生後4〜5週

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母乳にプラスするミルクの量

生後3週頃から、母乳の出が良くなってきたみたいだ。
入院中は、明らかに出が悪くて、
カナエも母乳を飲んでいる間はしかめっ面。哺乳瓶をくわえさせると、泣いていてもぴたりと治まる。
そんな状態で、複雑な気持ちだった。
ミルクは、産まれてからの日数×10mlをゴクゴクと一気に飲んでいた。
このまま順調にいけば、生後2週間を越えたら、コンスタントに毎回100mlのミルクが必要になると思ったが、
そうでもない。

このごろ、毎回プラスするミルクの量は、40ml〜60ml程度。
せっかく80ml作ったのに、20mlしか飲まなくて、捨てる方が多い、なんてことが増えてきた。
「もったいない精神」があっても、乳児用ミルクだけは、作り置きや温め治しができない。
母乳だけで満足することも増えてきた。
でも、不足することもある。
夕方や明け方は不足することが多い。

だからといって、まず母乳を飲ませてから、ミルクを作りに台所に立つと、カナエを待たせてしまうことになり、
その間に大泣きしてしまって、後が大変。
それで、日中と夜は母乳にした。足りているらしい。
夕方と明け方はとりあえず「賭け」で、50mlくらいミルクを作っておき、
母乳を飲ませてから、不足していたらミルクをあげる。余ったらもったいないけど捨てる。
そんな方式にしてみた。

でもとにかく、「プラスするミルクの量」が予測できない。
たまに100ml必要になることもあるし・・・
混合栄養だと、このへんがネックなのかもしれない。
こんなとき、混合の人たちはどうしているのかしら・・・

哺乳瓶の耐久性

哺乳瓶は買わなかった。
ベビーザラスで、シリコン乳首の250ml瓶を1本もらった。
病院で、ゴム乳首の100ml瓶を2本もらった。
退院後はとりあえず、病院でもらった瓶で事足りていた。

でも、1ヶ月近く経って、ゴム乳首がへたってきた。
この頃、ミルクの飲みっぷりが悪いなあと思ったが、
「へたっていて飲みにくい」というのも原因だったかもしれない。

ゴムとシリコン、どっちが良いのかなあと迷ったけれど、
シリコン乳首の新しい哺乳瓶を買った。

哺乳瓶の説明書によると、シリコンにしてもゴムにしても、
乳首の寿命は、せいぜい1ヶ月なんだそうだ。

聞こえてるの? 見えてるの?

モロー反射は激しくしているカナエだが、
大きな音が聞こえても動じないことが多かった。
お客さんが来ても、一歳年上の大きな赤ちゃんの声が聞こえていても、
眠り続ける。
お祭りで窓の下は大騒ぎなのに、眠り続ける。
大丈夫なのか?  実は聞こえてないのか?

と、少し心配になったが、
生後4週に入ってから、眠り始めたカナエの前で新聞を読もうとして、
ガサガサとやったら、
激しくモロー反射をして「ああああ〜〜〜ん!!」と泣き出した。
ああ、聞こえているんだ・・・と安心したが、その後、寝かしつけるのが大変だった。

見えるかどうかはよくわからないが(見えていても、現在の視力は0.1以下らしい)
常夜灯程度の照明にした部屋の中で、カナエが起きているとき、
電気を全開につけると、目を一瞬ひそめるので、
光は感じているらしい。

おへそがイクラ

へその緒は、入院中にポロリと取れた。
その後、順調に乾いていっていたのだが、
生後4週に入ってから、にわかにヘソの内側に隠れていた部分が出てきた。
便秘のせいで押し出されたのかもしれないが、
イクラの粒のようなものが出てきてしまっている。
下手にいじると、つぶれて出血したり、ぽろっと取れてこれまた出血するのではないかと、怖い。
ちょっと周辺に、膿みのようなものが浮いてきているので、
入浴後にエタノールで消毒しているが、ちょっと滲みるらしい。
このまま放っておいても良いのか?

・・・便秘で小児科にかかったついでに聞いてみたら、「おへそは、こんなもんだ」と言われたけれど、
なんか気になる。

気に入っているらしい

授乳のとき、大きなクッション(実は妊婦用抱き枕)を膝に置き、
その上にカナエを乗せている。
膝に直接カナエを乗せると、高さが合わなくて困るし、暑いし、疲れる。

授乳クッションを覚えたらしい。
お腹が空いて泣いても、授乳クッションに乗せると、泣きやんで「いいお顔」をする。
ただし、10秒以内に授乳を始めないと、さらに大泣きする。

授乳後は、そのクッションの上で大の字になり、眠り始める。
抱っこしてベッドに移さなくてはならないが、
眠りが浅いときにベビーベッドに移すと、嫌がってまた泣く。
そこからの復旧が大変。
大人ベッドに移す分にはあまり嫌がらないのだけれど・・・

どうもカナエは、背中に当たる感触が柔らかい方が好きらしい。
ベビーベッドは、乳幼児の背骨の発達を考えて、固めに作ってある。
それが気に入らないのか!?
でも、なるべくベビーベッドに入れたい。

まだまだ、おもちゃやガラガラなんかは理解も何もしていないし、遊ばないけれど、
ガーゼは気に入っているらしい?
枕元に置いたガーゼを、よく振り回している。
単に、モロー反射のときにガーゼを偶然つかんだだけかもしれないけども。

受け入れないもの

(1)ベビースリング
せっかく妊娠中に縫ったのに、入れると泣く。
初めて入れたときは、「何よこれ」という顔をして、すぐ泣いたので出してしまった。
私の入れ方が下手だったのかもしれない。
「横抱き」の姿勢で入れるのは、案外難しい気がする。
「たて抱き」が可能になったら、もう一度やってみたいと思う。

(2)ミトン
爪で顔を引っかかないようにつけるもので、かわいいのがいろいろある。
産まれる前に2つ、用意しておいた。
赤ん坊の爪は小さくて、すぐ伸びる。そしてカッターのように鋭い。
モロー反射の勢いで、顔をすぐにひっかいてしまう。
それで、ミトンをはめてみた。
だめだ・・・
ミトンを付けてモロー反射をすると、手刀を切っているみたい。
ほとんど「チョップ軍隊」状態。(チョップ軍隊は「ラーメンズ」のネタ)

(3)おしゃぶり
おしゃぶりを付けると泣きやむ、と聞いたので、付けてみた。
2〜3回、くちゅくちゅと吸って、
何も(ミルクも母乳も)出てこないのがつまらなかったらしく、
すぐにぺっと出した。
しつこく、もう数回やってみたら、
「いい加減にしてーーっ!」という感じで、怒って泣いてしまった。
本物の母乳をあげて、ゴキゲンを取り直した。大変だった。

(4)ホワイトノイズ
「赤ちゃんがぴたり泣きやむ魔法のスイッチ」という本に、
「泣いている赤ちゃんに“しーっ”という音を聞かせると、泣きやむ」と書いてあった。
赤ちゃんは、居心地の良かった子宮へのホームシック状態にあり、
子宮の環境を再現すると機嫌が良くなるのだそうだ。
子宮の中では、母親の血流の音が聞こえており、
「シーッ」の声が似ている。または電化製品の音や、テレビの砂嵐の音でも良いとのこと。
そこで、やってみた。テレビの砂嵐。
聞かせて10分。確かに黙った。しかし、手足は相変わらずバタバタさせている。
聞かせて20分。再度、泣き出した。
ダメらしい。
結局、カナエを泣きやませるには、ミルクか母乳を与えるのが一番のようだ。
ほんの一口足りないだけでも泣くんだから・・・

赤ん坊も夢を見るの?

赤ん坊も夢を見る、としか思えない目覚め方をしていることがある。
平和に寝ていたと思ったのに、突然、大泣きして起きる。
「カナエちゃん、怖くないよ、母さんここにいるよ」と声を掛け、
寝たまま母乳を与えて落ち着かせる・・・

初めての経験(外出など)をしたり、お客さんが来た後の夜に、
こうなることが多い。
赤ん坊は1日の終わりに、パソコンで言えば「デフラグ」をかけているようなものなのかもしれない。

便秘

退院すぐは下痢で困ったが、
生後4週間から便秘で困った。
まる2日出ないので、小児科に行ってみた。
本当はかかりつけにしようと思っていた近所の医院に行きたいと思っていたが、
お盆休みで休診。
近辺で唯一開いていた小児科へ。
(下痢のときは総合病院救急だったし、いつまでたってもかかりつけ医に行けない)

即、浣腸。
浣腸剤と下剤を処方してもらった。

浣腸はすぐに効いて、どっさり出た。
しかし、その後また2〜3日に一度のペースになってしまった。
下剤や浣腸を使ってもう一度出してみたが、
こんなに週に何度も薬を使って良い物か?

砂糖水(湯50mlに砂糖3g)を飲ませたり、綿棒で肛門を刺激してみたが、
あまり改善しない。
寝る前・目覚める前に「うーーーーん」と赤い顔できばっていて、苦しそうだ。

保健師さんが来てくれた

市の保健センターから、生後1ヶ月頃の赤ん坊の家庭に保健師さんが来てくれる制度がある。
カナエの身長・体重を測り、
授乳相談(プラスするミルクの量について・・・・結局、決めることはできないとのこと)などしてから、
便秘について聞いてみた。
生後1ヶ月でも、2日に一度程度のペースの子はいるそうだ。
生後3ヶ月くらいになれば、そんな子はたくさんいて、
大人が考える「快便」の状態とは少し違うものだとのこと。
例え2日に一度の排便でも、出てきている便がゆるければ大丈夫。
固いと、この月例の子には出しにくいかもしれない。
・・・結局、この日の5日後に1ヶ月検診が予定されているので、
そこまで様子を見て、ドクターに聞いてみることにした。