1歳半

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げほげほ

1週間ほど、ホームページの更新をしなかったけれど、実は私が風邪を引いていました。
熱がそう出ているわけではなく、喘息の発作でもなく、
ただただ、日常生活がどうにか送れる程度に、咳が止まらない。
一時は、ほぼ一晩中咳きこんで、苦しかったです。

かかりつけの医院がなかなか咳止めを処方してくれず
(喘息もちの咳はむやみに止めるより、去痰剤にした方がいい・・・ということになっているらしい)
去痰剤や抗生物質、総合感冒薬を数日飲んだけれど、
別に咳が止まるわけでもなかった。むしろ、咳は日に日に激しくなる。
「空咳」がいつまでもいつまでも続いて、本当に苦しい。

痰はもともと少なかったのか、咳をいくらしても痰は出ないし、
かといって痰が出ないと、いったん始まった「連続咳」は止まらない・・・
一週間ほどそんな状態で暮らし、主治医は「風邪というより、アレルギー反応じゃないかねえ」
・・・と、アレルギー用の吸入薬を処方。
「頼むから咳止め下さい〜〜」と言って、ようやく咳止めも処方してもらった。
これでようやく、「空咳」から「湿った咳」に変化してきた。
まだまだ咳は続いている。夜、寝入る前が特にひどい。
でも、空咳よりはマシな感じ。痰が出るまでの咳の回数が少ない。

待合室に貼ってあったポスターの、「結核は、過去の病気じゃないんですよ」
というコピーが気になる。(結核は熱が出たりするそうだから、違うだろうけど)

狼藉者カナエ パート14

年末、初めてクレヨンを一箱渡してみたら、「描くもの」だと理解できなかったらしく、
積み木のように積んだり並べたりして遊んだあげく、
普段使っていない引き出しにこっそり収納してしまい、
数日、見つけられなかったことがあった。

それで今日は、クレヨンを一箱見せ、「どの色が好き?」と聞いてみた。
青いクレヨンを選んだので、それだけ渡して、
そばに古いカレンダーの裏紙を用意しておいた。
ところが・・・・・・・・・・・ カナエはいつの間にか、「クレヨンは描くもの」と理解していた。
そして、クレヨンでドアに!!  そして床に!!  思いっきりグルグルと落書きを始めた。
うわーーーーー  でもこのクレヨンは、「濡らした布で拭けば落ちる」と説明書にある。

どれどれ。    うん、ちゃんと落ちる。
じゃあまあ、あまりダメダメというのもなんだし。
好きなだけお描きなさい。

ところがしばらくしてカナエは、その左隣の壁紙部分(白い壁紙)にも描き始めた。
えーとここは・・・・  落ちないじゃないかーーーー!!
「ふすまや壁紙は、落ちない場合があります」と説明書にある!!
濡らした布で拭くと、薄くなるけど完全には落ちない。

待て待て待てカナエーーー!!
あわてて、洋裁用の製図用紙を壁紙部分にべったり貼り付けた。
これでよし・・・・

クレヨンでいろいろ描くのはかなり気に入っていて、
一本渡しておけば、30分近くひとりで遊んでいてくれる。
次の問題は、よそのおうちに行ったときに、描いちゃうかもしれないことか・・・?
「だってうちはどこに描いてもいいんだよ」って。

麦茶ゴクゴク

このところ、お風呂上がりに「ばっぱ!」ではなく、
麦茶を指でさして「あーーー!」と要求するようになった。
私がそばにいても、まずは麦茶。
どうやら、1歳半にしてようやく、「のどが渇いてゴクゴク飲みたいときは、麦茶の方がいい」とわかったようだ。
そんなわけで、お風呂上がりはまず麦茶をゴクゴクと100mlちかく飲み、
「ぷはーーー!」(本当にこういう声を出す。だから、ビール飲んでプハーと言うのは、きっと人間の本能なんだよ)

じゃあ、ばっぱはなくても、いいんだね〜〜〜
と思うと、「ばっぱ!」と要求する。
それはそれで、欲しいみたい。

さっきも、私のばっぱを飲んでから、夫に麦茶をもらい、
そのまま夫のおなかに体当たりして遊んでいたので、
「じゃあ、お母さんはお風呂に入ってくるからね〜〜」と部屋を出ようとしたら、号泣。

泣くのは「儀式」らしい

しかし、泣くのは「儀式」らしい。
泣いて見せて、引き留められたらめっけものというか。

私が部屋を出ようとしたら号泣し、そのあとしばらく泣き声が聞こえたが、
お風呂から上がったら、とうにカナエは熟睡。
夫によると、あのあと5分ほどで眠ったそうだ。
ふて寝作戦、成功。

先日も、お風呂上がりにいつまでもリビングで遊んでいるので(手足ホカホカなのに)
夫に相手を頼み、私は洗面所で髪を乾かしていた。
リビングに戻ったら、誰もいない。
寝室でカナエは熟睡。10分も経っていないのに?
これも、夫に聞いたら、
「あのあとすぐ、自分でハイハイして寝室に行き、ベッドによじ登り、パタンとうつぶせになって勝手に眠った」
とのこと。
私がいなければいないで、ちゃんと眠れるのね・・・・

公民館の保育室に行くときも、保育室の前で入室を待っているときは、
他のお友達に手を伸ばして声を上げたり、
窓から保育士さんたちを覗いて手を振ったりと、かなりやる気満々。
しかし、いざ入室となると、急に泣き出して、入り口からハイハイで脱走しようとしたこともある。

でも、それをムリヤリ置いてきて、窓から様子を覗くと、
カナエはもう普通の顔をして、テーブルに置かれたシールを選んでいる。
入室してから1分も経っていない。
(入室したら、好きなシールを出席カードに貼ることになっている)
保育士さんにあとで聞くと、「カナちゃんは最初だけ少し泣いて、あとはすごく楽しんでますよ」だって。

よく、保育園に子どもを通わせ始めたばかりのお母さんの、
「保育園の入り口でいつも泣かれて、ママ行かないでなんて言われると、辛くて・・・」
という悩みを聞くが、
子どもは、入ってしまえば案外楽しんでいる・・・のだろうと思う。
大丈夫よ。

お花大好き

私の誕生日に、義父上がお花を送って下さった。
生けてみたら、すぐカナエが寄ってきた。

実はカナエ、お花が大好き。
色とりどりなところと、花びらのヒラヒラした感じがいいらしい。
先月、シクラメンの花びらを思いっきりむしってくれた「前科」があるので、
この花瓶は高いところへ置きました。
カナエは怒ってましたけど。    だって私に届いたお花だもーん


手作りおもちゃ、バカウケ!!

公民館の保育室、保育の間にいろいろと講座を受講しています。
先週と今週は、中野のおもちゃ美術館の館長さんが来てくれて、
子どもとおもちゃについての講義と、おもちゃ作りの実習をしました。
これがとても面白くて、おもちゃはカナエにバカウケ。
同業者の皆さんにも、授業の参考になるかもしれないので、作り方を紹介します。
「箱カメラ」という、からくりおもちゃです。

材料と用具
1リットルの牛乳パック   タコ糸50センチ
はさみ  千枚通しなどブスッと刺して穴を開けられるもの
セロテープ
油性マジック(絵を描くのに使います。でも私は今回、シールを貼りました。猫シール大小を用意)
(1)
牛乳パックの、てっぺんの三角折りされてる部分を切り落とします(この部分は使いません)
残りの部分を、だいたい半分になるように切り分けます。
定規を使うほど正確にしなくてもいいです。
(2)
二つに切り分けたパックのうち、「底」の付いていない方(上半分の部分)の、厚みを半分にするように切り分けます。
(真ん中に折り目を付けると簡単です)

切り分けた上半分は、そのまま使います。
下半分は、もともとパックに付いていた折り目より、ちょっと内側にはさみを入れて切り落とします。
切り落とした細長い部品の、片方だけあとで使います。
(3)
さっき切り分けた下半分の、
真ん中部分と細長い部分に、穴を開けます。
だいたいこの写真のような感じにブスリと。
タコ糸が通るように、割と大きめに開けます。
(4)
最初に切り分けたパックの下半分(そこが付いている分)の、
一番下の真ん中へんに、穴を開けます。
何となく×の形に紙が折り重なってるので、
その中心を狙ってブスリと。
(5)
さらにその、全面部分の角から1.5センチくらい内側に、
4つ穴を開けます。
(6)
その穴を頼りに、はさみで窓を開けます。
こんな風に、額縁っぽく。
完全フリーハンド、測ってまで丁寧にする必要はありません。
(測っても別にいいですけど)
(7)
絵を描きます。
絵は、2枚連続して一つのストーリーになるようにすると面白いです。

最初の絵は、
写真(3)の右側の部品に描きます。
2番目の絵は、
写真(2)の上半分の真ん中部分に描きます。
(ここでは、大きな猫シールを貼りました)
(8)
写真(7)のように、絵を描き終わった部品を、窓を開けた本体にくっつけます。
この写真のように、窓から1〜1.5センチの隙間をあけて差し込み、
端をセロテープで留めます。
(9)
部品をそれぞれ、1本のタコ糸でつなぎます。
まず、細長い部品(持ち手です)の上部分をしっかりしばります。
そこから出てきた長い糸を、本体の底から通します。
で、またそこから出てきた長い糸を、もう一枚の部品(最初の絵が描かれたもの)の下部分にしっかりしばります。

これで完成です。
遊び方
最初の絵が描かれた部品を、
窓と2番目の絵の隙間に入れます。
(この写真は白紙ですが、後でカナエに小さな猫シールをたくさん貼らせました)
このとき、2番目の絵にくっついている糸が、下側に来るようにします。

最初の絵(小さな猫たち)を子どもに見せながら、
思い切り持ち手を引っ張ると、
「カシャ!」という音がして、一瞬で大きな猫の写真に入れ替わっています。
「にゃーにゃ!」とバカウケ。
これは講義中に作った物。
「おいしいイチゴ、いただきま〜す!」

カシャ!
「わあ、もう食べちゃった〜〜 おいしかったあ!」

これで、カナエはパチパチ手を叩き、
「もっきゃ!(カナエ語でもう一回という意味)」の連続です。
中断するとベソかくんだから・・・

このホームページで見ると、めんどくさそうに思えるかもしれませんが、10分ちょっとで作れます。
それでものすごくバカウケ。
かつて、こんなに食いつきの良かったおもちゃがあっただろうか・・・?

多分、いないいないバアを喜ぶ月齢だったら、ウケると思います。
大人でもけっこうウケるかも。

講師の話によると、子供時代は遊びの天才で、なんでも楽しむことが出来る。
その体験は大切にしたいもの。

おもちゃにはいろんな種類があって、
こういう、手作りおもちゃや自然物、積み木やブロックのようなシンプルなおもちゃは「低カロリー、主食的」
コンピュータゲームのような、それ自体の遊び方が決まっているおもちゃは「高カロリー、おやつ的」・・・
どちらのおもちゃも大事だけれど、バランスを考えると、おやつが主食を上回ってはいけない。
子どもはおやつが大好きだけど、おやつばかり食べると体を壊してしまう。

主食もちゃんと与えるのは、親の責任なんでしょうね。


本日は大安

本日は大安ですので、ひな人形を出しました。
去年はリビングの低いテーブル(というか、ちゃぶ台)の上に出したのですが、
今年、そんなところに出したら、カナエがメチャクチャにするに決まっているので、
玄関に出すことにしました。
玄関、下駄箱の上に、ちょうど人形やお花を飾れるスペースがあります。

本当はカナエが昼寝しているスキに出すつもりでしたが、ちっとも寝ない。
仕方なく、カナエの目の前で組み立て始めました。
案の定、すごいスピードで玄関に出てくる。
ぼんぼりをいじる。 何を思ったか、自分の「くまちゃん」を連れてきて、人形の収納箱に入れようとするし。


どうにか出せました。
カナエ好みの細かな飾りものがたくさんあるので、
なかなか大変です。しまうときは絶対、寝てるときにしなくっちゃ。

こういう純和風の人形は、カナエは他に持っていないせいか、
かなり興味津々。
「これ、カナちゃんのひな人形だよ。カナちゃんが元気で幸せになるようにって用意したんだよ〜〜」と言いながら、
お姫様や殿様の人形を見せたら、「ほおう〜〜」という声を出し、ニコニコしていた。
そのまま人形を抱きたそうにしていたけれど、
「あー、触っちゃいけないのよ・・・・お雛様のお部屋に飾ろうね」と、玄関に飾ったら、
ベソかきながら手を伸ばして追ってきた。
抱っこして全体を見せたら、ものすごく嬉しそう。
降ろしたら泣いた。
じっくり見たいのかなあ。
安全のためには、やっぱりここに出すのが一番だけど、
カナエの人形なのにカナエが見にくいというのも、かわいそうな気がする。

人形の着物は絹だし、顔もデリケートな素材で出来ている。
ヘタに触ると、そこからカビが生えてしまうこともある。
だから、ひな人形を出す前には必ず手を洗い、姫と殿を出すときは手袋を付けている。
来年か再来年なら、飾り物の組み立てぐらいはカナエに手伝ってもらうのもいいと思うけど、
人形を出すのは当面、私の仕事・・・

お風呂とトイレの模様替え・・・

セカンドシューズを買ったついでに、おもちゃ売り場をのぞき、
「お風呂で遊べるシールセット」を買いました。
以前、似たようなのを通販カタログで見ており、
これはいいかもしれない、と思っていたのでした。

ズバリ、はまっているカナエ。
「サバンナの動物」をテーマにしているのか、シマウマやライオンの絵が、
圧縮スポンジシート(?)に描かれています。
このシートを濡らすと、お風呂場の壁に貼り付けることが出来る。

夢中で、貼ってははがしています。
おかげで浴槽に浸かっていられる時間が延び、湯冷めの心配が減ったし、
写真左下の「湯沸かしスイッチ」をいたずらすることもなくなりました。

さらにこれは、夫が一目惚れして買ってきました。
便器のフタカバーとペーパーホルダーカバーのセット。
(便座カバーとトイレマットはもともと家にあったもの)
そう、これを付けたトイレは、
「おかあさんといっしょ」の中の「パンツぱんくろう」コーナーとまったくそっくりに。

カナエもだんだんこの番組を喜ぶようになってきていて、
(去年の今頃は、あたし関係ないって顔してたので、成長したものです)
飾られたトイレを見て嬉しそう。
オムツを外していくのはもう半年は先の話だけど、これで楽しくトイレに慣れていってくれればいいなあ。
うちでは、オマルは使わないつもりです。いきなり補助便座で行こうかと・・・・無謀?


歩かないのに「セカンドシューズ」

昨日、私の誕生日だったので、
夫が「マキシム・ド・パリ」で、ケーキを買ってきてくれた。
なんと迷ったので、2個買ってきてくれた。

「高かったでしょう・・・」と聞くと、
「ケーキとしては高いけど、光り物をねだられることを思えば、
とても安い」と答えた。
私は安上がりな妻だ。

さすがにいっぺんに食べられないので、2日に分けて食べた。
カナエにも少し分けてやる。イチゴ大好き。

カナエがはじめて一歩踏み出してから1週間。
ようやく、3歩歩いた。
ただし、ベッドの上で・・・・・  フローリングでは歩かない。
あんなに足場の悪いところで歩くのに、どうして?

ちなみにフローリングでは、「ひざ立ち」で歩いている。
これがまた、けっこうスピードがあるし、ちょっとした荷物は運べてしまう。
保育室の保育士さんも驚いていた。
ひざ立ちでこんなに歩く子は見たことがない・・・と。
カナエは、つかまり立ちの前に「つかまりひざ立ち」、一人で立つ前にも「ひざ立ち」の時期が、
それぞれ1ヶ月ほどあった。
だから、今回もひざ立ち歩きの時期があるのかもしれない。

出産祝いにいただいた靴は、12.5センチで、とうに入らない。(一度もはいていない・・・)
現在は、「防寒用」として、散歩の時に13センチの靴を履いている。
無印良品のフェルト製の靴で、足の甲にゴムがX型に付いている。
可愛いけれど、履かせやすいとはいえない。
靴を履かせると、歩くどころか立つことさえしない。
この靴が、なんだかさらに履かせにくくなってきた。
もしかしたら、サイズが変わったのかもしれない。

ベビーザラスの靴売り場で、店員さんにサイズを測ってもらった。
どの子も、サイズを測ったり試し履きをするときは大泣き。カナエも超音波。
カナエのサイズは14センチだった。
本当は、カナエのような段階(ほとんど歩かない)ならば、
「ファーストシューズ」として設計されている靴がよい。
歩くより立つのに合わせて靴底が柔らかく、つま先のゆとりを多めに作ってある。
しかし、どこのメーカーも、ファーストシューズは12.5〜13センチまでしか作っていない。
そう、14センチと言ったら、普通なら2歳半から3歳なのだから・・・

それで、「セカンドシューズ」として設計されている靴にした。
足首をしっかり守るハイカットタイプ。
アップリカの、足の甲にマジックテープが3本付いている靴にした。
だいぶ履かせやすい。
大泣きしていたが、立たせたら立った。
靴を履いても立ったのは初めてだ。

本当は赤ちゃんも動物なのだから、裸足が一番自然なのだろうなあ。


ちゃんとした寝言

寝ながら、なんだかわからないことをゴニョゴニョと言っていることはよくあったけれど、
昨夜ははじめて、「日本語?」で寝言を言っていた。
眠りながら、「バア!」と言い、しばらくして「にゃーにゃー・・・」と言い、
さらにしばらくして目を覚まして「ばっぱー」だった。

おばあちゃんと遊んで、猫も出てくる夢でも見ていたか。

はじめてのベビーシッター

登録しておいたベビーシッター会社に頼み、午前中3時間だけシッティングを頼んでみた。
4500円プラス交通費なり。
シッターさんは隣町に住んでいる。(だから、交通費も安い。これは重要)
シッターさんは40代の子育て経験のある人。
カナエは週1回、2時間だけ離れることには慣れてきたが、
今度は周囲にお友達がいるわけではないし、何人もの保育士さんがいるわけではない。
慣れた自宅とはいえ、初対面の「おばちゃん」と、1:1で楽しく過ごせるのか・・・?

シッティングに必要なもの(オムツやタオル、着替えなど)をカゴにまとめる。
カナエのおやつとお弁当を作っておく。
申し送りメモを書く。

そしてカナエに、
「今日ね、お母さんはご用があってお出かけするの。
カナちゃんは○○さんと楽しく遊んで待っててね。
カナちゃんがお弁当を食べ終わった頃、お母さんは帰ってくるからね」
と、説明する。

そうしたら、カナエは言っていることは大体わかるので、
ちょっと涙目になってしまった。
そこへ、シッターさんが到着。
カナエを抱っこしたまま、室内について説明したり、申し送りの打ち合わせをしたり。
この頃のカナエは、お客さんにはだいたい愛想が良くなっているので、
シッターさんにもニコニコと手を伸ばす。

そこでもう一度、「カナちゃん、お母さんはご用があって・・・」と説明したら、
「これがその○○さんかーーー!」という感じに、ベソをかき始めた。
そこでシッターさんに抱っこを交替。
カナエの好きなDVDを付け、シッターさんはあやし始める。
そこで私はそっと出かける。

私の出かけ先?
それは、公民館の講座で紹介された、隣接学区の小学校。
そこのPTA活動で、図書館の整理などをしているので、その見学と活動参加。
高校はたいてい、学校司書という独立した職員がいてくれるおかげで、
図書館はきちんとしているが、
小学校にはそういうものはない。いったいどうしているんだろうと思っていた。
私が小学校の時は、教員が生徒を使って整理していた。だから私は本の補修や分類などをしたことがある。
最近の小学校は、PTA活動で図書館の整理をしているのが多いらしい。

この小学校は講座の講師宅のそばにあり、新規購入図書の選定や、図書の整理の面倒を見ている。
だから、良い本が多くそろっている。町の図書館の児童コーナーよりいいぐらいだ。
貸出業務も、バーコードが使われていて驚いた。
子どもたちは自分で「ピッ!」とやって、週に3冊借り出している。
しかし、なにぶん小学生の使う本棚。返却後の図書の戻しを本人に任せているので、
「迷子」の本がたくさんある。まずはそれをチェックし、迷子を元に戻す。
ここの図書館のいいところの一つは、背表紙の分類を、普通なら数字を入れるのだけれど、
アイコン・シールにしているところ。虫の本なら虫、料理の本なら目玉焼きの絵がシールになっていて、
同じ棚に同じシールが並ぶようにすれば、小学生でも無理なく本棚の整理が出来る。
新着図書もあったので、その背表紙に新たにシールを貼る作業もした。

今どきの小学校図書館がどうなっているのか見ておきたかったことと、
小学校のPTA活動がどんな感じなのか、知っておきたかった。
復帰したら、当分こういうことはできなくなるので。

今日のは平日の午前中の活動なので、フルタイムで働いていたらまず参加できないだろう。
でも、PTA活動には、出来るだけ参加したい。
PTA活動を専業主婦に全部押しつけるのもおかしな話で(子どもが小さかったり介護があったりもするだろうし)
親は子どもの学校にときどき行くようにするべきだし、親同士のつながりが出来るのは大事だと思う。
カナエの通う小学校は、どんな風になっているんだろう。
この頃は、フルタイムでも参加しやすいように、工夫されたPTAが多くなっているというけれど。
そうしたPTAなら、お父さんも参加しやすくて良いと思う。

そうして図書館活動を終えて、予定より20分くらい早く帰宅した。
カナエはすごくニコニコとシッターさんと遊んでいた。
さすがプロ・・・?
聞くと、カナエが泣いていたのは最初の1〜2分だけで、すぐに機嫌が直り、
絵本を読んだりぬいぐるみで遊んだり、散歩して公園で遊んだりして、
終始ゴキゲンだったそうだ。
作っておいたお弁当も、ほとんど全部食べていた。
すばらしい。
「カナちゃんエライねー! 楽しかったのねー?」と聞いたら、
「ヤターーーー!」とニコニコ。
シッターさんが帰るときには、「えー帰っちゃうのー?」という顔で、見送っていた。
これなら保育園も大丈夫かなあ。


実家にて、愛想良し

夫が地方出張なので、実家に帰って2泊してきた。
カナエが実家に泊まるのは、これで3回目。

ゼロ歳の頃は、私の父を怖がっている様子だったが、
今回はかなり慣れ、いないいないばあをして遊んだり、
父の帽子をかぶって遊んでいた。
もちろん私の母はメロメロである。全身でいないいないばあ。
そしてカナエもはしゃぎまくる。
食事もモリモリ食べ、喜ばせてくれた。

ただ、夜は、普段と違うところで寝るのが不安なのだろう・・・
夜中に起きるのは普段より少なく、1〜2回なのだが、
いったん起きると2時間以上起きていた。(普段はたいてい、おっぱい飲めばすぐ眠る)
いつまでもいつまでもおっぱいを飲んでいたり、泣いてしまったり、牛乳を飲んで遊びだしてしまったり・・・

そして、実家では昼寝もあまりしなかった。
夜きちんと眠っていないので、昼間は相当眠いはず。(私が倒れそうに眠かったぞ・・・)
顔をカイカイしたり、あくびをしたり、眠そうなポーズはかなりするのだけど、
眠るかなーと思うとピアノを弾いてみたり、おばあちゃんのところに行ったりして、
なかなか寝ない。
結局、昼寝は帰宅途中の電車の中で、30分だけ。
その分、帰宅後は夜7時頃、早々に眠ってしまったが。
おばあちゃんは「カナエちゃんもジジババにサービスして、疲れたのよねえ・・・」と言っていた。

ところで私の実家は、駅から15分以上離れたところにあるのだけど、
周辺に大きなスーパーなどがない。
コンビニが1軒、小さな商店が数軒、小規模な食品スーパーが2軒ある。
近所でカナエのオムツを買い足そうとしたら、スーパーは2軒とも扱いなし。
コンビニはカナエよりも小さなサイズの5枚入りだけ売っていた。
ようやく、個人商店の薬局で買えた。
ここも、扱いは「メリーズ」のみ。(本当はグーンが欲しかったのだが・・・メリーズは脇が破りにくいので)

これじゃあ、実家の周辺で子育てしている人は、急にパッとオムツを買い足したくなったとき、困るだろうな。
車があれば駅前のドラッグストアや大型スーパー、幹線道路沿いのホームセンターに行けるけど、
車のない人は大変・・・   雨が続くと、赤ちゃん連れで駅前まで行くのは厳しいよ。

個人商店の薬局は、大型スーパーのような「オムツの値引き」はやっていないけれど、
昔ながらの「おまけ」をたくさん付けてくれました。
ハンカチ。洗濯ばさみ。のど飴。ビーチボール。
ビーチボールで喜んで遊ぶカナエ。これは実家用のおもちゃとして、置いてきました。
そして、懐かしい「サトちゃんの象さん(10円入れて乗るヤツ)」がありました。
カナエは象さんを、「パーパー」と言うことに決めたようです。
「パオーン」と言いたいのでしょう。
パンダちゃんは「ミンミン」と言うことに決めたようです。どことなく中国風か・・・
帰宅後は、寝室のベッドの上にいつも置いているお友達のパンダちゃんに、
「ミンミン」と言いながら、何度もチュウしていました。


こんなにわかっていたなんて。

昨日の夜、「明日は保育室だから」と思って、
カナエに必要な荷物を見せながら、保育室用のカバンに詰めていった。
着替え。オムツ。ストローマグ。出席カード。名札。
名札は、以前も載せたことがあるけれど、
フェルトとゴムひもで、マスクのような形に作った。
これを両腕に通し、背負わせている。
実際使ってみると、安全ピンよりも簡単に早く着けられるし、
保育中に飲物をこぼしたりして着替えるときも、
簡単に名札が付け替えられる。
本人にとっても、邪魔ではない。
出席カード(毎回、入室すると、このカードに好きなシールを貼ることになっている)を見せたら、
カナエはニコッとした。
そうだ、このシールを貼るところなんだよね。
そして、名札を見せたら、カナエは私から名札を受け取り、なんとひとりで背負ってしまった。
背負うような動きが出来るということにも驚いたし、そういうものだとわかっているのにも驚いた。

さて今日。
普通の保育園などと違い、ここの保育室は入退室は、一斉に行う。
部屋の中と外から、「もういいかい」「もういいよ」と声を掛け合い、ドアが開くようになっている。
保育室の入室時は、やっぱりどうしても泣いてしまう。

でも、保育スタッフさんに聞いたら、「お母さんが行ってしまって、振り返ったらもうカナちゃんは泣いてなかった。
すぐ、シールを貼って嬉しそうにして、ままごとセットのところに行って、楽しくやってた」とのこと・・・
退室時も、いつも泣いているのだけど、
どうやらこれは、入退室時には仕方ないことらしい。(保育園に通う子にも、よくあることらしい)

講座の最後の方は、いつもスタッフさんが来てくれて、今日の保育室の様子を教えてくれる。
それによるとカナエは、

「最後の頃、年長の子どもたちを中心に、かくれんぼの遊びをした。
鬼が数を数えているときは楽しそうにしていたのだが、
『もういいかい』『もういいよ』のやりとりが始まったとたん、
カナちゃんが大泣きしてしまった・・・」

どうやら、私が戻ってくるときの言葉のはずなのに、
私がいないので、泣いてしまったらしい。
「もういいかい」 という言葉の意味を、ちゃんとわかっていたことにも驚いたし、
カナエは保育室を楽しみながらも、私を待っているのねえ・・・  と切なくもなった。


苦節559日!!

ようやく、歩きました。
ああ、待って待って待ちましたよ。
親が焦れば歩くってものでもないし、練習のさせようもないし。
ハイジのビデオは見せたけど、(クララが立った〜〜!の場面など)もちろん効果なし。
親の役目は「待ってやること」なんだなー と、よくわかりました。

ただし、歩いたのはまだ一歩です。
一歩歩いてはしりもち、また一歩歩いてはしりもち。
本人はものすごく得意そう。「ヤターーーーー!」と自画自賛の拍手。
しかも、ベッドの上では歩くけど、床の上では歩きません。
一人で立ったときと同様、転んでもいいように、自分で対策を立てているのか・・・?

ここから、ちゃんと両足が交互に出て、本格的な二足歩行になっていくのかしら。
今のところは、ホンダのアシモくんのほうが100倍上手に歩けてます。


動物園

隣町の動物園へ行った。
近いので、思い立ってすぐに行けるのがいいところ。
多摩動物園や上野動物園のように大きくはないし、
象やライオンはいないけれど、
近くで動物を見られるし、
赤ちゃん連れには程良い広さ。

多摩動物園みたいに、坂道を上ってヘトヘト・・・なんてこともないしね。
モルモットがいっぱい。
時間帯によっては、モルモットの抱っこ体験が出来るそうです。
カナエは見て、かなり喜んでいました。

鳥が各種、放し飼いにされています。
逃げないのか・・・? (インコも孔雀も、写真のホロホロチョウも放し飼い)
一部、珍しい鳥だけは屋根と金網のあるケージに入っていますが、
隙間からそのへんの雀がかなり入ってきて、
エサを横取りしていました。
真ん中へんに広場があり、
トンネルや機関車、ピクニックの出来そうな広場がありました。
梅や桜の木もあるので、季節にはお花見もいいかも。
張りボテ(?)の象や虎、恐竜もいます。
ぺしぺし叩いて喜んでいる。
ヤクシカ。
角をがちんとぶつけて、喧嘩か?
と思ったら、すぐに離れていきました。
ペンギンさん。  ちょっと生臭い。
寒いので調子いいみたい。

ここにいるペンギンは、わりと小柄なフンボルトペンギンだけど、
一番大きな皇帝ペンギンは、身長120センチなんだそうです。
実物大の板絵があったけど、
パッと見、私と同じくらいの大きさだ。
ビーバー。
テーブルの足をカリカリとかじっていました。
カナエはこれを見て、「にゃーにゃ!」と言っていた。
・・・確かに猫も、カリカリするけど。

サバンナエリア。
シマウマ、ダチョウ、ペリカン、キリン、ラクダ、オリックスがいます。
このエリアの裏は、なんと小学校。
毎日、動物の声を聞きながら授業を受ける・・・
いいですねえ。

ペリカンが羽をバサバサさせていたら、
声を上げて大笑いしているカナエ。
面白いの・・・・?
キリンをこんなに間近で見たのははじめて。
本当にまつげが長い。
首を伸ばして、身長5メートルぐらい。
シマシマは、黄色いイメージがあったけど、実は白いです。

右側のキリンが小柄なので、親子なのかと思ったら、
左のキリンは雄で古参。右のキリンは雌で、2歳ぐらい。
ここに「お嫁」に来たんだそうです。

よく見たら、二匹のオリは仕切られていて、まだいっしょにはなれないみたいでした。
オオカミ。
オオカミを見て、「ワンワンワン・・・・」と一生懸命言っている。
うん。
確かに犬の仲間だね。
フェネック。

猫ぐらいの大きさです。
私は「フェネック」というと、高校生の時に売れていた漫画「ぼのぼの」に出てきていた、いつもウンチばっかりしている「フェネックギツネくん」を思い出してしまいます。

地元の動物園が、こんなに面白いと思いませんでした。
1時間半ほどで、ちょうど一通り見て回れますが、歩いたり走れる子なら、途中の広場で遊んでいくのもいいと思う。
入場料も安い。
大人は300円。
大人6人まで有効の、年間パスポートが2500円。6人で2回来れば元が取れるという・・・

カナエも、すごく楽しんでいた。去年、多摩動物園に行ったときは、なんだかわかってない様子でしたが、
今は動物を見て、その様子を喜んで見ています。育ったなあ。


トトロ笑い

先週、ジブリ美術館に行った影響か、(?)
トトロみたいな笑い方をするようになった。
おかしくて笑うときは今まで通りなのだが、
何か欲しいものがあるときや授乳直前は、
「いーっ」の口で、笑い顔を作る。
本当のトトロは、このとき目は見開いているが、
カナエは目を細めている。(見えてないだろう・・・)
これがカナエ流の愛想笑いなのかもしれない。

ゾンビ?

夫が添い寝すると、「仕方ない、寝るしかないか」と思うのか、数分で寝付く。
しかし、私が添い寝すると、欲しいだけ飲み、
寝たかと思って私が動くと、むくりと起きあがる。
まるでゾンビ。
ベッドの上でフラフラと立ち上がり、また「ばっぱ〜」と飲む。
この繰り返しで、寝かしつけに1時間はかかる。
早く卒乳してしまいたい・・・・

非常袋

心配しすぎかもしないが、私は東京に大地震が来るのをかなり恐れている。
とくに、職場復帰した後、仕事の時間帯に大地震が来るのがコワイ。
カナエと私、夫はそれぞれバラバラに行動している。
すぐにもカナエを迎えに行きたいが、
自分の生徒の一時避難や安否確認もしなくてはならない。
学校から保育園に歩いていくのも、安全じゃないだろう。
夫は都心に勤めているから、無理に帰宅しようとするのは危ないので、
しばらくは都心でサバイバル?

それでとりあえず、非常袋は作った。
非常食と水、救急用品とオムツなどを入れて。
自宅用・車2台に置いとく用・職場に置いとく用・・・・
今年の書き損じ年賀状を使って、「非常情報カード」も作った。
裏面に紙を貼って、血液型・身体特徴・職場・連絡先・健康保険証番号・避難先などの控えを書いておく。
避難所ではぐれたとき、写真を見せて「この人知りませんか」と聞いたり。

まさに考え過ぎだが、どんなに「お受験」が当たり前になったとしても、
(夫は会社近くの女子校がいいと思ってるみたいだけど)
カナエは高校まで、なるべく地域の中で進学させたいと思う。
なんとか歩いて帰ってこられる、またはお迎えに行ける範囲の・・・・
そして大学は、地震のリスクが低いアメリカ東海岸かヨーロッパへ・・・(まさか!!)

お返事ハーイ

この頃、カナエのフルネームを呼ぶと、
「はーい!」 (あーい! に近い発音)と手を上げて返事する。
どうやら、公民館の保育室で覚えたらしい。
ただし、保育室での出席取りの様子を見ていると、
別な子の名前を呼ばれても、「はーい!」と答えている・・・

毎日だまされる・・・

カナエは、髪と顔を洗うのが大嫌い。
私がひとりでお風呂に入れるときは、
まず、浴槽にフタをし、その上におもちゃをたくさん置いておく。
カナエは浴槽の縁につかまり立ちをさせる。
そのおもちゃでカナエが遊んでいる隙に、まず私が自分を洗う。

その後、カナエの身体を洗って流し、
顔と髪に石鹸やシャンプーをつけて洗うだけなら、
とくになにも言わない。
ただ、顔や髪にシャワーをかけると、大泣きする。

でも、かけて流さなきゃしょうがないので、顔や髪を流すときだけは抱っこする。
抱っこは大好きなので、「抱っこ!」というと、嬉しそうに抱っこされる。
そして私がシャワーを手にすると、「しまった・・・・」という顔をして、泣きながら洗い流される。
「はい、頑張りました」と浴槽に入れると、再びゴキゲンに。

毎日この繰り返し。
それでも毎日、「抱っこされたらお湯をかけられる」と学習せず、
抱っこされてくれるカナエは、いいやつだと思う。


オタフクも予防接種

「オタフク」の予防接種をしてきた。
近所の医院ではやってないので、中央の公立病院まで行って来なくてはならない。
そして8000円以上かかる・・・

オタフクについて、接種するべきではない(子どものうちなら軽症だし)とする小児科医もいるけれど
(「ぷちちお」など読んでいると、あらゆる予防接種に懐疑的な気持ちにもなるが)、
カナエに集団生活を予定している以上、一通りの予防接種はしておいた。

現在の日本では、予防接種は、悪い言い方をすれば中途半端な実行率・普及率だと思う。
案外、オタフクや水ぼうそうにかからないまま成長していくこともあるだろう。
実際のところ、私が風疹にかかったのは11歳。
弟が水ぼうそうにかかったのは17歳。
そして、私たち夫婦とも、おたふくの抗体を持っていなかった。
大人になってからかかったら、かなり重症になるはずだ。

予防接種をしても、大人になるまでに抗体がなくなってしまう人も多いと言うから、
カナエは妊娠を考える前に、一度抗体検査をしておいた方が良い・・・と大人になったら話さなくては。
(妊娠中にオタフクや水ぼうそうにかかるなんて、考えるだに恐ろしい)

秋に水ぼうそうの予防接種をしたときは、待合室でも診察室でも泣いて泣いて大変だったが、
今回はすごくいい子にしていた。
待合室に、大きな壁掛けテレビが入っていて、
入院案内やら栄養情報などが映されている。
その合間に、犬の写真が十数秒映るのが、すごく良かったらしい。
カナエもそうだし、待合室にいた子どもたちがみんな、指をさして「ワンワンワン!」と言っていた。

驚いたことに、注射をされてもまったく泣かなかった。
あとは、春先に三種混合をやれば、乳児期の予防接種は全部おしまい。


サイズ95を基本にしていくことに

この頃、サイズ90の服を着替えさせにくくなってきた。
また大きくなったのね・・・・
まだサイズ90も着られるけれど、
とりあえずパジャマは95に切り替えることにしました。
1年半で5回も(50/70/80/90/95)サイズが変わるなんて、
大人ではあり得ません。
この1年、家中で一番、衣料費がかかっているのはカナエです・・・・

ジブリ美術館へ

カナエにはまだ早いかと思いつつ、「トトロ」のDVDを見せてみたら、
会話の場面では興味なさそうにしているけれど、
大トトロが出てきたとたん、ものすごい食い付き。

それで、三鷹のジブリ美術館に行ってみました。
ここはなかなかチケットが取れないと思っていたけれど、1〜2月はどの日も、一日の中のどこかの時間は予約が取れます。
私たちは前日に予約しました。

ただし、夕方4時からの回だけがあいていました。
駅からバスも出ているけれど(三鷹駅ホームから改札に行くエレベーターなし!)、玉川上水沿いを歩いていきました。
こんなところで太宰さんは本当に入水自殺できたのかしら・・・と思うぐらい、三鷹は都会に見えますが、5分も歩くと川縁は木が深くなります。

寒いので、カナエは肌着2枚+裏地付きのニットワンピース+タイツ+膝丈パンツ+ジャンパー+膝掛け+帽子+マフラー+手袋・・・
の、完全装備。

道沿いの鉄柱に触りたがるカナエ。
途中、山本有三記念館を見つけました。
山本有三(「心に太陽を持て」「路傍の石」)などが実際に住んでいた住居が、そのまま文学館になっています。
門の前には、「路傍の石の本物(?)」が置いてあります。デカイ。

無料開放・・・
昭和の初めは、三多摩地区(郊外)に住むのが文化人の流行だったのでしょうか・・・
当時のまま、もしくは忠実に再現したステンドグラスや家財道具、室内を見ることが出来ます。
裏庭から住居裏側を望む。広い敷地です。
建物の造りも当時のモダン風。(写真は裏庭から撮ったもの)
ジブリ美術館入り口前にて。
大トトロが迎えてくれます。(本当の入り口はもっと右側)
大トトロの下には、真っ黒くろすけがいます。
美術館の外側をぐるっと散歩してみました。
館内は撮影禁止です。(撮影している人はいっぱいいるけど)
カメラを通して記録に懸命になるのではなく、自分の目で思い出を記憶して欲しい・・・という趣旨でのルールです。
私がカナエをビデオ撮影しないのは、同様の理由からです。
館内にはカフェがあります。この黄色いテントはカフェの待合室兼持参したお弁当を食べる場所です。絵本や膝掛け、ストーブが用意されていました。
カフェは常に満席です。美術館は6時に閉まりますが、カフェは7時までやっています。私たちは6時ちょっと前にカフェに行き、20分ほど待ってお茶しました。

イチゴのショートケーキを頼んだら、ビックリ。普通のケーキよりずっと大きくて、スポンジも全粒粉を使っているのか、茶色いです。そして、ケーキ上部にはイチゴが10個ぐらい、びっしり並んでいます。
カナエはすかさずイチゴを手でつかみ取り、バクバクと全部(!)食べてしまいました。(2個、投げてしまった・・・)
アイスココアを頼んだら、ストローはプラスチックのではなく、本物の麦わらでした。初めて見た。

どのメニューも一ひねりした、そそるものばかりです。
待ってでも行ってみて良かった。
屋上の鉄人ロボット。
屋上は庭園状になっていて、顔のすぐ近くまで草木が迫ります。喜んでつかむカナエ。

小学生まで限定の「ネコバスルーム」にも行きました。まだ歩けないのでどうかと思ったけれど、ネコバスの中や周りに真っ黒くろすけのぬいぐるみがいっぱい置いてありました。カナエは初めのうち、入り口周辺に座り、ぬいぐるみを私に渡すばかりでしたが、徐々に調子が出てきてネコバスの中に身体を入れてぬいぐるみを持ってきたり、またそれを戻したりと楽しそうにしていました。はまってきた頃、交替の時間(混んでいるので5分交替)。ちょっとベソかいて離れたカナエでした。
感心したのは、年長の子どもたちが、カナエの周辺では飛び跳ねたり走るのを遠慮してくれたり、カナエにぬいぐるみを譲ってくれたりしたことです。日本の未来はまだまだ大丈夫・・・なんて。

小さな映画館が付いていて、今日は「いやいやえん」を原作にしたアニメをやっていました。15分くらい。
はじめのうちはカナエも喜んで見ていて、アニメの中で子どもが「出来たぞー!」なんて喜んでいたら、カナエもいっしょに「ヤター!」と拍手。
しかし館内が暗くて、眠くなっちゃったのか、「ばっぱー! えーん!」とグズリ始めた。暗いのに乗じて、こっそり授乳してしまいました。

アニメの仕組みがわかりやすく、面白く展示してあります。
カナエが歩けるようになっていたら、もっと楽しめたかなあ。
館内自体が、小さな螺旋階段や踊り場が豊富で、探検するのも楽しそうな造りでした。ただ、ベビーカーでは行けないので、交替で抱っこ・・・
重くて大変でした。
帰る頃にはもう真っ暗。
この近くに、よく行ってたお寿司やさんがあるので、
久しぶりに寄りました。(1年3ヶ月ぶり)
カナエのために、薄く切った鉄火巻き(マグロの柔らかい部分を選んでくれた)や小さく切ったホタテ、玉子焼きを作ってくれて、
カナエは拍手しながら喜んで食べていました。
こんな小さなうちから贅沢を覚えさせて良かったのかなあ。

電車の中でぐずらないか心配だったけれど、行きも帰りも機嫌良くしていました。カフェのウエイトレスさんやお寿司やさんの大将夫婦にもやたら愛想良く、「ばいばーい!」と笑顔で何度でも手を振る。
今度はカナエが話せるようになったら、また来たいなあ。