生後3ヶ月

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この頃しなくなったこと

新生児の頃、ずいぶんびびらせてくれた、「モロー反射」をほとんどしなくなった。
ただ、眠りが浅いときや、泣き寝入りしたときなどは、
カーテンを閉める程度のちょっとした音で「びくう」っとやってくれる。
いつまでも新鮮にびびる、おかあさんである。

しゃっくりも減った。以前は毎日数回やっていたが、最近は毎日ではなくなっている。
寝入るときの不思議なうなり声やいきみ声もなくなった。

伸びをするときは、相変わらず「くぅ〜〜っ」「きゅう〜〜っ」という声を立てている。
それは成長する音なんだ、という書き込みが以前あった。
まだまだ大きくなるのね。

Lサイズ

紙おむつ、Mサイズではオーバーフローするようになってしまって、
生後4ヶ月を目前にして、Lサイズに切り替えた。
Sサイズは体重4〜8キロ程度、
Mサイズは体重6〜11キロと書いてある。
カナエは8キロ。
ウエスト周りはまだまだ余裕なのだが、また上丈(また部分からウエストまでの距離)が足りない。
テープタイプではLサイズが最大。
LLサイズはパンツタイプしか売られていない。パンツタイプはハイハイが出来るようになってから。
その前にLでも足りなくなったらどうしよう?
ハイハイするようになれば、痩せるんでしょうか。  でも不足してるのは、丈だからなあ・・・

午後はねぇ・・・

午前中は機嫌が良く、朝7〜8時にいったん起きて30分ほど遊んだあと、
10時過ぎまで午前の昼寝をする。
昼前に散歩をする。
そこまではいいのですが・・・・

午後のグズリは、生後2ヶ月以来ずっと続いている。
新生児の頃は、おっぱい飲ませておけばとりあえず間違いなかったのだが、
それ以降は「暇つぶし」で呼ばれることが増えてきた。
しかし暇つぶしも、最後は私の手首を吸ったりして、おっぱいをあげなくては治まらなくなる。
ふと気が付くと、生後4ヶ月になろうとしているのに、
毎日10回以上授乳している。

午後なんか、昼寝していても1時間おきに目を覚ます。
授乳間隔を開けようとして、遊んで気を紛らわせるけれど、せいぜい遊びは30分くらいしか保たない。
散歩に連れ出して、気分転換させるけど、ベビーカー上で泣いてしまったり・・・
寒くなってきたから、散歩も日の高いうちしかできないし。
散歩直後だって40分から90分くらいぐずるし、
長時間の外出のあとでも、とくに眠る時間が延びる感じはしない。

カーテンを閉め、電気を消して暗くすれば比較的よく眠るのはわかっているが、
昼と夜の区別を付けられるようにしたいので、
昼の間は室内を明るくしている。   それが敗因か!?

夜中だって、一回だけまぐれのように一晩眠ったけれど、
結局のところ2〜3時間おきに目を覚ましているのだ。

どうしたらまとまって眠ってくれるんだろうか?


BCG

BCGの予防接種を受けた。
今年からツベルクリンがなくなったり、麻疹と風疹が混合ワクチンになったりと、いろいろ変更点があるとのこと。

予防接種と言うからには腕を出しやすくせねば、と思い、
ノースリーブでかぶって着て、股下をスナップで止める下着に、
ズボンと長袖Tシャツで行った。
これならカナエはTシャツの片袖を脱ぐだけで済むと思った。

しかし・・・直前に、内科診察があるのだった。
お腹と背中を出さなくてはならない。
この服は出しにくい・・・・

そして注射の時は、腕だけ出すのではなくて、左半身を丸裸にしなくてはならないのだった。
困った・・・・  結局、ズボン一枚の上半身裸にしてしまった。
失敗した。3〜4ヶ月検診の時は、普通のカバーオールで行こう・・・

大勢の赤ちゃんでごった返す雰囲気に、泣き出すかと思ったら案外平気だった。
内科診察のドクターは、普段あせもを見てもらっているドクターで(市内の小児科医が総動員だったらしい)
カナエは聴診器を当てられても、ニコニコしていた。

私の腕に残っているBCG跡からして、きっとスタンプ注射は長方形で、一回刺すのだろうと思っていたが、
実際にはスタンプは丸くて、それを縦に二連発するのだった。
渾身の力を込めて刺すドクター。
さすがにカナエは「へっへっへ〜〜」と少し泣いたが、すぐに立ち直った。

なぜか全部終わって服を着せ、ベビーカーに乗せるときに大泣き。
その横を、接種を終えたドクターが颯爽とベンツに乗って帰っていった・・・(これから午後の診療)

たて抱き用抱っこひも

BCGの時、実際の診察・接種時間より、待ち時間の方がずーっと長いことがわかった。
その間、ずっと手で抱っこしているのは、なかなか大変だった。
3〜4ヶ月検診は、2時間半かかると市から通知が来た。
きっと、そのうち2時間は待ち時間なんだろう。
これまで、腰に負担がかかると思って、たて抱きひもは使わずに来たけれど、
保健センター内だけでも使えるよう、慣れておこうと思った。

たて抱きひもにカナエを入れて、近所のドラッグストアへ。
30分ほど。カナエの機嫌は良かった。
視線が高く広くなって、いろいろ見られるので良かったらしい。
何しろ、街で声をかけられたら、ニコニコ笑い返して人気を取ったぐらいだから。

検診当日は雨の予報(いやだーーー!)
ベビーカーにレインカバーを付けていくか!?  (大勢いるのに、屋根のあるところに止められるのか?)
タクシーを呼ぶか!?  (行きはいいけど、帰りのタクシーは拾えるのか?)
おんぶひもで行くか!? (行きはいいけど、帰りに背負い直すのが大変)
たて抱きひもで行くか!? (腰がつぶれるだろうなあ・・・)

頼むから降らないでください。
保健センターの駐車場は狭いので、自家用車では行けないのです。

ジョンソン・ベビーローション

ドラッグストアに、「ぐずるお子様のために〜〜ラベンダーの香り」という、
ジョンソン・ベビーローションの新製品が売られていた。
ほんとに効くのか?  と思いつつ、買って帰った。

帰宅し、たて抱きひもから外したら、さっそく泣き出すカナエ。
私の手首と手の甲にローションを付け、カナエに嗅がせる。
ちょっとにこっとしたので、「おおっ、効くじゃないか!」と喜んだのもつかの間、また泣きだした。
結局、抱っことおっぱいでなだめ、40分後に眠った。
効果があったのかどうかは、よくわからない。

今夜、お風呂上がりに身体に塗って、寝かしつけに効果があるか試してみる。

(追記)
カナエには、「寝かしつけ効果」はありませんでした。  
照明を消して寝かしつけをはじめてから1時間もゴキゲンになってしまいました。
普段よりもさらに寝かしつけに時間がかかる結果になりましたが、泣きはしなかったので、
ある意味では効果があったのか?


便秘予防には

果汁を飲むようになって、便秘はほぼなくなったと思う。
散歩も、ベビーカーに乗っているけれど、多少は運動になっているらしい。
あとはお腹マッサージ。 これで、便秘はこの頃ほとんどなく、毎日1〜2回出ている。
生後3ヶ月なら、毎日でなくてもよいそうだが、
出ない日は何となく機嫌が悪いので。

あと、夫がおむつ替えをすると、ウンチが出ている確率が高い。よしよし。

今のカナエの好きなもの

もうすぐ生後4ヶ月のカナエが好きなもの。
  おっぱい    正面からの声かけ   くまちゃんの縫いぐるみ(指人形仕様)   たて抱き
  くしゃみのあと、顔を拭いてやること   ほっぺたとあごをツンツンしてやること
  お腹マッサージ   お風呂   梨果汁   かまってもらうこと

カトリック校

夫は中学・高校時代、カトリック系の男子校に通っていたのだが、
先日、同窓会報が届いていたので読ませてもらった。
内容は、「校舎改築のお知らせ」「部活動報告」「進路状況」などで、
公立高校で発行する同窓会報のそれと、だいたい同じ。

しかしちょっとビックリしたのが、「物故者」の欄である。
物故者の欄自体は、たいていの学校の同窓会報に設けられているだろう。
が、夫の学校のそれには、「ヨハネ・パウロ2世 ローマ法王」が載っていて、
命日を記したあとには「逝去」などではなく「帰天」と書かれていた。

「死とは、天に帰ること」・・・・キリスト教になじみ深い人なら、当たり前の感覚なのかもしれないけれど、
私にとってはとても新鮮だった。

湿布かぶれ・・・

ぎっくり腰になって1ヶ月近い。ずっと湿布を貼っているのだが、ついに湿布かぶれを起こした。
というわけで貼らないで1日過ごした。
やっぱり痛い。でもかぶれたところに湿布を貼ると別な意味で痛い。
どうすりゃいいのさ。


クシャおじさん

カナエは新生児の時からカワイイと思っていた。
もちろん、親バカは承知の上。
おむつの袋に印刷されている、ベビーモデルよりもカワイイと思っていた。
しかし、今、生後1ヶ月までの写真を見返してみると、
カナエの寝顔は「クシャおじさん」によく似ている。
今も、あくびしたあとの顔はクシャおじさんにそっくりだ。

クシャおじさんとは・・・・顔をクシャッとさせる(顎関節がはずせる?)芸で、数十年前に人気が出た人。
ほとんどチョイ役として活躍し、セリフはなかったと思う。
私の記憶の中でも、かなり小さな頃のものなので、20代より若い人は、たぶん知らないでしょう。

ガラガラでダンス

ガラガラが握れるようになった。
大喜びで振って、音を出して遊んでいる。
それどころか、寝た姿勢のままで手足を激しくバタバタさせ、ものすごい笑顔で踊っている。
リオデジャネイロに行っても大丈夫そうな勢いだ。
そうして2〜3分、激しく踊り、「エイッ」「ウキャッ」なんて声まで上げている。

踊り疲れたあとは、「へう〜〜へう〜〜」またグズリ始める・・・・
大人も、3分間踊るってのは相当キツイものね。

頻回授乳

生後3ヶ月半になってから、やたら授乳回数が多くなった。
昼間は30〜50分おき、夜も60〜90分おき。
まるで新生児期だ。
授乳すれば落ち着くグズリがそれだけ頻繁に訪れる。
その他に寝グズリも含まれるので、私はヘトヘトになってしまった。
なにしろ1日16回以上の授乳だから。

このところ、ほとんど粉ミルクを使わなくなっていたので、哺乳瓶は片付けてしまっていた。
でも、あまりに頻繁に授乳を求められ、やたらぐずるので、
「さすがに、母乳では足りないのでは・・・」と思い、ミルクを作って与えてみた。
しかしミルクはあまり飲まない。
このペースで4日間過ごした。

5日目は急に落ち着いた。
とは言っても、昼間2〜3時間おき、夜3〜4時間おきなので、
まだまだ授乳間隔が開いたとは言えないのだけど。

育児書を見てみると、
「成長の節目節目には、これまでの量では足りない! とばかりに、授乳を多く要求することがあります。
このときは、授乳間隔にこだわらずに授乳しましょう。数日で治まります。
なお、そうした節目は生後6週間・生後3ヶ月・生後6ヶ月に訪れます。急速に大きくなる時期です。」
などと書いてあった。

多分、今回のはこれなんだろう。    ・・・カナエ、まだまだ大きくなるのね?
お宮参り直後(生後6週間)の頃もこんなことがあって、このときに「母乳茶」飲みつつ頻回授乳したら、
母乳の出が良くなり、ほぼ完全母乳育児に切り替えることが出来たのだ。

しかし・・・  育児で心配事があったとき、育児書でその謎が解ける頃には、
心配事はすでに治まっている。
いいけど。


おんぶ成功

子守帯にもいろいろあって、横抱き・立て抱き・おんぶと、器具を組み替えて何通りにも使える帯よりも、
初めから抱っこ専用帯・おんぶ専用帯にすれば良かったような気がしている。
首が座ってきたので、本気でおんぶを練習してみた。
兼用子守帯ではなく、おんぶ専用帯を使った。
ちなみに、ニンナナンナの「おんぶラクラクキャリー」というもの。
肩ひもが太く、子供のお尻部分は椅子のようにしっかりしている。
形はリュックサックのようで、子供を背負ったあと、さらに母親のウエストをベルトで締めて固定する。

介添えの人がいれば、キャリーを付けた子供を持ち上げてもらって、
背負わせてもらえばよいのだが、
実際には家事の時なんかにカナエを背負いたいので、一人でおんぶできるようにならなくては。

カナエはまだ、一人で座ることができないので、
とりあえず寝た状態でキャリーに入れる。
そこから背負うわけだが、一本背負いのようには危ないので行けない。
うーん、どうしよう・・・と困ってしまったが、
大人用ベッドの上に掛け布団を丸めて背もたれを作り、
そこにカナエを寄りかからせて、じりじりとキャリーを背負った。
上手くいった。

鏡を理解するのっていつ頃かな

とりあえずおんぶができたので、スタンドミラーで全身の状態をチェックしながら、
肩ひもの長さなどを調整した。
すると、カナエが鏡の中をじっと見ている。
先月は、鏡を見せてもまるで反応がなかった。
でもまだ、鏡に映っているのが自分と母親であるとは、わかっていないみたい。
気付くのはいつ頃だろう?

昔、実家で飼っていたチョコ(猫)は、鏡をちゃんと理解していたようだった。
今のところは、カナエよりもチョコの方が少しお利口かもしれない。


「千と千尋」の坊

実家に帰っていた間、カナエはおおむね「いい子」にしていたのだが、
たまにカンシャクを起こして大泣きした。
その姿を見て、父が「何かカナエって、千と千尋の神隠しに出てきた大きな赤ちゃん(坊)にそっくりだな」
と言った。
坊は、湯バアバの子供(孫?)で、とても体が大きい。
千尋に向かって、「お遊びしないと泣いちゃうぞ。泣いたらバアバが来るぞ。」と、脅すのである。

自宅に戻ってからDVDのそのシーンをチェックしてみたら(全編見る時間はとてもとれない)
本当に、カナエと坊はそっくりだった。
見た目もそっくりだが、泣く直前の顔つきが、
「これから泣いちゃうぞ」と脅しているかのようである。

実家だったら、泣いたら実際、バアバが来るし。

寝グズリ対策

三ヶ月に入ってから、昼夜の区別がだいぶ付くようになってきたみたい。
しかし、眠いとき、とにかくぐずる。と言うか大泣きする。
眠いんだったら寝ろよ!! と、毎日ツッコミを入れてしまう。
多くの赤ちゃんがそうらしいけど、まったくどうして、すんなり寝入らないんだろう。

対策(1) おっぱいをあげる(満腹すると寝ることがあるから)
対策(2) 寝入る前のトークにつきあえるだけ付き合う(一人にすると大泣きするから)
対策(3) 照明を消す(ただし、昼寝でこれをやると、夜が大変)
対策(4) テレビを付ける(泣きやむことがある)
対策(5) 耳元でレジ袋をガサガサさせる(三ヶ月に入ってから有効になった)
対策(6) 放っておく(そのうちに指をくわえて眠る)

指をくわえたまま、絶叫するように泣き叫び、自分の世界に入って、そのまま眠ることが増えてきた。
対策があまり役立たないといえば言える。
そんなときは、結局放っておくしかないのだが、
1時間以上かかる。    これって虐待なんだろうかと迷ったりして。


子育て教室

町の保健センターが主催する、「子育て教室」に行ってきた。
15組くらいの母子が集まって、子育てで行き詰まっていることを話し、
解決したことがある人は解決策を答え、市内にママ友達ができるかも・・・という企画。

たまたま隣になった人が、自宅がすぐ近所で、子供の月齢も同じ、
そしてお互いの実家も同じ市だった。よかったよかった。

どの人も似たようなことで困っていたんだなあと思った。
「指を目の中に突っ込む」
「髪を引っ張る」
「向き癖」
「髪が抜ける一方」
「果汁を飲まない・または・麦茶を飲まない」
「寝付かない」
「授乳間隔が開かない」・・・・

最後に身長と体重を測ってもらった。
生後3ヶ月半のカナエは、身長65センチ、体重7.8キロだった。
かなりデカイ。同じ月齢の人たちと比べても、大きかった。

果汁大好き

果汁をスプーンであげているが、特に梨が気に入っている。
一口あげるとパッと表情が明るくなり、笑う。
「次をくれ」「次をくれ」と、雛鳥のように口を開けてねだり、
30ml(30さじ)はアッという間だ。
スプーンにも慣れた様子なので、離乳食もスムーズに進むか?

それで、今度は哺乳瓶であげてみた。
哺乳瓶の方がゴクゴク飲めるらしく、50mlもアッという間だった。
さすがに「こんなに飲ませて良いのだろうか・・・?」と心配になり、
残りを私が飲んだ。
そうしたらカナエはそれをじっと見ていて、大泣きした。

私が果汁を横取りしたと思ったらしい。
確かに横取りしたようなものだけど。
慌ててお代わりを作り、飲ませたら治まった。

母娘で危険な髪の毛

カナエの髪は抜ける一方で、多めに残っているのはトップサイドの一角のみ。
産まれたときも「髪、少ないなあ」と思ったのだが、
今、当時の写真を見ると、髪の毛がちゃんとあるのに驚く。
すっかり禿げてしまった部分に、少しだけ髪が生え始めてきたが。

と、カナエの心配をしていたら、今度は私の髪がやたら抜けてきた。
産後3〜4ヶ月で抜ける人が多い、と美容師さんに聞いていたが、その通りになった。
髪を洗っても、ブラシでとかしても、ちょっと手で髪をつかんでも、
ドキッとするぐらい髪が抜けてくる。
とくに頭頂部付近がヤバイ雰囲気。
私の髪はもともと多い方なので、多少抜けても良いらしいけれど・・・

娘は平清盛、母はフランシスコザビエル状態か・・・


実家に帰りましたよ

ぎっくり腰の状態は良くないが、夫が一週間の地方出張となってしまった。
というわけで、日曜の夕方から実家に帰省。
一週間実家で暮らし、一般家事を母に頼って、腰への負担を軽減しようという作戦だ・・・

妊娠以来、実家に帰るのは初めて。もちろんカナエにとっては初めての場所。
自宅はマンション、全室フローリングで壁も天井も白い。
実家は一戸建て、全室畳で・・・老朽化してすすけている・・・

この、環境の違いに、カナエは泣きまくるのではないかと思っていたが、
まるで平気だった。初めのうち、目を大きく開いて室内を観察している様子だったが、
すぐにくつろぎ、おっぱい飲んでニコニコしていた。
昼寝の前に泣いたり(やっぱり1時間くらい泣く)、地震のあとに泣いたりしたけれど、
深夜は泣くこともなく、まったく平和だった。

何度も来てくれている母(おばあちゃん)のことはよく覚えていたらしく、抱っこしてもらったらすぐにニッコリ。
お宮参り以来、6週間ぶりに会う父(おじいちゃん)も、抱っこしてもらったらニッコリ。
コワモテの父も、滞在中は面白い顔をしてカナエをあやしてくれた。
一人暮らししている弟も、ちょっと帰ってきてカナエと初対面。
抱っこされて、カナエはニッコリ。
散歩の時、近所の人にも会って、やっぱりカナエはニッコリ。
駅前デパートの店員さんにも、ニッコリ。
あやしてもらうと、声を立てて笑うし、何か喋っているかのような声も盛んに出す。
・・・・まだ人見知りするほど知恵が付かない時期だとはいえ、このカナエのサービス精神にビックリだ。

三十路のくせして・・・

実家はラクだーーーー
こんなにラクだと思わなかった。
20代で一人暮らしをしていた頃は、「しっかりしなくっちゃ」と気合いが入りすぎていたかもしれない。
実家に帰るのは年2回程度。(車で1時間かからないのだが)
母が差し入れをくれようとしても、極力断っていたし。
高熱出しても、絶対実家には黙っていたし。

今は、差し入れもらいまくりです。ありがたい救援物資です・・・

実家滞在中は、一般家事をまったくやりませんでした。
ええ、本当に何にもやりませんでした。お茶まで入れてもらってた・・・
ほとんどの時間は、カナエにくっついているか、おっぱいあげてるか。
それだけ。

夫が出張中で、ひとりで自宅にいるときは、
家事も、トイレも、食事をとるのも、全てカナエの寝ている隙にするしかない。
カナエが泣いても、少しの間ほっとくしかないこともある。
食事もロクにとれなかったりして。
実家にいると、もし食事中にカナエがぐずれば、両親と私の交替で食事をとり、カナエをあやす。
とりあえず一食を、最初から最後まで続けて食べることができる。
カナエがひどく泣いたときは、私一人で抱っこしないで済む(替わってくれる人がいる)ので、
腰痛にはとても助かりました。

食費さえ払わなかった・・・(払わせてくれなかった)
私の腰痛を心配して、おんぶ専用ひもを買ってくれました。
帰宅するときには、カナエのために縫いぐるみだの、食品だのといろいろ持たせてくれました。
私が自分で使ったお金は、一週間で120円。
セブンイレブンのコピー機で、滞在中のデジカメ写真をプリントしたときの代金のみ。

いいのか、30代でこんなに親に甘えてしまって・・・?

カナエ、私にべったら漬け

そんなわけで、カナエは一週間、私とべったり過ごしました。
ぐずったときも、私の顔を見たり声を聞くと泣きやむことが増えた。
いろんな人に愛想良くニッコリしてみせるカナエだけど、
私がそばに来たとき、明らかに「ニッコリ度」が高い。

一週間たって夫が迎えに来て、自宅に帰ったのだが、
夫がカナエをあやそうとしても、そっぽを向いて、わたしの方ばかり見ていたり。
夫がカナエにミルクをあげようとしても、泣き続けて、
私がそばに来ると、私の姿を目で追い、おっぱいを含むとピタッと泣きやんだり。

まずいな、これ。「母子密着育児」はしない方がいいと思ってたのに。
とりあえず、夫が軽くショックを受けたみたいだ。

生後100日なので

お食い初めのようなことをした。
とくにオオゴトにするつもりはなかったので、
お宮参りの時、神社からもらった「お食い初めセット(黒塗りの小さな食器のセット)」を出して、
食事を盛りつけた。

でも本当に簡単。
お赤飯(レトルト)と味噌汁(今日の夕食の一部)と石(夫が資源研究会か何かでもらってきた)だけ。
お祝いなのでお赤飯。
バリバリ噛み砕けるように、石。
一皿余ってしまったので、味噌汁。

そしてカナエを夫が抱っこして、食べさせる真似をし、写真を撮りました。

カナエはなんだかわかっていませんから、撮影後はすぐにおっぱい飲んで寝ました。


ぎっくり腰、その後

もう一度、整形外科を受診。
湿布と、なるべく飲まない方がいい痛み止め飲み薬をもらって温熱療法・低周波療法を受ける。
整形外科と小児科は同じドクターなので、
夫にカナエを抱っこして付いてきてもらって、一緒に受診。
カナエは首のあせもがこじれたので、クリームをもらった。(非ステロイド)

しかし、温熱・低周波を受けたら、なぜか腰痛がひどくなってしまった。
腰痛がひどいと、胃も気持ち悪くなる。(お腹を壊しているときは腰も痛くなる)
なぜか知らないが、私はそうなる。
あまりに苦しくなったので、胃と母乳に負担がかかるかもと迷いながら、
痛み止めの薬を飲む。
腰も胃も良くなった。

しばらくはこんな感じなのかもしれない。
子供の世話と家事だけでもきついので(授業はさらに無理、育休中で良かった)
実家に帰ることにした。来週、夫は出張でいないし、妊娠以来まったく実家に帰ってないし。

おんぶ?

腰の負担を軽くするためには、抱っこよりもおんぶがよいのではないかと思い、
ドクターに「この子、首座ってますか?」と聞いてみた。
「座っていることは座っているけど、座り方はまだ弱い。おんぶするなら、必ず頭ガードを付けるように」
と・・・

帰宅してから、今使っているスリーウェイ抱っこひもを、
「横抱っこモード」を「おんぶモード」に組み替えてみた。
夫にアシストしてもらいながら、カナエをおんぶ・・・・一応、ベッドの上で。
危ない!!
頭ガードが、カナエの首の下までしかない。
カナエは左右に大きく揺れて、落ちそうになってしまった。

すぐにひもから降ろしたら、カナエはゴキゲンに笑っている。
ユラユラが好きだから?

・・・きっと、このおんぶひもは、ちゃんと一人で座れる子供用なんだろうね・・・
気を取り直して、「向き合い前抱っこモード」に組み替えた。
町で一番多く見かける抱っこの形だ。
たて抱きにして、私と向かい合わせるようにして、抱っこひもに足を通し・・・
危なくはないが、頭ガードが顔の真ん中の位置で、
カナエが顔を左右するたびに目のあたりに当たって、不快そうにしている。

ウーム、ダメか。
では、しつこくベビースリングにチャレンジ。
向こう向き前抱っこ。赤ちゃんは景色が見られてゴキゲンです、と本に書いてある。
ところが、カナエは「何すんのよう!!」と、青木さやかさんのような勢いで怒っている。
スリングにはいるための基本姿勢、「あぐらをかかせる」が上手くできないのだ。
カナエは常に足を突っ張りたがる・・・

せっかくゴキゲンだったカナエは、ベソをかいてしまった。おっぱいを飲ませてごまかし、昼寝させた。