生後2ヶ月

ベビーベッド編トップへ

生徒の皆さんへ

先日は文化祭、楽しませていただきました。
「タイカフェ」は、飲料カップのリサイクルに配慮したところが、とても良かったと思う。

みんなに抱っこされて、カナエもゴキゲンでしたが、
卒業式の時期は風邪を引きやすい頃であり、
知恵が付いて人見知りしやすい頃でもあるので、
多分行けないと思います。

文化祭が、お会いできた最後になるかもしれませんが、
皆さんに会えて良かったです。無事卒業に向けてがんばってください。

・・・・と、誰かここを読んでたら、クラスのみんなに伝えてください・・・

文化祭に行ってみた

危険な運転で、カナエをチャイルドシートにくくりつけ、文化祭に行ってみた。
カナエを見て、小ささに驚く生徒や抱っこするのを怖がる生徒も多かったけれど、
積極的に抱っこしたがる生徒は、意外にも男子が多かった。
カナエはまだ、人見知りするほど知恵が付いていないので、
いろんな人に抱っこされても、機嫌は良かった。

ただ、昼寝の時間に会わせて出かけたので、
眠いのか、少しぐずった。
職員室の子育て経験ありの先生たちの方が、私より抱っこが安全な感じ・・・

帰宅しても、思ったよりぐずらなかった。

ぎっくり腰・・・・

ところが、この文化祭の時に普段より長時間抱っこしていたためか、
これまで貯めていた腰への疲労が爆発してしまった。
昔やったぎっくり腰が再発しそうな気がして、土曜日の朝に整形外科を受診。
授乳中なので、痛み止めの飲み薬は処方を避け、
湿布と、赤外線治療・ローラー治療・低周波治療を受けた。

でも、帰宅してからもあまり良くない。
抱っこして授乳するのはあまりに負担がかかるので、
授乳は寝たままする。(これも腰がねじれるのだが、抱っこよりはマシ)
おむつ替えのために腰をかがめるのが辛くて、夫にやってもらう。
夕食は調理してみたけど、けっこう腰に来る。
「産後引き締め腹帯」をしっかり締めてみるが・・・

日付が日曜に替わって、どんどん痛みがひどくなる。
まるで陣痛だ。腰の痛みだけ取れば、陣痛の時の腰の痛みによく似ている。
寝返りを打つと悲鳴を上げてしまう。
隣に寝ているカナエも、驚いて目を覚ます。(すぐまた眠ったが・・・)
横になっても、仰向けになっても、楽な姿勢というものがない。
ほとんど眠れないまま朝を迎えた。

朝食は夫が作ってくれたが、座っていることもできずに、食べられない。
靴下をはくのも、トイレに座るのも、いちいち悲鳴。
ふざけているのではなくて、本当に痛いのだ。

もう一度受診して、
ローラー治療は今回やめることにした。
そして、授乳しているから本当は良くないのだけど、
消炎鎮痛剤を処方してもらい、帰宅してすぐに飲んだ。

私が帰宅したとき、カナエがちょうど目を覚まして、「おっぱいちょうだい」とねだられた。
カナエの横に寝ようとしたら、もうそれが痛くて悲鳴。
夫に身体を支えてもらって、ようやく横たわる。
飲ませている間に薬が効いてきて、
痛いことは痛いけれど、悲鳴を上げずに済むレベルにまで軽減。

文化祭から一週間。まだ痛い・・・  おむつ替えはできるけれど、
カナエが大泣きしたときに抱っこし続けることはできない。


ハゲ・・・

「寝ハゲ」が進行している。
もともと産まれたときから髪は薄かったのだが、
髪が増える前に、枕(タオルをたたんだもの)との摩擦で、どんどん薄くなっている。
枕がわりのタオルも、なるべく摩擦の少なそうなものにしているけど、効果ない。
そしてカナエは、耳周辺を引っ掻く癖(?)がある。
動きも活発なのは良いけど、頭をタオルにぐりんぐりん押しつける。
かくして、摩擦が強くなり、日に日に髪が薄くなる。

とくに、向き癖のある右側がひどい。
さだまさしや竹中直人のレベルを軽く超え、もはやサンプラザ中野状態。

・・・と、先日ようやく行けた美容院の美容師さんに話したら、
「うちの子もそうだった。必ず生えるから・・・」とのこと。
髪のプロがいうのだから間違いないのだろう。

でも心配。
カナエの右側頭部を目にすると、見てはいけないものを見てしまったような気持ちになる。
私の腕の産毛の方が、よっぽど濃いのでは。
ベビーズ・アートネイチャー・・・・

女の子らしさって

カナエは、カワイイ声も出すけれど、
「んごっんごっ」「うおおおお」という、うなり声もあげる。

こんな時、私たちは「ゴン太くん」と呼んでいる。

この頃、おむつを替えようと開くと、
開いてからしゃあああっとやってくれる。
開いてからぷりぷりぷり・・・のこともある。
被害甚大・・・

そして、そんなとき、話しかけても返事は「ぶう」というオナラだったりする。
これまた、そこらのオヤジ顔負けの大きさで、しかも臭い。

こんなカナエを見るたび、「女の子らしさって、あとから作られる物なんだなあ・・・」と思う。

退屈しのぎ

夜、割と長く寝るようになったのだけども、
昼間はあまり長続きしない。
ちょっと前までは、授乳すればこてんと眠っていたのだけど、
この頃は眠っても15分ほどで起きてしまったり、
機嫌が良ければ「フリートーク」を1時間くらい聞いていなくてはならない・・・
成長したのがよくわかって嬉しいが、家事が進まなくて困っちゃう。

さっき、「退屈だあ〜〜」と呼ばれ、
雨なので散歩にも出られず、ベランダを少し歩いて、(5歩しか歩けない)
ベビージムに寝かせた。しばらくは吊してある鈴入り縫いぐるみで遊んでいたが、
また退屈したらしく、ぐずっている。
この月齢だと、どんな遊びなら退屈しないのかしら・・・


新記録

昨夜、夜10時に授乳した。
そのあと、カナエが目を覚ましたのは午前6時だった。
8時間も目を覚まさなかったのは初めてだ。ビックリした。
(普段は、午前1〜2時頃と4〜5時頃に目を覚まし、授乳している)

でも私は3時頃に目を覚まし、
まったくカナエが目を覚ます気配がないので、「もしや死んでいるのでは・・・」とじっと見てしまい、
もちろん大丈夫なのはわかっているが、
「いつ目を覚ますのだろう」「何か乳が張ってきた」と気になって、それから1時間くらい起きてしまった。

こんな風に、夜中の授乳がなくなっていくのだろうか。

読み聞かせ?

絵本は読み聞かせると良いらしい。
まだカナエはそんな時期ではないけど、カナエと並んで横になり、私の読んでいる本を読み聞かせてやる。
今日の本は、「チーズ・スイート・ホーム」
迷い子猫が主人公の、オールカラーの漫画。(絵本じゃないじゃん!)
けっこう喜んでいるカナエ。
本の内容が楽しいのではなく、私にかまってもらって嬉しいってことなんだろうな。

やっと行けた美容院

日曜日、夫に2時間ほどカナエの世話を頼み、半年ぶりに美容院へ行って来た。
半年前は出産を控え、「半年間切らなくても良いようにしてください」という投げやりなオーダーをした。
今日もまた、「小さな赤ん坊の世話があるので、私は洗いっぱなしで良いようにしてください」
と、これまた女を捨てたかのようなオーダーをした。

かなり短くした。こんなに短くしたのは中学生の時以来か!?
ただ、短くすると、とたんにPTAっぽい顔になってしまったあたり、
やっぱり30過ぎてしまったということなのかもしれない。
中学生の時は、ショートにすると小学生に間違われたのになあ・・・

切ってくれた美容師さんは男性なのだが、妙に子育てに詳しかった。
2歳の女の子と6ヶ月の男の子がいて、かなり子育てにしっかり参加なさっているみたい。
それで、自分の髪を気遣う場合じゃないこと、ブロウなんて出来そうにないことも、よくわかっている。
はねにくいカットにして、手ぐしで整えられるようにしてくれた。

でも翌日、いきなりはねていた。
カナエと同じで、私も寝ているときに向き癖があるのかもしれない。
上手く直せない。
ちょうど、外は風が強めだったので、「風が吹いて乱れてます〜〜」という顔をして、
そのままカナエと散歩に出た。


知恵が付いたらしい

(1)夜中起きるときは、あまり泣かない。
   ちゅっちゅっと手首や指を吸い、私が目を覚ますのをけなげに待っている・・・
   そして私が起きあがると満面の笑み。
   授乳に使うクッションを私の膝に乗せて準備すると、「早く早くちょうだい」と期待に満ちた笑みに。
   カワイイ。
   授乳クッション=おっぱい=お母さん 、と理解したらしい。

(2)ドラえもんの起きあがりこぼし、好きらしい。
   大泣きしたとき、ポロ〜ンという音を聞かせると、ちょっとだけ泣きやむ。

(3)ベビーチャムというおもちゃを覚えた。
   ベビーベッドの柵に取り付けるおもちゃだが、
   つり革を引っ張るとミッキー人形がお辞儀するものと、
   片面はプルート、もう片面はドナルドが描いてある丸い板を叩くと、くるりと回転するもの、
   そして縦長にいくつかの部品がつなげてあり、叩くとカラカラ音がする。
   2週間ほど前から付けてあり、ずっとその存在にも気付いてないかの態度だったが、
   急に気が付いたらしい。
   ある日突然、そのおもちゃの方に首を向け、
   「これはなに? あたしをそっちに寄せてちょうだい」という顔をするので、近づけてやった。
   初めはただおもちゃを叩き、手をベッドの柵にぶつけて泣いていただけだったが、
   2日に一度くらいの割合で、それぞれのおもちゃの上手な遊びかたがわかったらしく、
   今では20分近く、一人遊びをしている。
   その隙に家事が出来て、助かる。

母乳茶の効果か?

出産直後は、明らかにカナエは母乳よりも粉ミルク(哺乳瓶)の方が好きだった。
ところがだんだん母乳の出が良くなってきて、
粉ミルクは1日2回くらい、50〜100ml程度作って飲ませるだけになってきた。
それも、半分くらいは飲まないので捨ててしまう。
カナエはほんの一口足りないだけで、不満げに泣く子供なのだ。

友人に、「母乳茶」というものをもらった。
ハーブティといえばハーブティ、でも和風の材料(「十六茶」みたいな感じ)。
熱湯で出すお茶なので、猫舌の私はしばらく飲んでいなかった。
この頃涼しくなったので、毎日二杯ぐらい飲むようになった。

そうしたら、驚くほど母乳の出が良くなった。
カナエは日によっては、1時間おきに母乳をねだるのだが、
ちゃんと対応できる。
ここ10日ほどは、ミルクを作っていない。

夜中の授乳は、母乳の方が断然ラク。
ぐずっているときも、最近は母乳の方が効果がある。
ぐずっているのを母乳で治めて眠ることが出来ても、
どうかすると数分後にまた「へうっへうっ」とぐずり始めることがある。
そんなときはあらかじめ添い寝しておいて、
ぐずり始めたら、寝た姿勢のまま母乳を少しあげる。
「カナエ、どうかこれで穏便に・・・」 と話しかけると、大体眠ってくれる。

でも、ミルクも飲む子の方がいいんだよなあ・・・
そうでないと、週末しか帰らない夫の出番がなくなってしまうし、
そろそろ私も美容院で髪を切りたいと思うし。


耳鼻科受診のショック

耳をやたら引っ掻くので、かゆいのではないかと思った。
出てくる耳垢も、右はクリーム状、左は粉状。
(もちろん耳垢は、外に出てきたものだけを綿棒でそっと拭う。耳掻きはまだ使えない)
左右で耳垢のタイプが違うことなんかあるのか!?

・・・と、小児科で聞いたところ、
耳に関する細かなことや検査は、耳鼻科でないとわからない・・・との答え。

市内に二軒しか耳鼻科がない。
あらかじめ電話して空いている曜日や時間帯を聞き、ベビーカーで連れて行った。
雑居ビルの一室で開業しているので、
待合室でぐずったカナエを廊下に出し、ベビーカーで行ったり来たりしてなだめた。
ホント、子連れで病院って大変だ・・・

結局、耳の中と周囲に湿疹が出来ていた。
右側に向き癖があるのだが、それでいつも右耳を下にして寝ているため、
通気が悪くて湿疹が出来、それがかゆいのではないかとのこと。
右の耳垢がクリーム状なのも、水分が抜けないせい。

向き癖そのものは「首が座るまでのことで、心配ない」とされるけれど、
耳垢や耳の湿疹のことを考えると、たまには反対側に向けて寝かせた方が良いのだそうだ。

で、耳垢を取ってくれた。
私がカナエを抱っこして椅子に座り、
ドクターが何かを含ませた綿棒で取ってくれる。
生まれて初めての耳垢取り。どっさり取れた。

帰宅してから、さっそく枕の向きを反対にして寝かせようとしたのだが・・・
ものすごい大泣き。
手伝いに来てくれた母も、びびる程の大泣き。
治療がショックだったらしい。
そういえば、これまで何度か小児科は受診していたけど、
湿疹の治療だけだったので、私が抱っこしてドクターに話し、
ドクターはカナエには触らずに診て、薬を決めただけだった。
今回のような、治療らしい治療は初めてだったのだ・・・

寝グズりの恐怖

ここ数日、夜遅くに1〜2時間泣き続けるだけではなく、
昼寝の時にも30分以上泣くことが続いていた。
かなり激しく泣き、母乳を拒否し、
でも手足がホカホカなので、これは「寝グズり」ってヤツなんだと思う。

今日は耳鼻科を受診して、お昼前に帰宅したのだけど、夕方暗くなるまでぐずっていた。
ぐずるどころか、大泣きだ。
カナエには珍しい、大声で泣き続ける。
ほんの数十分眠ることもあるが、またすぐに大泣きしながら起きてくる。

この日、母は泊まりがけで手伝いに来てくれていた。
三人育てたけれど、こんな激しい泣き声はあったかしら・・・と心配げである。
足を激しく突っ張り、驚くほどの力で暴れながら泣く。
そして泣きやむ。また泣く。この繰り返し。

泣く元気があるなら大丈夫のはずだけど・・・
でも、こんな大声で泣くってことは、どこか痛いのかしら。
激しく泣いて、また泣きやんでの繰り返しは「腸重積症」である、と育児書で読んだことがある。
どうしよう。
母乳も拒否する。
抱っこして空中でゆすっていれば、多少泣きやむけれど、
ひざに降ろすとまた大泣きだ。
これって寝グズりなの? それとも病気なの?

かかりつけの、近所の医院は本日休診。
隣町に、小児科は年中無休で24時間受付の大きな病院が出来た。
そこにつれてく?
どうしよう・・・   と、母とオロオロしていた。

すると、「ぶっ、ぷりぷりぷり、ぴゃああああ〜〜〜っ」という音と、
ヨーグルトのような匂いが・・・・
おむつを開けると、それはそれはものすごいウンチくんが・・・・
カナエはすっかり機嫌が良くなり、笑いながらドラえもん起きあがりこぼしで遊び始めた。
おばあちゃん(母)にも愛想を振りまく。

よかった、どこも悪くないね。
体力あるから泣き続けるんだね。
この頃、大泣きすることが多かったから、抱っこに必死だったんだけど、
育児記録を見たら、この5日間、ウンチが出てなかったよ。
きばる様子もなかったし・・・
便秘のせいでここ数日泣いていて、今日は便秘の苦しさがピークだったんだね。

安心して、カナエをお風呂に入れたのでした。
今度から、二日出なかったら綿棒浣腸しようっと。

これって自傷? ただの癖?

耳鼻科での診断通り、1日ごとに頭の向きを逆にして寝かしている。
湿疹の薬は小児科で処方してもらってあるので、耳周辺にも塗っている。
頭皮にもフケのようなものが出ているので、オリーブ油で緩めて取った。
そうして3日たったが、まだかゆいらしい?

とくに授乳中と寝入るとき、起きる直前に、
耳周辺と側頭部を掻いている。
向き癖のあった右側の方を、より激しく掻くが、両方とも掻いていることに変わりはない。
果たして、かゆいだけの理由で掻いているのか。
お腹がいっぱいになるまでの間や、眠いときのストレスを感じて掻いているのか。
いまひとつわからない。

爪はマメに切っているが、切り立てはエッジが立っていて、かえって鋭い。
掻いていて傷が付くのが心配なので、ミトンを付けている。
でも、指しゃぶりもしたがるので、ミトンを付けているのがいいのかわからない。

しょっちゅう掻いているのと、寝て暮らしているせいで、
カナエの側頭部は禿げてきてしまった。

小児科を受診するか・・・
保育園開放日に育児相談も受けているので、そこで聞くか・・・
月末に保健センターで「子育て教室」をやるので、そこで聞くか・・・
それとも三ヶ月検診まで待つか・・・

受診するかしないか、どこで聞けばいいのか。
これは医学相談なのか、育児相談なのか。
けっこう迷うものだ。


赤ちゃんコトバ

赤ちゃん相手だからって、やたら幼児語を使わない方が良いと聞いていた。
だから、なるべく大人と同じ言葉で話すことにしていた。

でも2ヶ月めも後半に入って、気が付くと、どっぷり赤ちゃんコトバだ。
泣けば「起きた? カナエちゃんヨチヨチ、今おむつ替えましゅからね〜〜」
カナエが機嫌良く私に話しかければ、
「うん、うん、そうでちゅか〜 おかあさん、ちらなかったよ、 それはたいへんでちたね〜〜」
と相づちを打つ。

寝グズりの時も、
「あっこ(新潟方言でアンヨのこと)ホカホカじゃないでちゅかー、
 ネンネしぇー(しぇー、とは新潟方言でしなさいという意味)」
などと、赤ちゃんコトバに新潟方言が混ざり、何がなんだかわからなくなってきた。

こうした話し方が、すっかり癖になってしまった。
手伝いに来てくれた母に、「この小松菜、全部使うの?」などと聞かれても、
「そうでちゅねー、半分くらいでいいでちゅかーー?」
と答えてしまう始末・・・
カナエの言語獲得に悪影響がある?

果汁を飲ませてみた

果汁を与えるのは生後4ヶ月頃で良いと思っていた。
2ヶ月からあげて良いとされているけど。

母は、孫にいろいろ与えてみたくて仕方ないらしく、
手伝いに来てくれたとき、いそいそと果物を何種類も持ってきていた。
「まだあげなくていいよー、麦茶もロクに飲まないのに、おいしい果汁の味を覚えちゃったらますます・・・」と渋る私に、
「ちょっぴりだから」と、母はさっさと梨をすり下ろし、湯冷ましで薄めてしまった。

スプーンでほんの一匙。一匙は1ml。
カナエはまんざらでもない顔で、味わっている様子。
翌日(このとき母は、二泊で手伝いに来ていた)は、リンゴ果汁。
スプーンで4〜5匙。カナエはにっこり笑った。
さらに翌日は、また梨果汁。
寝グズりで大泣きし、母乳も拒否して困っていたが、梨果汁を口にしたら、ストンと眠ってしまった。

母、大喜び。
確かに、果汁を飲んだ方がウンチの出も、いいみたいだし。

私の母乳を(こぼれていたので)ちょっとなめてみたら、
想像よりずいぶん甘かった。
粉ミルクより甘い。粉ミルクはけっこう鉄っぽい味がするからね。
母乳は、コンデンスミルクを薄めたような味がした。

母乳って、こんなに甘かったのか・・・
そして、カナエが一番喜ぶ果汁は、梨。
オレンジは薄めても酸っぱかったらしくて、顔を歪めていた。
カナエは甘党なんだね。

ベビーフードの粉末果汁は、あまりイケてなかったらしく、イマイチ飲まなかった。
試しに飲んでみたら、風味が足りないというか、薄い。
フレッシュの果汁は、湯冷ましで薄めても風味が十分に残って、おいしい。
ずいぶん違うもんだ。

おっとあぶない!

育児をしていると眠くなる。
あぶない。
寝た姿勢のまま授乳したら、そのまま私が眠ってしまった。
ほんの数十秒だと思うけれど、カナエを私の身体で窒息させるところだった・・・
あぶない。
カナエを寝かしつけようと、胸元をトントン叩いていたら、そのまま私が眠ってしまった。
どうしてこう、子供を寝かしつけているうちに、自分が眠くなってしまうのだろうか。
私の腕はカナエの胸の上にずっしりと乗ったままだった。
あぶない。


向き癖とゴキゲンの関係は?

娘には、「向き癖」がある。
たいていの赤ん坊にはあるそうだ。
そして、「首が座れば落ち着くから、とくに気にしなくて良い」と指導される。
ちなみに娘の場合、仰向けに寝かすと、顔はいつも右に向く。
添い寝の時は、娘の右側に寝ることにしている。(娘の左側に壁)

早2ヶ月、そんな風に暮らしていたので、
娘の右耳は少し変形してしまった。
頭の形も、なんだか平行四辺形的だ。
これも、「首が座れば耳の形は戻る。頭の形も、生後1年くらいは変わるし、髪が増えれば多少いびつでも気にならなくなる」とのこと。

娘は髪が少ないので、けっこう気になる。
それで、無理矢理逆方向を向くように寝かせてみた。
娘の左側に寝て、添い寝のまま授乳すると、お乳欲しさに左を向く。
そうして2日過ごしてみた。ちゃんと左を向いたまま眠っていたりする。
耳の形はすぐに治った。
しかし、ゴキゲンが悪い。
授乳中に泣き出す。本当は欲しくないのか、まずいのか、出過ぎてむせるのか、実は出てないのか!?
右耳をしきりに引っ掻く。かゆいのか、ストレスなのか。

どうしよう、こういうのって小児科で相談して良いの?
病院に行くのもカナエにとってストレスになったり?

とりあえず、元の向き癖の方向で寝かせ直してみた。
2日ぶりにカナエが笑って、お乳をどっさり飲んでストンと眠った。

育児書には書いていないからわからないけれど(だからそのうち小児科に聞いてみるか)
向き癖とゴキゲンには関係があるのではないか、と思った。


初めてのお風呂

ベビーバス、かなり狭くなったけれど、無理矢理使っていた。
しかし、夫は平日出張していることが多く、母子家庭状態になってしまうので、
これはもう、私ががんばって、大人のお風呂に一緒に入るしかない。
この週末、夫が帰宅していたので、
「もしもの時には呼ぶから!」と、一人で全部やってみた。

一人で入れる方法については、このページの掲示板にも投稿があったし、
何通かメールでアドバイスももらっていた。

全てセットして、お風呂の入り口にカナエを寝かせる。(ハイハイするようになったらどうしよう、という心配もあるけど)
ドアを開けたまま、私が身体を洗う。
洗い終わったらカナエを抱っこして、身体を洗う。
万一に備えて、ベビーザラスで見つけた「人型にへこみを付けてあるスポンジシート」を床に置いた。
これはこれで安心して洗える。落とす心配がないから。
ゆるめのシャワーで泡を流してやる。これはラクだ。
そして、カナエを抱っこしたまま浴槽へ。
意外にもこれはラクだった。浮力ってすごい、重さが全くなくなった。

が、しかし、上がるときに一気に重さが付く。
ああ、カナエは本当に6キロなんだなあと思う瞬間。
でもどうにかなった。心配だったら、スポンジシートの上に一時置けばいいや。

赤ん坊は、すぐに服を着せると汗をかいてしまうので、
私が身支度している間は、お風呂入り口の座布団の上(タオルを敷いてある)で寝転がる。
・・・・そしたら、ニコニコしながらオシッコをした。
座布団が犠牲になった。

でもまあ、案外上手く行くことがわかった。
今度からは、座布団とタオルの間に、おむつ替えシートを挟んで、
お風呂から上がったらなるべく早くおむつを付けよう。

初めての外食

出産以来、きっちり三食作っていたのだが(ときどき母が来てくれるけど)
だいぶ、疲れがたまってきた。
たまには「ハレ」っぽい機会を作りたい。

毎日のベビーカー散歩で、町の賑やかなところには慣れてきた。
ベビーザラスにも行った。ドライブも大丈夫。
そんなわけで、結婚前から夫とよく行っている、お寿司やさんに行ってきた。
カナエを連れて。
このお店には、赤ん坊連れで来る客もけっこういるそうで、
座敷席に寝かせてもらい、
授乳やおむつ替えの時は奥の部屋を使わせてもらえた。

カナエは初めての場所に、最初はぐずったけれど、
授乳したらほとんど眠っていた。

本当に久しぶりにおいしいお寿司を食べることが出来た。
妊娠中はツワリで、魚などまるで食べられなかったから。
とても嬉しかった。

初めての夜泣き

ところが、帰宅したあと、カナエが大泣き。
こんな大泣きは聞いたことがない。
でも、体調が悪いわけではないから、
きっと、初めての場所・初めての出来事に興奮したのだろう。
出産退院した夜もこのぐらい泣いて、下痢もして病院に行ってしまったが、
あれは今思うと、下痢だけが原因なのではなくて、
病院と自宅の違いに興奮したのだろう。

普段の大泣きなら、おっぱいを含ませればスッと泣きやむ。
しかし今回は、おっぱいを含むことが出来ないほど興奮していて、口が開きっぱなし。
泣きやませの「伝家の宝刀・おっぱい」が使えない。さあどうする。

夫と二人で交替で抱っこし、揺らした。
「シー」という声を耳元で聞かせた。
効果ない。

ベビーバスにお湯をはって、お風呂に入れてみた。
入浴中なのにベソをかいている。
でも少し、「しきり直し」が出来た雰囲気。
上がったら、また泣きだした。

入浴後、服を着せているそばに、たまたまドラえもん起きあがりこぼ師があり、
カナエはそれに目を留めた。
手の届くところに置くと、手を伸ばして遊び始めた。
しゃくり上げながら遊んでいる。
「おうちに帰ってきた。お友達のドラちゃんもいる」と思い直せただろうか。
でも、また泣きだした。

夫が抱き上げ、大きく揺らした。
泣きやんできた。
ベッドに降ろす。・・・・また大泣き、振り出しに戻る。

私が抱き上げ、細かく揺らした。
泣きやんできた。
授乳クッションを私の膝とカナエの間に入れてもらい、電気を消した。
クッションごとユラユラしながら、子守歌を歌う。
といっても、普通の子守歌は歌詞をよく覚えておらず、考えながら歌ってしまうのでやめた。
適当に作った子守歌を歌う。
「カナエちゃん・ネンネだよ・よしよし・いい子だよ」
の繰り返し。
胸元を指先でトントンしながら、15分くらい歌っていた。
(そばに座っていた夫までウトウトしてきた)

ようやくカナエが泣きやみ、ときどきしゃくり上げながらも落ち着いてきた。
おっぱいを飲ませるのはやめよう。
このままそっと私と添い寝の形で、ベッドに降ろす。
子守歌と胸元トントンは続けたまま。
降ろしたらすかさず夫に毛布を掛けてもらう。
エアコンをゆるくつける。
徐々に子守歌を小さくし、歌いやめる。
カナエの呼吸が通常に戻ったけれど、胸元トントンはさらにしばらく続けて止める。

ようやく寝入ったみたいだ。
1時間半かかって、もう午前1時を過ぎている。
私も添い寝する。
その後20分くらいは、カナエは目を開け、隣に私がいるか確認しているみたいだったが、
さすがに大泣きして疲れたのか、朝6時頃まで続けて眠った。

やれやれ、大変だったけれど、
おかげで翌日、カナエが多少泣いても、
「ぐずり」程度にしか感じず、落ち着いて対応できるようになった。

さてこれは、「夜泣き」なんでしょうか。
育児書には、「夜泣きとは、多くの場合、生後半年以降におき、
おっぱいでもおむつがえでも泣きやまず、原因が定まらず、しかも毎晩続くもの」
と書いてある。
翌晩は夜泣きはなかった。(昼間、同じような泣き方をしたが、15分ほどで落ち着いた)
本物の夜泣きはもっと激しい?
生後2ヶ月じゃ、まだまだですか?