつもりだったそうで、涙ぐんでおられました。

でも、黙って転勤すると、けっこう後悔します。
私が今の学校に異動したとき、まだ「人事については4月1日まで極秘のこと」というルールがあり、
「来年、先生の授業取ったからね〜」と言っている生徒を、結果的にだますように異動してしまい、
かなり胸がいたみました。
最近は終業式のときに離任式をやってますが。

やっぱりけっこんするの〜♪

娘とTくんは、結婚話がすすんでいるらしい・・・
娘がいうには、Tくんの方から、
「○○モールで結婚しよう!」と言われたそうだ。

○○モール?  って、隣町の大型ショッピングモール??
何でそんな場所で。
幼児にとって、一番楽しい、イケてる場所なのかなあ。

モールには、ドレス店・呉服店・宝石店、写真スタジオに美容室、レストランにスイーツのお店、
引き出物が買えるような雑貨店、何でもあります。
しかも「貸しホール」までついている。
確かに、やろうと思えば披露パーティーは可能です。

「このあいだ、T君は嫌いだって言ってなかった?」と聞いたところ、
「え〜 ?  Tくんとあたしは ラブラブだからあ〜〜♪」
と、浮かれた女子学生のような返事を・・・

定額給付金の使い道?

定額給付金。
本当に給付するんですね。うちにも申請書が来ました。

しかし、「12000円」というのは中途半端な金額だなあ。
旅行に行けるほどではないし、保育園料1ヶ月分にも満たないし、出産費用には全然足りないし。
それこそ、日々の家計の中でうっかり使い切っちゃいそうな。
1ヶ月の電気代・ガス代分ぐらいかなあ。
「消費刺激を」というほどには・・・?


国の収入源のうち、消費税によるものは年間10兆円ぐらいなんですってね。
定額給付金に2兆円かけるなら、1年間限定で消費税を4%にするとか、
2〜3ヶ月限定で消費税をゼロにするとかの方が、よほど消費刺激にはインパクトがある気がします。
それこそ、うっかり高額商品を買ってしまいそう。
2〜3ヶ月限定なんてすると、季節商品を作ってる会社が困るのかな・・・

出産費用って、けっこう高いです。
来月から「検診票(無料で検診できるチケット)」が14枚つくから、通常の妊婦検診はほぼ無料になると言うけれど、
このチケットは母子手帳についてくるので、母子手帳をもらえる妊娠3ヶ月頃までは、やっぱり自費での検診・検査です。
1万円以上かかりました。
出産入院費用は、安めのところでも35万円くらい。
これも、出産一時金というので35〜38万円戻ってくるけど、あくまでも「戻ってくる」ものだから。
入院時に、先立つものがないと困るわけです。
妊娠・出産時にトラブルがあれば、もっとお金がかかってしまうし。

こういうのを全部、無料にすればいいのに。
無料にできている国は、ヨーロッパを中心にいっぱいあるのに。

ザックリ言って、1人50万円くらいは妊娠・出産費用が必要です。
日本では、毎年100万人ちょっとの赤ちゃんが産まれています。
と言うことは・・・  50万円×100万人分。
5千億円あれば、無料にできます。
2兆円のほんの1/4です。
でも4年経ったら資金が尽きるから実現できない!?
いやいや、ベビーブーム世代の私たちが、出産しやすい年齢もあと4年程度ですよ。
一気に出生数を上げるならば、これも1つの方法かもしれないのでは・・・

だいたい、私たちから税金を取って、その使い道を考えるのは国の仕事なのに、
それをバラまくってのは、国の仕事怠慢なんじゃないのかなあ。
たとえば早くに親を亡くした学生への奨学金制度とか、若年者への就労支援とか、犯罪被害者へのケアとか・・・
日頃、「国がもうちょっとちゃんとすればいいのに」って思っていることに、
取り組んでいる団体に寄付するってのも、私は検討しています。


探偵ナイトスクープ

「探偵ナイトスクープ」というTV番組をご存じだろうか。
大阪周辺では20年も前から毎週放送されていて、
視聴率は20%が当たり前、誰でも知っている有名番組らしい。
夫が東京の大学に通うために大阪の実家を離れて少し後に始まった番組らしく、
夫はこの番組を知らなかった。
職員室でこの番組の話をしたら、若手で岡山出身の同僚が激しく反応していたので、
大阪だけではなく、西日本は広くカバーしているようだ。

私は偶然、木曜日の夜8時にテレビ神奈川をつけて、この番組を知った。
いわゆる民放番組は、キャアキャアとうるさいのが多く、
関東ローカル局やNHKの方が、案外面白い番組がかかってることがある。

内容は・・・
「トリビア」の実験コーナーを、もう少し人情深く、個人的にしたような。
たとえば、
「中古車を買ったら、サンバイザーの間に古い写真が挟まっていた。この写真に写っている人を突き止めて欲しい」
なんて依頼が番組に寄せられたら、頑張って探してくれるような。
(その人はバックの写真に写っている家が取り壊される、その直前に撮った写真が挟まっていたのだった)
かと思えば、
「僕はニンニクラーメンを食べるとおならが止めどなく出ます」
という投書に答え、
そのおならの回数をはかる・・・  といった、ばかばかしいものもやる。

どれも面白い。

でも東京では、やってない。誰も知らない。
今日、3月15日の夜、2時間スペシャルでテレビ朝日にて、東京でも放送されます。
単発の特別企画らしい。
これが評判になって、普通に東京でも見られるといいなあ。
でも、あのおもしろさは、大阪だから出来るのかもしれないなあ。

まあいいか、うちはテレビ神奈川で見られるから。

役割を求める

幼児には良くあることだが、
「生命のないものにも命がある」と思いこんでいる娘。
(教育心理の授業では、この幼児独特の考え方を「アニミズム」と習ったような)

ぬいぐるみたちには、普通に話しかけている。
そして、相応の返事を求めている。
誰が返事をするかというと、私ですよ。
私は家の中では、何役も演じ分ける、スーパー声優なのです。

「ねこちゃん、今日はこのおようふくにするのよ」
というので、
「ああ、いいんじゃない、かわいいわよ」
と答えてやると、
「おかあさんには いってないよ! ねこちゃんにいってるの!」
と怒られる。
仕方なく、
「とってもかわいいニャン」と言ってやると、満足。

この調子で、プーさん相手に話しているときは
「○○だプー」
ペンギンなら
「○○だペーン」
おなかの赤ちゃんに話しているときは(これは命があるが)
「姉ちゃん○○だバブウ」
と、言ってやらなくてはならない。

娘よ。
おなかの赤ちゃんは、産まれても、しゃべるまで1年以上かかるのだよ。

人はいかにして文字を獲得するのか

私の4歳の誕生日プレゼントは、「キャンディ・キャンディ 1巻」だった。
(安く上げられた?)
4歳になったばかりの私は、これを普通に1人で読んでいた。
意味の分からない言葉は多少、親に聞いてもいたが・・・

3歳半を過ぎた娘。
文字はほとんど、理解していないようだ。
教材を使って、あまり教え込むのはしたくないので、
自然に生活の中で、どんな風に文字を獲得するのか観察している。
実際、数字は自然に覚えている。
自宅マンションのエレベーターボタンを毎日見ているせいか、
1〜9までの数の読み方と数字、その大小、9までの数を数えることはいつの間にか覚えていた。

教材は使いたくないなーと思いつつ、
何となく、「お風呂の壁に貼る」タイプのひらがな50音表を見つけたので、貼ってみた。
50音に、その文字の入ったイラストがついている。
「り」の字にはリンゴの絵がついていたり、「く」の字にはクレヨンの絵がついているという具合。

さらに、「こどもちゃれんじ」のダイレクトメールが届いた。
3〜4歳向けは、「ひらがなを覚えよう」特集のようだ。
いつも思うが、子どもチャレンジはダイレクトメールが良すぎる。
頻繁に届く。
はっきり言って、これで満足している。
ちゃんと入会したら、フルタイム勤務の我が家など、次々に届くおもちゃや絵本、DVDを遊びきれない。
ここにも50音表がついていた。

自分の名前の文字はわかったのかもしれない。
「お名前はどの字?」と聞くと、
順に指で示す。
これが、文字をわかって指しているのか、
イラストを見て指しているのか、表の中の位置で判断しているのか、
全くわからない。

文字を書くのはもう少し先だろうと思うが、
十字のようなものをいっぱい書いて、「何とかで何とかって書いたのよ!」と解説する。
これも、教育心理の授業で習った「幼児文字」というものだろうか。
娘なりに「文字」のつもりで書き、楽しんでいるらしい。

薄く書かれた文字をなぞって覚えさせる教材も、3歳から使えるようで、いろいろ市販されているが・・・
まあ、まだ考えないことにする。

けっこんするの、やめたの!

この半年ばかり、娘の心を奪っている(?)
保育園の同級生、Tくん。
保育参観日で見る限り、ふたりは相思相愛のようであったが・・・

突然娘が、
「Tくんとけっこんするの、やめたの!」と怒った風に言っていた。
なによ、結婚なんて考えてたわけ!?
理由を聞くと、
「だってTくんは、朝からガーってくるから いやなの!」
と。
どうやら、朝登園して娘を見つけると、
彼は、「がーっ」といいながら、追ってきたりかぶってきたりするらしい。

情熱的じゃないですか。
しかし、
「Tくんのおかあさんに、がーってきちゃだめなのよっ て いっといた!」
・・・・・
親御さんに苦情を申し立てちゃあ、間違いなく破談でしょう。

娘と夫のデートコース

学校でも何度も吐いている私。もちろん休日にお出かけなんて、無理。
休日は娘と夫のデートと決まっている。
私は家で1人、転がってときどき吐くという生活。あああ。

デートコースはこんな感じ。

ゴルフの練習場に行く。
子ども用の用具は無料で借りられるので、娘も少し打つ。(本当に打ってるの?)
そのおかげで、娘はすでにゴルフ好き。
私はゴルフに興味がないので、夫が娘を洗脳したなあと思っている。

ショッピングモールに行く。
ここで昼食を食べ、デザートにアイスクリームを食べ、
ペットショップで猫を眺めたり、ゲームコーナーで何かに乗ったりする。

大型銭湯に行く。
大きなお風呂に入り、湯上がりにフルーツ牛乳を飲み、
ご機嫌で帰宅。

夫に甘えて抱っこして帰ってくるが、
私のいる寝室に入るなり、夫からパッと離れ、
「おとうしゃん、ここはおんなのこの おへやだから、はいっちゃだめ!」
と拒絶。
夫が「ええ〜 いままで抱っこ抱っこだったのに!」とショックを受けていると、
「おとうしゃん きらーい、あっちいって!」
と追い打ちをかける。

がーん・・・・
これは一体・・・・  と立ち直れない夫。

うーん、これを一言でいうならね、

これが女だよ。

いつの間にか お箸をマスター

保育園の同級生は、みんなお箸を使っているというのに、
娘はガンとしてお箸を拒否していた。

多少、家で使うときもあったが、うまく使えないでヒステリー。
そしてまたフォークに逆戻り。

私がつわりになってからは、ごはんやみそ汁のにおいがダメになり、
料理は洋食中心に。
これでまたフォークばかり。

ところが今月に入ってから、急に「お箸使ってみるよ!」と言い出す。
使わせてみると、
正しく使えている。
えっ、いつの間に・・・

保育園の先生に聞いてみると、
保育園でも突然、お箸を要求し、上手に使えているとのこと。
「慎重な子だから、失敗するうちは使いたくなかったのでしょうけど・・・」

それにしても、いつ覚えたんだろう。
おなかの子に向かって、
「あかちゃんは おててでたべてもいいけど おねえちゃんは おはしでたべるよ! すごい?」
と威張っている。
「すごいバブウ」
と答えてやるしかないだろう。

本当につわりは終わるの?

復帰して2週間。

朝起きて吐く。
朝食後に吐く。
1限の前に吐く。
2限が終わると吐く。
5限が終わると吐く。
放課後も吐く。
帰宅後に吐く。
夕食後に吐く。
寝る前に吐く。


そんな調子です。
食べられないわけではありません。どちらかというと、ジャンクなものが食べられます。
しかし、ケンタは良いけどマックはダメとか、
唐揚げは良いけどコロッケはダメとか、変な状態です。

本当に終わるのか!?
また出産間際までこんなだったらヤダよう・・・

大阪の歌

娘が保育園で、耳を疑うような歌を習ってきた。
メロディーは、「いちろうさんのまきばーで、いーあいいーあいおー」の、あれです。

大阪には うまいもんが いっぱいあるんやで
たこやき ぎょうざ おこのみやき ぶたまん

大阪には うまいもんが いっぱいあるんやで
いかやき ばってら あわおこし  おこしやす

大阪には うまいもんが まだまだあるんやで
かに道楽 食い倒れ 吉本新喜劇 なんでやねん



・・・・この最後の「なんでやねん」が園児の間で大人気で、
みんなで「なんでやねん!」と突っ込みあっていました。

ええと、ここは東京の保育園です。