1歳7ヶ月

yousight

カナエ語辞典

どうもこの頃、カナエの中では「要求」「伝えたいこと」があふれているらしい。
しかし言葉の数がまるで足りないため、うまく言えなくてとてもイライラしている。
このところ、一番口にするのは「あーーーー!」
言葉が退化している・・・ (この時期を過ぎれば、べらべら喋るんじゃないかと思うが)

少しずつカナエ語は増えている。
ママ=お母さん   マンマ=ごはん、おなかすいた
ニャーニャ=猫   ニャンニャン=にんじん
ブーブ=車     ブーブー=ぶた    プープー=熊のプーさん
メーメー=牛、山羊、羊  メメー=やっちゃだめなんでしょ、わかってるけどやっちゃうよ
バア=いないいないバア、こんにちは   バー=象
ミンミン=パンダ、熊類    メンメン=麺類

似たような発音で意味が違うため、聞き取りが難しいです。
LとRの発音の違いより微妙だと思う。


公民館保育室 最終回

11月から毎週2時間通っていた、公民館主催の「保育付き市民講座」が終わった。
全部で15回ほど。
初めてカナエと私が離れ、それぞれ別に行動する経験をした。
毎回の講座が始まる前には、「お母さんは別の部屋で勉強しているから、カナちゃんはここでお友達と、おばちゃんと遊んで、おやつを食べて待っててね。お昼に迎えに行くからね」と、カナエと約束していた。

最初の頃こそ泣いて、私も切なくなったけれど、
カナエは割合、馴染みが良かったようで、
入口で「ああ〜ん!」と大泣きしているのを、ムリヤリ保育室に押し込んでも、
10秒ほど経って窓から中を覗いてみると、カナエはもう普通の顔をしてシールを選んでいたり。
様子を聞くと、中ではとても楽しんでいるそうだ。

子どもたちはゼロ歳からもうすぐ4歳という異年齢の集団で、
年長の子は友達と遊ぶ、という楽しみを見つけやすいけれど、
年少の子は初めのうち、なかなかそうはなれない。
誰か保育スタッフの一人をよりどころにして、抱っこしてもらったり気分転換しながら、
どうにか2時間もたせる・・・・といった感じ。

ここまでして自分の時間を作ることに迷いもしたけれど、
本当に久しぶりに大人だけで落ち着いて話が出来たり、勉強が出来るのはとても新鮮だった。
だんだんに年少の子も「仲間と過ごしている」という感覚を持ち、
年長の子と支え合って「保育室」という場を作っていくようになっていった。
1歳児でも、高校生のクラスがまとまっていくのと同様に、
集団の一人として活躍しているのだ。この姿には、本当に驚かされた。

私はホームページを作り、出来るだけ子育てを客観視できるように気を付けていたつもりだった。
それでも、この講座に来て、カナエと離れる時間を作ることで、
自分が子育てに煮詰まってきていたことを、初めて自覚した。
そして他の人も、ほぼ同じような思いを抱いて日々過ごしていることを知った。

自分や家族以外の人にカナエを見てもらうことで、
カナエがどんなことが好きで、どんな性格なのかという新しい発見がいくつもあった。
教師の仕事をしていれば、生徒の様子を知るのに、
担任の観察だけではなく、他教科や部活顧問、副担任など多くの教員が見たほうが、
生徒のさまざまな面を知ることが出来るし、問題解決にも有用・・・なんて、基本中の基本だとわかっている。
でも、嵐のような子育て期間には、どうしてもそこまで思い至ることができない。

保育が終わって、お迎えに行ったとき。たくさん遊んで満足そうなカナエ。

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この講座の講師の一人が、こんなことを話していた。
「子育て期間は人生の中で、実はイレギュラーな期間。
12〜3歳ぐらいで子どもは親から離れる。
(子どもはいったん死んだと思いなさい、18くらいで戻ってきたときはもう別の人間になっている・・・と講師は話した)
そのあとも自分の人生は長い。なのに、子育てに依存してしまう母親が多い」

これは目から鱗が落ちた。
子育てに必死になり、母親が自分の人生を全て捧げるようにすることを、咎める人はいないだろう。
だけど人生全体で見れば、子どもが小さくて手がかかるのは、実はほんのわずかな期間だ。
ここを見誤ると、悪い意味で子離れが出来ず、
自分自身の人生を生きられない人になってしまうかもしれない。

これで私は、職場復帰することに迷いがなくなった。
(実は退職を検討したことは、ある)
復帰して当面は、20代の頃のようにバリバリ残業したり、何でも引き受けたりということはできないだろう。
時間的には「まるで使えない教師」になるかもしれない。
辞めないために続ける(わかりにくい表現だが、いったん辞めると女性の再就職は非常に難しい)だけの時期になってしまうかもしれない。
それでも、カナエの手が離れてから、たぶん20年近く働ける。
そのとき、親としての経験を持っていることが、私の財産や武器になるだろう。

仕事じゃなくて、地域活動なども良いと思う。
家庭・家族の他に、自分のやること、行くところ、仲間がいることは、
人生の中で必ずプラスになるはずだ。
私の場合は仕事を続けられるようにしておいたので、まずはそれが一番だと思う。

子どもとの関わり方や時間の使い方は工夫が必要だけど、
これが子どもにとってマイナスになるとも思えない。
本当は家族の人生をどうしていくか、きちんと家族で(特に夫婦で)話し合っていくことが、
子育てをしていく・家庭を作っていく上ではとても重要で、
しかし日々の暮らしに追われてじっくり考えられてこなかったのだと思う。

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保育付き講座の最終回になって、ついに一人でスタスタ歩きだした。

みんなが拍手してくれた。カナエは得意そう。


昨今の子育てを取り巻く状況や情報は、経験していないと想像も付かないぐらい、
母親にプレッシャーを与える。
こりゃ、少子化が進むのは当たり前だと思う。

「自分がしっかりしなくては」「自分が子どもに責任を持たなくては」と、
もちろんそれは親として当然の気持ちだが、
必要以上に「自分が・自分が・自分だけが」と追いつめてしまいがちだ。
そうなってしまうような情報が多すぎるのもあるし、
ちょっとしたことを、会って話せる「同僚」のような存在が、子育て中の母親には少ないこと、
悪いけど父親が、技術・意識の面で全面的にお任せできるほどではない・・・
といったことが、そうした「自分でプレッシャーをかけ続ける」状態に拍車をかける。

この講座は、「子どもとおもちゃ・絵本・テレビについて」というタイトルが付いていて、
「慣らし保育がわりに参加」という目的の他には、
まあ子どものためのおもちゃや絵本のおすすめがわかればいいか、授業ネタが見つかればラッキー・・・
ぐらいの気持ちだった。

講座を終えてみて、子どもの成長する強さ、たくましさを強く感じたし、
何もかも自分が背負わなくて大丈夫だということ、
ネット上でどんなに母親向けフォーラムを読んだり書き込みしても、
地域に友人が出来ることほど心強い物はないこと・・・を知った。
夫にも、「添い寝を替わってもらう」という新しい方法で、育児に協力してもらうようになった。
予想以上に、いろんな方向で効果のある講座だった。

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いっぱい遊んで疲れるので、帰りのベビーカーで眠ってしまう。


子どもの年齢が上がるほど、実は「母親仲間」は必要になると思う。
高校生になれば地域からも離れてしまうし、親にも細かいことは話さなくなるし。
仕事をしているとPTAからは逃げたくなるけれど、
時間が許す範囲で、親同士の関わりを持てる機会は大事にしたいと思った。
教師としては、保護者会では一方的に学校の様子を伝えるだけではなく、
親同士が親しくなれる場を提供出来たら、理想的。

この保育室は、保育スタッフと保護者のコミュニケーションが素晴らしくよく取れていて、
保育室の様子は細かく知らされるし、保育の仕方についても疑問が全くない。
よく、保育園に行くと保育士さんとの間でトラブルや疑問が山積みになると聞くが、
ここではそういうことが全くなかった。
これから保育園に行ったら私もそういう経験をするのだろうけれど、
ここで、保育スタッフとの接し方も学べたと思う。そんなに難しくない。

保育園に行く直前のこの時期に、この講座に参加して本当に良かった。
カナエが集団で、ちゃんと楽しくやっていける子だとわかって安心した。
しかし同時に、「お母さんが迎えに来る」という約束を、
気持ちの支えにして頑張っていることもよくわかったので、
残業は最小限にして、なるべく早くお迎えに行こう。

よく言われる、「子どもが小さいのに預けて働くなんてかわいそう」なんてイメージから、
私は完全に自由になれたと思う。
同種の講座は、他の市町村でもけっこう開かれているので、
もしこれをお読みの育休中や未就園児のお母さん、一度参加なさることをおすすめします。


職場復帰&保育園入園大作戦その10

お昼寝用の布団カバーを作りました。
 
布屋さんにカナエを連れていったら、左の布のところで「ぷーぷー」、右の布のところで「あーあー」と
布をつかんだり、バンバン叩いているので、これが気に入ったのだということにして購入。

入園予定の保育園の説明会(用意するものもそこで指定)は、3月19日。
それからいろいろ揃えるのは厳しいので、すでに入園している友人に布団カバーのサイズを聞いておきました。
洗い替えも必要になるので、2枚作りました。

えり当ての部分には別布をくっつけ、その上に生地の柄を切り抜いてアップリケ。その隙間にカナエの名前をアップリケ。(文字の形に切り抜いてある接着フェルトが市販されている)
ぎっしり敷かれた布団の中で、自分のをすぐ見つけられるように。
もう2年も経てば、自分の名前ぐらいは読めるようになるでしょう。

布団の開き口は、「ファスナップ」を使用。
2センチ幅ぐらいのテープに、スナップが最初から等間隔にくっついています。
ロングファスナーはうちの近所では売っていないし、スナップを手でいくつもチクチク縫いつけるのは辛いし、
布地に直接ドットボタンを打ち付けるのは、耐久性に不安。
ファスナップはなかなか良いと思いますよ・・・

しかし・・・
布団カバー、子どもサイズでもでかい。
そしてけっこう重い。
こりゃー、毎週末持ち帰ったり、週明けに持っていくのは大変だぞーーー
週末・週明けは自分の仕事の荷物も多くなりがちだし。


甘いのなんか食べないの!

普通、「うちの子は甘いものを覚えてしまって、そればかり食べて困る」
と悩むはずだが、
カナエは違う。
この頃、「母乳ではおなかがいっぱいにならない」とようやく理解したらしく、
授乳をねだっても、そのあと「まんまー」と何か食べ物をねだるようになった。

とは言っても、中途半端な時間だと、食事の用意がない。
だから、おやつらしいメニューを出す。
イチゴ、バナナ、おせんべい、もみじ饅頭など・・・・
ところが、そういう物を出すと「きぃ〜〜〜!」と超音波を出して大泣き。

甘い物は、カナエにとっては「まんま」と認められないようだ。
何かないか、甘くなくてすぐ出せる物!!

それで結局、「玉子豆腐」の買い置きを食べさせることになる。
おにぎりとか食べてくれればラクなんだけど、
歯が生えかけなのか、口からべーっと出してしまうのが続いている。
納豆ごはんにすれば食べるけど、「おやつに納豆」ってのはさすがにね・・・


着物を直す

ひな祭りに備えて、去年縫った着物を直した。

去年は一人で座るのが怪しかった。着物は引きずる長さ。


この一年で身長が13センチ伸びている。
肩揚げ・腰揚げをして3歳頃まで着せられるように作ったが、
もう肩揚げの必要はないぐらいだ。
(強引に3センチほど肩揚げしたが、袖口から下着が見えている)
腰揚げも7センチしてみたが、
来年はほぼ必要ないと思う。

実家に帰ったとき、私の七五三の衣装を出してもらったが、
今のところはその振り袖の袖丈と、このピンクの着物の丈がほぼ同じ。
三歳の秋にはちょうど良くなっていそうだ。
数えでやるなら二歳の秋だが、たぶんじっとしてられないので満年齢でやるつもり。
 
こんな風に、肩揚げ・腰揚げをしたあと胸ひもを付け、帯は「作り帯」ふうに組み立てました。
帯にリボンが縫いつけられ、帯の脇にスナップが付いています。
着物を着せたら、帯をくるっと回してスナップで止めるだけ。

ひな祭り

今年は玄関にひな人形を飾りました。
カナエはまだ赤ちゃんなので、普段遊んでいる人形はぬいぐるみばかり。
キューピーさんとも少しは遊びますが、
こういう日本古来のスタイルの、リアルな人形は興味を持たないだろうと思っていました。

意外にも、カナエはひな人形が大好き。
お友達のうちのも、お店でずらっと陳列されてるのも、実家で今年も出してくれた私のも、
どれも喜んでいつまでも見ています。

お出かけの時も、帰ってきたときも、絶対ひな人形を気が済むまで眺めないと、怒ります。
だから私もひな人形のつもりで、カナエに声をかけていました。
「行ってらっしゃい、カナちゃん。お友達と仲良くね」「お帰りカナちゃん。いっぱい遊んだね」
泣いているときも、ひな人形を見せるとけっこう泣きやむ。
もちろん「どうしたのカナちゃん、泣いてちゃおかしいわよ」と声を当てる・・・

ひな人形はカナエが寝ているスキにサッと片付けようかと思っていましたが、
ここまで気に入っていると、知らない間になくなっていたらすごく怒りそうです。
カナエが起きているときに、ちゃんとひな人形に「来年またね」と挨拶させてから、片付けることにしました。

ひな祭りに合わせて桃・菜の花・チューリップを生けました。

ひな祭りの献立。
ひな祭りには、「家庭で作れるお寿司」と「ハマグリのお吸い物」を出すことにしています。
今年のお寿司は、カリフォルニア・ロールにしました。
デザートは桜八つ橋。

どうもこの頃、カナエはごはんを口に入れると、「べー!」と出してしまいます。
麺類は「めんめん♪」といいながら、良く食べるのだけど。
急に、少しでも歯ごたえのあるものを嫌うようになってしまいました。
今日なんか、大好物のはずのイチゴまで「べー!」  いったいどうしちゃったのでしょう。
もしかして奥歯がもう一組生えるのか?  それで気持ち悪い? 
この頃、口の中にやたら指を突っ込みますし。

ひな人形に備えていた「三色菱形ゼリー(一口サイズ」をおやつに食べようと思ったら、
案の定、カナエは食が進まない。
「じゃあ、いらないのね? お母さんがもらうよ?」と言って私がぱくっと食べたら、
「ああああああああ! ぎゃあああああああ!」と超音波で叫び、
私の口をこじ開けて、中を見る。
もう咀嚼済みだと知って、私に寄りかかってシクシクと泣いてしまった。
本当は食べたかったらしい。私が横取りしたことになってしまった。すまん。


アンヨの練習

なかなかちゃんと歩かないカナエ。
夫が手を取り、社交ダンスのようにアンヨの練習。
30歩くらい歩いた。

実家に帰ったとき、畳敷きだから「転んでも痛くない」と思ったのか、
「ジジババに芸を見せないと」と思ったのか、
やたら立ち上がる。
そして私に「補助しろ」と命令。
私は背が低く、カナエは背が高い。
実は、私が手を取るときは足腰を曲げる必要が全くなくて、とてもバランスが良い。
カナエは得意になって、何度も「つかまり歩き」をした。
部屋の端から歩き始め、もう一方の端に座っている父(おじいちゃん)のおなかに顔を埋めて、
ターンして帰ってくるというコースを何往復もした。

だんだん歩幅が大きくなり、バックしたり方向転換したり、ときどき補助なしでも歩いていた。
カナエはおばあちゃんと比べて、おじいちゃんには今ひとつなついていなかったのだけど、
今日はおなかに顔を埋める感触が気に入ったのか、おじいちゃんに甘える。
おじいちゃんもメロメロだった。

帰宅したら、自宅のフローリング上を、普通に何歩も歩いていた。
次のステップは「靴を履いてアンヨ」だ!


職場復帰&保育園入園大作戦その9

学校に2時間ほど行き、復帰後の打ち合わせをした。
*慣らし保育期間中の休暇処理
*研修など
*復帰後に担当する仕事
*通勤方法(自動車で行きたいけどねー、保育園経由で電車だと間に合わない)
*授業の担当分野、使う教科書、予算
などなど。
今年はあまり転勤する人は多くなかったそうで、「ウラシマ度」は低くて済みそう。
少しホッとした。

カナエは連れていかなかった。
ベビーシッターに頼んでみました。
3社契約したうちの、2社め。
ここは、「前日夕方6時までに予約すれば、翌朝からの派遣が可能」とされています。
来てくれた人は近隣在住ではなく、電車で1時間近い人だったけど(交通費の請求が高そう)
孫もいる人で(でも若い)、カナエはすぐになついたようです。

午後1時から5時で、ちょうど昼寝の時間にはいるのだけれど、
なついて喜んで遊んでいても、昼寝するほどリラックスはしていなかったらしく、
帰宅したときは、眠そうな顔でそれでもはしゃいでいました。
どうにか夕食を急いで作り、食べさせ、お風呂に入れて、
7時半に眠りました。

どうも、1歳半検診で昼寝の時間に起きていたのがまずかったらしく、
それ以来、「朝4時過ぎに起き、午前中に昼寝。午後は寝ないで、夜7時半に寝る」
というパターンになってしまっています。
育休中ならそれでもいいけど、保育園に行ったら困るなあ。


1歳半検診

前回の検診は9ヶ月検診。そしてさらに9ヶ月が経ち、1歳半検診に行ってきた。
出産後最初の2ヶ月は、出口のないトンネルのような、
一日が過ぎるのは早く感じるのに、月日はなかなか過ぎないような、そんな毎日だった。
でもそれを過ぎたら、どんどんカナエが大きくなり、もう1歳半を過ぎている・・・
(そして私の育児休業も、あと1ヶ月だ)

入口に行ってみてちょっと驚き。
ベビーカーがほとんどない。
3ヶ月検診の時は、ベビーカーの行列が出来ていたのに。
大半の人が自転車で、近い人は子どもの手を引いて歩いて来ていた。

そう、1歳半というのは、人間ならではの能力が付いてくる大事な時期なのだ。
「言葉を使う(話の意味が分かる、コミュニケーションが取れる)」
「道具を使う(それがなんだか分かっている、使える程度に器用になってきている)」
「二足歩行(二本足でひとりで上手に歩く。1歳半なら後ずさりや小走りも出来る子が増えている)」
主にこの3つ。

まずは保健師さんと面談。
育児上の気がかりについて、離乳の進み具合について。
そして保健師さんがカナエに積み木を渡して、「いくつ積めるかなあ?」と始めた。
すぐ2つ積む。1歳半は2つ積めるのが、ごく標準的な発達らしい。
次に保健師さんが、自動車・靴・電車・犬・ジュース・鯛の絵が描かれたパネルをカナエに示した。
「カナエちゃん、ワンワンはどれ?」
・・・これで、話の意味が分かっているか、物と名前が一致しつつあるかをチェックするらしい。

カナエは積み木が気に入っていて、保健師さんが積み木をよけたのでちょっと怒っている。
それでなくても午後1時集合で、普段なら昼寝の時間なので、機嫌が悪い。
(午前中に昼寝させようとして失敗した)
積み木を保健師さんからムリヤリ受け取り、4つぐらい積み上げて悦に入っている。
本当はワンワンの絵を指で指して欲しいのだが、
「わんわん!」「ぶーぶ!」などと、指ささずに描かれた物の名前を叫んでいる・・・

「カナエちゃん、大好きなジュースはどれ?」  「あー・・・カナエはジュースが好きじゃなくて・・・」
「カナエちゃん、パパの靴はどれ?」  「あー・・・靴も好きじゃなくて、あまり見せてなくて・・・」
「カナエちゃん、お魚は?」  「あー・・・丸ごとのお魚は見たことがないかも・・・」
はい。母親が生活の中で、ものを十分に見せていないようです。

そのうちカナエが、頭上に貼られたカレンダーに気が付いた。
カレンダーは佐藤製薬のものらしく、「サトちゃんのぞうさん」の絵が描いてある。
指を指して、「ぱーーーー(カナエ語で、ぱおーん=ぞうさん の意味)!」と叫ぶ。
これで物と名前の一致を理解している、指で示せる、OK・・・
ということになった。面談検査終了。

次に身体測定。
85.4センチ、12.7キロ。やはり保健師さんに驚かれる。
もちろん、周囲のだれよりも大きかった。ただ、縦横のバランスはいいので、肥満ではないそうだ。

小児科医による診察。
胸の音を聞き、仰向けにしておなかの触診。
そして・・・ 「床に立たせて、そこの壁まで歩かせてみて」
キターーーー
カナエは床に立ったまま、動かない。
「実は今月中頃にようやく歩き始めたところで、まだ少ししか歩かないです。靴を履かせるとまったく歩きませんし」

普段行っている小児科医だと、発達相談をしても「ま・・・様子を見て」としか言わないし、
「1歳半なのに、まだ歩かないんですう〜〜」と聞いても
「それで?」と、興味なさそうな返事。
でも、今回の小児科医(駅前通りのクリニックの先生だね)は、
「えっ、まだ歩き始めたばかり? それじゃあ再検査だ!」とザックリ。
うへえ。
確かに、今日来ている子どもの中で、会場内で勝手に歩かない子はカナエだけだった。

ここで、「検診で言われたひとことにへこむ母」になっては、いけない。
再検査の日にちは半年後、8月に予約を入れた。
ここまでに上手に歩けるようになっていれば、再検査はキャンセル。
たぶんそれまでに、問題があれば保育園で指摘されるだろう。
大半の子どもは1歳の誕生日頃に歩き始め、半年後の今はチョロチョロと勝手な方に行ったり、走ったり。
それを考えれば、半年遅れて歩き始めたカナエの、再検査を半年後にしたのは妥当だと思う。
カナエも少しは歩くので、「機能的に歩けない」というわけではなさそうだけど。
ひざ立ち歩きのほうが速くて安定しているので、「移動手段」はひざ立ちで、
一人歩きは「ウケ狙いの芸当」とでも思っているのかも。

そして歯科検診。
今週に入って急に、仕上げみがきを嫌がるようになってしまった。
やり方は変えてないのに、なぜ?
キシリトールで釣れなくなってきた。
「キシリトール」という言葉は覚えてしまったようで、「キシリトールあげるから!」というと、
下半分は磨かせる。でも上半分になると口を固く閉じ、
それでいてキシリトール・タブレットの置いてある棚のところまで行き、
手を伸ばして、もらう物だけはもらおうとするんだから・・・・

虫歯はないけれど、仕上げみがきはもう一歩・・・と。
眠気がピークで大泣き。
仕上げみがきの指導に従い、大泣きしているのをムリヤリ、指導通り磨いたら、
歯茎から血が出た。これは、きちんと磨けていないので、歯茎に炎症が起き始めているサインだそうだ。
ああ・・・
どの子も歯磨きは嫌いみたいで、みんな泣いてたけど。


「きぃ〜〜〜〜〜〜〜!!」

言葉がちゃんと通じるようになるまで仕方ないんだけど、
カナエは「物の要求」が激しくなる。
でもまだ言葉がちゃんと出てこないので、すべて「あーーっ!」の絶叫&指さし。
通じないと「きぃ〜〜〜〜!」
この声は超音波。
米軍基地の飛行機音が、静かに思えるほどだ。

ままごとが好き?

「ままごと」らしきことをするようになった。
麦茶を飲むとき、食事をするとき、
自分のそばにぬいぐるみを置き、(それも良くないんだけど)
ぬいぐるみに飲ませたり、食べさせる真似をしてから、自分も食べ始める。
ぬいぐるみの口にストローをぐいぐい押しつけるので、ちょっと汚れるけれど。

食事が進まないとき、ぬいぐるみに食べさせる真似をして、
「みんみん(パンダ)が、おいしいなあって。カナちゃんもどうぞ!」
とやってみると、けっこう良く食べる。


保育園児は親切だ

「慣らし」のつもりで、入園予定の保育園の、「園庭開放」に出かけている。
大勢の子どもに囲まれて、カナエは初めのうちベソをかくけれど、
だんだん慣れてきて調子を出してくる。

今日は砂場。
周りにいたのは1〜2歳クラスの子どもたち(カナエより1年上)。
ベソをかいているカナエに、2人の男の子がほぼ貼り付きになり、(モテモテ)
スコップや砂場用おもちゃを渡してくれたり、砂をザルに通してざーっとやってくれたりと、
すごく面倒を見てくれた。
しばらくするうちに、男の子たちがドロ団子を作るのを見てカナエは拍手。
渡してもらったおもちゃに砂を詰めたり、並べたりして楽しく遊んだ。
女の子も来てくれて、砂まみれになったカナエの服をはたいてくれた。

「新入り」が珍しかったのか、「この子は赤ちゃんだ」とちゃんとわかっているのか、
たった2歳になったばかりの子が、こんなにいろいろやってくれるので驚いた。

1時間ほど遊んで帰ろうとしたら、カナエは「もっと遊ぶ〜〜」とベビーカーから脱出。
ハイハイで園庭を横切り、2歳児がサッカー遊びをしているのに入り込んでしまった。
繰り返すが、外の、細かな砂が敷いてある、いわゆる園庭で、ハイハイである。
ゴールして跳ね返ってきたボールを取り、ハイハイで追いかける。
なんかカナエが、犬みたいだった。


クレヨンはどう探しても見つからないので、新しいのを買ってきた。


クレヨンが行方不明・・・

昨日、昼食後にカナエがクレヨンで落書きして遊んでいたので、
私は片づけをしたり、夕食の下ごしらえをするのに台所に入っていた。

その間、約10分。

リビングに戻ってみると、クレヨンの空き箱だけが転がっていて、
クレヨンそのものが見あたらない。
白いクレヨンはすぐ見つかったけど、他の11色分がない。

どこにやったの?
カナエはもう、別のおもちゃで遊んでいる。
どこにやったのか聞いても、カナエには答えられないし。
部屋の隅やおもちゃ箱の中、家具の下、引き出しの中などを、
けっこう丹念に探したけれど、見つからない。

カナエ本人はそんなこと忘れているので、
「クレヨンを出せー!」
「どうして1本しかないんだーーー!」と文句を言っている。(多分)
だから、どこにやったのよカナエ。

まさか、11本全部食べちゃったのでは・・・・?
いや、そんなはずないだろう。

でもこれから、色とりどりのウンチが出てきたらどうしよう・・・・


職場復帰&保育園入園大作戦その8

4月からの保育園入園通知が来た。(3月入園はダメだった)
幸い、うちから一番近い保育園に決まった。
同じマンションの人も、すでに1人通っている。
この春からもう1人(2人とももっと年長だけど)、そしてカナエ。
同じ保育園に通う子がすぐそばにいるので(クラスは違っても)心強い。

慣らしのつもりで、この保育園の園庭開放に行ってみた。
そして保育士さんに、慣らし保育の日程について聞いてみたら、
ちょっとショック!
「入園式は4月7日。保育はそれ以降」
えーーーーーーーーーーー  それじゃ復帰に間に合いません!!
「どうしても間に合わない人は、4月2日から慣らし保育を始める予定だけど・・・」
と、本当はあまり受け入れたくない雰囲気。
でも始めないとしょうがないよ〜〜〜

3月中に前倒しで、慣らしを始めるというのはできないかと聞いたら、
それは空きがない(5〜6歳の子どもたちも、保護者は3月31日まで仕事なので、普通にそこまで通園している)
ので、多分できないと・・・・・
どうしよう・・・ 高校の始業式は4月5日だけど、それ以前に打ち合わせとかいろいろあるし。
慣らし保育の日程はこんな感じ。

初日=8時半登園、10時半退園(実質、初日は仕事を休まないと無理)
2日目=8時半登園、昼食をとって12時頃退園
3〜4日目=8時半登園、昼食と昼寝を済ませて2時半頃退園
5〜6日目=8時半登園、昼食・昼寝・オヤツを済ませて3時半以降に退園
7日目以降=通常の保育時間

週をまたいで7日間が標準だそう。
子どもの慣れ具合によっては(緊張して食事をとらない子とか、入園するなり風邪をひく子は多いって)
もっと日数がかかる。
ウチの場合、早朝・延長保育も利用する。
それに慣らす日数も考えると、2週間は「慣らし期間」と考えなくては・・・

1歳児だから早朝・延長はなるべく避けたいけど、(早朝・延長の時間帯は担任保育士にも会えないし)
出勤定時ギリギリにしても朝は1時間弱、夕方15分ほど通常の保育時間をオーバーしてしまう。


「慣らし期間をおばあちゃん、友人、ベビーシッターもお迎えに協力してもらって乗り切った」という話はよく聞く。
もちろんそれは、うちでも可能だろう。
けれど、公民館の保育室にカナエを入れてみて、わかった。
子どもは、保育室(保育園)で、多分とても楽しい時間を過ごしている。
それについては心配いらない。
だけど同時に子どもは、お母さんが戻ってくるまで、とてもがんばってもいる。
だから慣らし期間こそ、両親以外の人がお迎えに行くのは、やめた方がいいと思う。

とは言っても、本当に2週間もやり切れるのか!?
授業だって6時間のペースで始まっちゃうし。
夫は朝6:30に出て、帰るのは早くて8時なので、話にならない。
もちろん夫にも休暇を取ってもらわないと、私の仕事も進まなくてどうしようもないけど、
急に地方出張が入るのに、予定が立てられるのか?
(明日も出張だ。だからWeb上で家族会議を始めてしまうよ)

「私ひとりで全部こなす・・・」と想定しただけで、ぶっ倒れそうだ。

あと心配になったのが、「小学校入学前後」のこと。
3月31日までは保育園に行けるとして、4月の2〜3日まではなんとか休みを取るとして。
入学式は多分4月8日頃? 高校より遅いし、私の仕事ももちろん始まっている。
この数日間、カナエの行くところがない!! 
おばあちゃんがそのころまで元気とは限らない!!
(この話をしたら、母は「そこまで生きてるかなー?」なんて言うし!)
入学後もしばらくは給食なしで、午後全部、学童保育?  それも過酷だ。

これが落ち着く頃、更年期の年齢にさしかかったりして。
ああ〜〜  働くお母さんは本当にハードル種目みたいな人生なのね・・・ 


7〜8歩 歩いた

児童館や検診で知り合った友人たちと集まり、いっしょに昼食会をやった。
同じ頃に産まれた子どもたちは、みんなスタスタ歩くというか、ほぼ走っている。
カナエは気にせず、一人ハイハイ&ひざ立ち歩き。

急に気が向いたのか、一人で立ってそのまま7〜8歩 歩いた。
お母さんたちが「おお〜〜 カナエちゃんやったあ!」と拍手してくれたら、
子どもたちもいっしょに拍手してくれた。
カナエも自分に「ヤター!」と拍手。
かなり気をよくして、そのまま数回往復した。

ようやく、布団じゃなく普通の床の上でも歩くようになってきた・・・

ひざ立ちで園庭横断・・・

入園予定の保育園で、「餅つき大会」があるというので、行ってきた。
園庭開放を兼ねている。
餅つきの様子をニコニコと眺めた。
カナエにお餅なんてまだ無理だろう、と思っていたが、
同じ年頃の子どもも食べているので、お餅を小さくちぎり、試しに食べさせてみた。
喜んでパクパク食べる。
きなこ餅が気に入ったらしい。私の分まで食べてしまった・・・

そのあとは園の遊具や砂場で遊んだのだが、
やっぱり靴を履かせると、まったく歩かない。
ひざ立ちで、園庭を横断している。  よそのお母さんも保育士さんもビックリだ。
膝が痛くないのか!?  室内の床の上ならともかく、外なのに!

本人は楽しそうです。  砂だらけで、カナエがきなこ餅みたいだ。


同期会10年目!

同期採用された仲間たちとは、今もときどき会っている。
教師から宣教師に転職し、現在はミラノに勤務している人がいて、
彼が帰国したとき、「同期会」と称して集まっている。
この頃は小さな子供を連れて、ホームパーティー。
昨日は、ここの掲示板にもたびたび来てくれる、「ひめ」宅に集まった。

薄切りパンと具材をいろいろ用意してくれて、各自で好きな物をはさんで食べる、
サンドイッチ・パーティー。
カナエも卵サンドとイチゴを喜んで食べていたけれど、
いつもと違う場所、うちにはないおもちゃに興奮して、ちっとも座って食べていない。
(ひめの娘・ちびこちゃんは2歳半なので、そのぶん対象年齢の高いおもちゃがそろっている)

ちびこちゃんはとても親切で、(よその子に自分のおもちゃを使われるのは面白くないのでは? と思ったが)
カナエのために、自分のおもちゃを次々に運んできてくれた。
「りかりん」の娘、ちびりんちゃんは、もうすぐ3歳。
さすが、ぺらぺらとしっかり話すし、カナエが赤ちゃんだとちゃんと理解している・・・
小さな子どもに初めて、「ねえカナエちゃんママ!」と呼びかけられ、ちょっとドキドキした。

左の写真は、もうすぐ産休に入る Iさんが、
ちびりんちゃん・ちびこちゃん・カナエに絵本を読んでくれているところ。
3人ともかぶりつき。
本当は4歳のユーくんもいたのだけれど、
ずーっとカナエの面倒を見ながら遊んでいてくれたので、
このときは疲れ切って、奥の部屋で昼寝しています。

こうした、カナエより少し年上の子の様子を見ると、「1年後はこうなるのかな」と楽しみになるし、
その親である同期たち(そしてワーキングマザーの先輩でもあるわけだ)の話を聞くと、
「なるほどなあ」と思う。
私もきっとがんばれる、だろうと思った。

結局夜遅くまで「ひめ」宅にお邪魔して、
カナエと夫は途中で昼寝させてもらうわ、夕食まで作ってもらうわで、
すっかりお世話になりました。  ああ楽しかった・・・
本当にどうもありがとう。

ビックリしたこと 1
ひめの旦那さんは数学教師なのだけど(彼も同期)
ものすごくものすごく、絵がうまかった。
子どもたちにせがまれて、アンパンマンのキャラクターをいろいろ描いていたのだけど、
特に、円と楕円を描くのがうまい。
そして、目鼻などの位置がバランスよく、もしかして画面に座標軸が見えているのではないかと思うほど、
左右対称にきちんとおさめられている。
彼は仕事柄、図形を描くのに慣れているのかもしれないが・・・
思わず帰宅後、「私、洋服の製図カーブをちゃんと描けるのか?」と、復帰に向けた練習を始めてしまった。

ビックリしたこと 2
帰国中の宣教師である彼は、ひめ宅に「聖書」を忘れて行っちゃった!
持ち歩いてるんだ・・・ということにも驚いたけど。

ビックリしたこと 3
会費の精算、し忘れた!!


チャンネル争い・・・

テレビを付けて、ニュースなどを見ている。
するとカナエが来て、勝手にDVD本体のスイッチを入れてしまう。
このスイッチをカバーすることは、機材のデザイン上、できない。

DVDデッキには、カナエが大好きな「いないいないばあ(松谷みよ子の絵本を映像化したもの)」
が、いつも入っている。
もう覚えているので、スイッチを切り替えた瞬間、ローディング中でも
「バア!」と言いながら待っている。
これは・・・ まあ確かに、ニュースは新聞でも読めるので、困るほどでもないけれど、
面白くない。

そうして、カナエがDVDを付けた瞬間に、リモコンでニュースに切り替える。
カナエはすかさず、DVD本体のスイッチを入れる。
この繰り返し。結局、ニュースもDVDも見られない。
もういいや・・・・ と私があきらめたところで、カナエの勝ち。
でも悔しいので、主電源を切ったりして。

子どもの時はよく、兄弟でチャンネル争いをしたものだが、
この年になって、我が子(しかも赤ん坊)とチャンネル争いすることになるとは・・・・
イヤ、子どもが起きているときはテレビをいっさい付けないのが、「正しい子育て」なのかもしれないけど。

歯磨きは「餌付け」で連日連勝中

1〜2歳児は、「歯磨きを嫌がる」というのが、子育て中の悩みランキングでは上位に来るらしい。
(そんなランキングは見たことがないけれど)
だから、幼児番組では「はみがき上手かな」なんて歌がかかるし、
歯磨きをテーマにしたおもちゃや絵本が、いろいろと売られている。

カナエは今のところ、歯磨きがけっこう好きだ。
歯ブラシを見せると喜んで、「くれくれ」と手を出す。
自分でひとしきり磨く。
磨くというか、歯ブラシを噛んでいるだけが、よだれが増えるので、歯の衛生には良いだろう。

そして私が「ちょうだい」というと、歯ブラシを渡す。
「はい、ゴローン」と言って、私の膝を叩くと、
私の膝を枕にしてゴローンと仰向けになる。
そこを、仕上げみがきしてやる。

一応、「なるべく手早く」「変な歌を歌ったり、目を見て笑わせながら」「歯茎の痛いところにブラシを当てない」
ぐらいのことは、気を付けている。
カナエはよほど機嫌が悪いときでない限り、仕上げみがきは楽しそうだ。

もう一度カナエにブラシを渡す。
「仕上げはカナーエちゃーん♪」と歌ってやると、嬉しそうに再度歯ブラシを噛む。
ほどほどのところで歯ブラシを片付け、
「じゃあキシリトール食べる?」と聞くと、
カナエはもうわかっていて、キシリトール・タブレットの置き場に手を伸ばす。
カナエはこれが大好き。
歯磨きが好きというより、タブレット目当てで歯磨きしてるんだろうなあ。
餌付け成功・・・・

キシリトールは普通の砂糖と比べて、虫歯の原因にならない甘味料。
しかし、キシリトール入りの食品を食べたから、虫歯にならないというわけではないのです。
歯磨きも、私はプロじゃないから完璧に出来てはいないと思う。
ただカナエに、毎日歯磨きする習慣が付いてくれることが大事。
虫歯予防は、なによりも生活全体をきちんとしなくてはね。