生後6ヶ月

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実家に預けてみた

同僚が亡くなった。
まだ20代半ばの、とても若い同僚。
事故の恐ろしさと、
何もかもこれからで、前途洋々たる将来が待っているはずだった彼を思う。

彼に、「初節句」の写真を見せてもらったことがある。
母上に抱かれて、かぶと飾りをかぶる真似をさせられている赤ん坊。
今のカナエと同じくらいか。
カナエのひな人形を整えながら、ご両親の無念を思った。

お通夜や告別式に参列するのは無理かと思っていたが、
斎場が実家の近くであることがわかり、カナエを実家に預け、お通夜に参列できた。

実家に預けていたのは都合2時間半。
「自宅以外の場所」に預けるのは、これが初めて。
(自宅で、母や夫に見てもらって、自分一人で2時間外出したことはある)

一応用意周到にしたつもり・・・
昼間、実家の母に自宅に来てもらい、インフルエンザにかかったとき以来一週間ぶりの
「バアバ」と遊んで、とりあえず慣れさせる。
それから実家へ、私の運転で向かう。
カナエが実家に行くのはお正月以来なので、
一時間ほど遊んだり、離乳食を食べさせたり、授乳して、
場所と「ジイジ」に慣れさせる。
お腹いっぱいにもなったし、カナエは機嫌良く遊んでいる。
大丈夫だろう、と思って出発した。

戻ったら、家の外にまでカナエの泣き声が聞こえる。
私が出発して10分ほどは機嫌良く遊んでいたが、私がいないことに気付いたら、以来大泣きしていたそうだ。
屋根や壁が震えるほどの大声で(カナエ、体力あるからなあ)
1時間以上泣き続け。何をしてもおさまらないし、白湯もヨーグルトも受け付けない。
数分、泣きやんだときがあって、「やれやれ・・・」とホッとしたら、2〜3分後には
「いいや、まだまだ」と泣き直し。
途中、30分ほど泣き疲れて寝入ったが、しゃくり上げながら眠っているので、
抱っこし続けなくてはならなかったそうだ。

どうもすみません。
私が戻って抱っこし、授乳したら、ゲンキンなことにニコニコして、
バアバと「いないいないばあ」をして遊びだした。

しかし、帰宅後も、私が少しでも部屋を離れると泣き出してしまう。
夫が抱っこしても泣き続け。
こんなことでは、保育園にいけないよーーーー

夫、お疲れさま

夫が、「技術士」という国家資格試験に合格した。
理系の試験の中では、かなり難しい方だという。
いろいろと部門が別れているが(建築とか繊維とか)、
夫の受けた「資源部門」は、全国で4人しか受かってなかった。
カナエを妊娠する直前の夏に、一次試験(物理や一般知識などの基本問題)。
カナエが産まれた直後の夏に、二次試験(まる一日かけての論文試験)。
この暮れに、面接試験。
知識があるだけではなく、実務の中で、問題を解決してきた経験がないと、二次試験の論文は受からないとのこと。

あまり知られていない資格だけれど、
「机上の空論ではなく、現場を現実的に、総合的に率いることが出来る力がある」証明になると思う。
ともかくも、足かけ二年以上にわたる試験を、
カナエが産まれてかなり落ち着かなく、また全国出張で忙しい中、よくぞ受かったと思う。

今夜は一本つけましょう。


恐怖のドライブ

産後、数回しか車の運転をしていない私。
高速道路を運転してしまった。
10年近く前に教習所に通い、そこで「高速教習」を受けて以来のこと。
圏央道なので、ほとんど車は走っていない。
時速80キロ程度なら、一般道でもうっかり出ちゃうことはある。
それでも、「高速道路」というだけでかなり緊張した。
生きて戻れて良かった。

帰り道は、夫に運転してもらったが、家の本当に近くまで戻ってきて、信号待ちをしていた。
信号のそばには、パチンコ店があった。
私とカナエは後部座席にいたのだが、そのパチンコ店から二人組の男が出てきた。
なんだか怖そうな、大柄で人相の悪い男だ。
その二人が、車に近寄ってくる。イヤだ。何か因縁を付けるつもりか。
何と、私のそばのドアを開けてしまった!
「○○駅まで乗せてって〜〜」
二人は酔っぱらっていた。ちなみにそのとき、午後2時頃だ。

私はすぐにドアを閉め、ロックした。
なんだよこいつら。
でも、もしもこのとき、私一人で運転して、カナエだけが後部座席にいたら。
あの、ドアを開けた男は、かってに乗り込んできそうな勢いだった。
ゾッとした。
これからは、絶対にドアはロックしなくては。

おばあちゃんの遊び方

おばあちゃん(私の母)は、私や夫とはかなりノリの違う遊び方をする。
そして、カナエはおばあちゃんと遊ぶのが気に入っている。
私も真似をして、同じように遊んでみるが、おばあちゃん相手の時ほど乗ってくれない。

(1)いないいないばあ
おばあちゃんがガーゼで顔を隠して、「いないいなーい」という。
カナエは、「ばあ」の部分でガーゼをつかんで落とす。
自分でガーゼを外せて、顔が出てきて大喜び。

(2)あっちでもこっちでもいないいないばあ
私がカナエを抱っこする。
カナエは、私の身体の方に顔を向け、首をきょろきょろ動かしている。
おばあちゃんは、カナエが向いていない方に座り、カナエがそちらを向くと「ばあ!」という。
カナエはおばあちゃんの顔があって大喜び。
反対側に向き直ると、おばあちゃんも移動。また「ばあ!」という。
繰り返し。
おばあちゃん、疲れないですか・・・?

(3)セルフいないいないばあ
私がカナエを抱っこする。
カナエは、私の身体に顔を埋めるようにしている。
おばあちゃんが、「いないいなーい」というと、パッと顔を上げる。
そこで「ばあ!」と言ってやると、大喜び。
「いないいないばあ、の言葉がわかってるんだよねえ」とおばあちゃんは言うけど、
それはどうかな?

まんまー、ばっばー

この頃、「ブブブ」もすごいけれど、
「まんまー」「ばっばー」もよく言う。
「まーまーまーんまーまーんまー」
「ばーばーばっばばーばーばー」
いつまでも言っている。
「お母さん」「おばあちゃん」という意味ではないらしい。

つまさきつかみ

自分のつま先や足首をつかむのが、気に入ったようだ。
いつまでもつかんで遊んでいる。
寝る前もつかむので、布団を掛けてもふっとんでいる。
まん丸なシルエットにまとまる。

このまま、つま先を口に入れる子を見たことがあるけど、
カナエはお腹の肉が邪魔をして、口にまでは入らないらしい。

それにしてもタミフルは

症状が治まっても、半分以上のインフルエンザ・ウイルスは残っているそうだ。
熱が下がったら、思わず出勤してしまいそうだけど、
それはダメだそうです。熱が下がって2〜3日は安静に。

カナエにはインフルエンザがうつらなかったみたいで、安心しました。


インフルエンザ闘病記

1月27日(金)
  少し、咳が出て、のどが痛い。風邪気味かも。葛根湯でごまかす。

1月28日(土)
  大根と水飴を買ってくる。
  大根を2センチくらいの輪切りにして、水飴の上に乗せ、出てきた汁を飲むと、喉の痛みが落ち着くのです。

1月29日(日)午前10時
  喉と咳は治まった。でも鼻が出る。37度の微熱が出る。
  昼食は夫に作ってもらった。
  今夜から夫は名古屋出張なので、
  明日になっても治らなかったら、実家の母に来てもらって、カナエを預けて病院に行こうかと思う。

1月30日(日)午後3時
  熱が37.4度に上がった。
  葛根湯ではごまかせないみたいだなあ。
  夫がいるうちに病院へ行って来る。

1月30日(日)午後4時
  診断は、インフルエンザ。検査薬にしっかり「陽性A型」と出ていた。
  どうしてーーー?
  大した熱じゃないから、ただの風邪だと思っていた。
  予防接種もちゃんとやっていたのに?
  学校で10年働いて、かからなかったのに、どうして極端に外出が減った今年、かかるの?
  「タミフル」という話題の新薬が処方された。
  そして、「薬の成分が乳汁に出るので、授乳はしないこと」と言われた。
  「うちの子は哺乳瓶がうまく使えないし、ミルクを飲まないのですが」と聞いたら、
  「お腹が空けば飲むでしょう・・・」「出来るだけ、子どもと接触しない方がいい」と言われて帰宅。
  そんなこと言ったって、どうするよ・・・

1月30日(日)午後4時半
  帰宅したら、カナエが泣いていて、夫が必死になだめているところだった。
  おっぱいあげたら一発で泣きやみ、眠った。
  これが最後の授乳だよ・・・
  夫に、粉ミルクと哺乳瓶を買い出しに行ってきてもらう。
  うちには、小さな哺乳瓶しかないので。

1月30日(日)午後7時半
  インターネットでタミフルについて検索し、本当に授乳不可なのか調べる。不可らしい。
  そこへ、カナエが目を覚ます。
  私はもう、タミフルを飲んでしまっているので、授乳できない。
  離乳食のヨーグルトを食べさせる。ブブブと言ってるが、無理矢理口に入れる。
  そのまま、お風呂に入れてもらう。
  私は急にゾクゾクしてきて、熱が上がってきたのを感じる。
  実家にSOS連絡して、明日から母に来てもらうことになった。

1月30日(日)午後8時半〜11時
  前回の授乳から時間をおいているし、入浴後でのどが渇いているだろう。
  試しに、哺乳瓶でミルクをあげてみる。
  拒否。拒否拒否拒否・・・
  泣いてしまう。
  私の熱は38度5分になった。
  30分ほど経ってから、「泣き疲れているだろう」と飲ませようとする。
  拒否。大泣き。
  哺乳瓶を洗って戻ってきたら、カナエはニコニコ顔で私を迎える。
  ニコニコ期待の表情をすれば、おっぱいがもらえると思ったみたい。
  なんだか、子どもの時に読んだ絵本「かわいそうな象」みたいだ。 
  ごめんなさい、本当におっぱいはあげられないんだよ・・・
  そしてカナエは泣く。哺乳瓶は手で払いのける。
  これを30分おきに繰り返す。
  10時に、夫は出張先の名古屋へ出かけてしまった。(夜行列車)
  カナエはほんの少しだけミルクを飲んだが、すぐ吐いてしまった。
  午後11時、泣き疲れて眠った。
  
1月31日(月)深夜12時〜明け方
  夜中もカナエは3〜4回起きた。
  でも、哺乳瓶を拒否。 スプーンでミルクをあげてみても、やっぱり拒否。
  抱っこすると切なく泣く。そのまま30分くらいかけて、まさしく「泣き寝入り」させる。
  私の熱は38.5度のまま。
  その状態で、何度もミルク作り・哺乳瓶洗いという水仕事。
  10キロのカナエを30分抱っこ、という力仕事。
  そして、カチカチに張ってしまったおっぱいを絞り出す。
  とても辛かった。とくに、乳腺炎のように張ってしまった乳が痛く、
  熱が出ているのに一睡も出来なかった・・・
  それにしても、カナエのミルク拒否は強烈だ。
  妥協点、全くなし。春闘の労働組合より妥協しないのではないか。

1月31日(月)朝8時
  カナエが目を覚まし、とりあえずおむつを替える。
  驚いたことに、一晩つけていたのに、おむつが濡れていない。
  そういえば、よだれも出ていない。
  ・・・・脱水症状?
  頼むからミルク飲んでよ・・・もう12時間も飲まず食わずじゃないのよ・・・と哺乳瓶を口に入れる。拒否。
  そこへ、実家の母が到着。
  母にカナエを抱いてもらい、哺乳瓶を口に入れる。
  目先が変わったのか、ようやくミルクを200ml飲んでくれた。嫌そうな顔だったが、とにかく飲んだ。

1月31日(月)朝10時
  一晩飲まず食わずで、ミルク200ml飲んだだけなので、もうお腹が空いたらしい。
  でも、おっぱいはあげられないので、離乳食を食べさせることにした。
  シラスとほうれん草のおかゆ。豆腐とニンジンの裏ごし。ヨーグルト。白湯。
  昨日までの「ブブブ」がウソのように、パクパク食べる。
  おっぱいもらえないし、ミルクは嫌いだから、ここで食べとかないと・・・とでも思ったのだろうか。
  それとも、おばあちゃんの作る離乳食の方がおいしいのか。
  満腹したら、とりあえず昼寝した。
  私の熱は37.5度に下がってきた。やはりタミフルは効くらしい。
  しかし、おっぱいはますますガチガチに張って、1時間おきにしぼって捨てる。
  このままじゃ、インフルエンザが治る頃、乳腺炎になるのではないか?

1月31日(月)午後
  とにかくカナエはミルクを飲まない。朝飲んだのは、まぐれだったのか。
  果汁でごまかしたりしたが、泣き続ける。
  1時間以上も泣き続け、その泣き声も「ヒィ〜ヒィ〜」と悲痛なものに替わる。
  ああ、おっぱい飲ませれば、こんなの一発で泣きやんで眠るのに・・・
  ようやく泣き寝入りさせた。

  あまりにもカナエがかわいそうで、私も乳腺炎になりそうで辛く、
  もう一度インターネットで検索した。
  そうしたら、最初に検索したページの後半に、
  「薬の添付文書には、タミフルの成分が乳汁に移行するため、授乳はやめることと書いたが、
  実際に移行する量は微量であり、吸収も悪いため、授乳に差し支えはないと考えてられている」
  と書かれていた。

  その文章を信じて、授乳した。
  カナエに「飲む?」と聞いたら、即座にぱくっとくわえ、ごくごくごく・・・・
  母子ともにホッとしました。

2月1日以降
  熱は平熱に下がり、咳は続くけれども、だいぶ平気になりました。
  インフルエンザは熱が下がってから2〜3日は大人しくするべきものなので、
  なるべく横になりました。授乳はしました。
  カナエをお風呂に入れることもできました。
  2月3日、もう大丈夫。母も実家に帰りました。

  カナエにとって、母乳は、単なる栄養以上の意味があったようでした。
  生後2ヶ月頃までは、ミルクもけっこう喜んで飲んでいたので驚きましたが。
  また、これを境に、カナエは離乳食をよく食べるようになりました。

やれやれ、お母さんは病気できないんですねえ・・・
カナエにインフルエンザがうつっていないかどうかは、もう数日観察しなくてはなりません。


歯が生えてきた

1月29日、歯が生えてきました。
生後6ヶ月半。
舌左前歯。
この頃、ブブブとやたら言っていたのはこれかな?
ぐずっていたのもこれかな?


離乳食、拒否するんですけど

カナエは、離乳食をけっこうよく食べるほう。
5ヶ月のうちに、母子手帳に書いてある「離乳食の進め方マニュアル」通りの量が食べられるようになっていた。
しかし、6ヶ月に入って、とくに今週は、離乳食の食べっぷりが悪い。
今週の前半は、おかゆ類を拒否。でも、果物やヨーグルト、イモなどの甘いものは食べた。
昨日からは、それも食べない。

さっき、サツマイモの裏ごしと小松菜の裏ごしを混ぜたものは、一口で顔を歪め、
たちまち「ぶう〜〜〜!」と吹き出した。
夫に替わってもらったが、同じこと。
笑わせて、口を開けた隙に入れてみたが、数回やってみたら、
「笑うと入れられる」と学習したのか、笑うのをこらえてしまう。
「ぶう〜!」と唇を鳴らしているときにスプーンを近づけると、食べ物を飛ばされるのがわかってきたので、
そのタイミングを外してみることにした。
しかし、「へっ」と素早く息を吸い、「ぶう〜!」と長く息を吐き出す。
陣痛をこらえる時とそっくりな、見事な息づかい。スプーンを入れる隙はない。

カナエが大好きな、「ベビーダノン・ヨーグルト」をあげてみた。
しかしこれすら、「ぶう〜!」なのだ。
頭を左右にブンブン振り、しまいにはスプーンを持つ私の手にしがみついて、拒否。
水はコップで飲んでいる(だいぶこぼすものの)。
水を飲んでいるときだけは笑顔だ。
そして、あきらめて食事エプロンを外すと、満面の笑み。

思えば、6ヶ月検診を境に、こうなった気がする。
あのとき、周りの子のお母さんは、離乳食を食べない悩みを口にしていた。
カナエはそういうことでは問題なかったので、すっかり人ごとだった。

もしかしたらあのとき、赤ちゃん同士で、こんな会話を「交信」していたのではないかしら。

「えーっ、カナエちゃん、離乳食なんか食べてるの?」
「信じられない、あんなの食べてられないわよねー」
「そうよそうよ、あたしなんか歯が4本も生えてるけど、食べないわよ」
「あたしたち赤ちゃんなんだから、おっぱいがあればいいのよ」
「噛むなんて、だるくてやってられないわよねー」
「離乳食なんか食べてたら、おっぱいもらえなくなっちゃうわよ」
「・・・そうかしら」
「そうよそうよ!」

ってな具合に。
ドクターに「おやこれはまた、よく太った子だねえ!」と言われたのを気にしてるのかもしれないし。

それにしても、どうしたら食べてくれるんだろうか。
カナエの場合、もう標準より十分に大きいので、
「食べなきゃ大きくなれないよ〜」という説得は、効かないのが辛い。


置き去りはヤなのよーーーー!

ベビーベッドはまったくベッドとして役に立っていないが、
「遊び場」としては喜んでいる。
午後の昼寝から覚めたあとしばらく、ベビーベッドに放り込んでおくと、
縫いぐるみやメリーと一緒に、結構ながく(30分くらい)一人で遊んでいる。
とはいえ、一人でそれだけ長く遊んでいられるのは、
同じ部屋に私がいて、ときどき声をかけたり目を合わせてあげているからのようで、
部屋から出ていくと「へうーーー!」と、呼び出しがかかる。

しかし、夕食の支度やら何やらで、呼び出しがかかっても20分ほど、置き去りにしてしまった。
部屋に戻ると、カナエはベビーベッドの柵に手をかけ、
「出してくれえええええ」状態で泣き叫んでいる。
うわー、ゴメンゴメン、と抱っこしたら、それでも泣きやまない。
おっぱいを含ませても泣いている。
ようやく眠り始めたと思ったが、5分ぐらいで「びくん!」と目を覚まし、
また「うあああああ、ひいいいい!!」と大泣き。

抱っこ→泣きなだめ→おっぱい→ウトウト→泣いて目を覚ます、の繰り返し。
2時間以上、そんな感じだった。
こういうの、2〜3ヶ月頃によくあったなあなんて思う。
またやるのかしら困るなあ・・・
ようやく1時間ほど続けて眠ったらスッキリしたようで、ニコニコと起き出した。

夜も、どうも私がそばにいるのかを寝ながら監視しているようで、
ときどき手をわたしの方に伸ばしてくる。
薄目を開け、私がいるのを確認するとニヤリと笑ってまた寝入る。

あと1年ちょっと経ったら保育園なのに、大丈夫か?

かあさんが風邪ひいてしまった

今シーズンは風邪らしい風邪を引かないなあ、怪しくてもイソジンうがいぐらいで治まるし。
やっぱり学校を離れると、風邪ばい菌から逃れられるんだなあ・・・
と思っていたら、風邪ひいた。
のどが痛くて、咳が出る。
喘息に移行する雰囲気はない。
夫も鼻風邪を引いているので、夫からもらったか、駅前スーパーから私がもらって夫にあげちゃったか。

とはいえ、薬はそうそう気軽に飲めない。
とにかく部屋の湿度を上げ、私もマスクをする。
しかし、このマスクがカナエには新鮮だったらしい。
紙で出来た、プリーツの入った薄いマスクなのだが、このプリーツがツボだったようで、
いじるいじる・・・そして引っ張る。
引っ張って、ビヨーンと伸びて、かあさんの顔が一瞬出てくるところがまた楽しいらしく、
びよーん・・・ばちん! と何度もやってくれる。
おもちゃじゃないんだってばあああ!

病院に行こうかとも思ったが、まだ軽症だから、下手に行って重傷者のをうつされても困る。
先月、軽症で行ったときは、「授乳中」というのにドクターがびびって(?)
うがい薬しかくれなかった。
夫のいるときでないと、カナエをおいて病院には行けない。
まさかカナエは連れていけない。うつされたらえらいこっちゃ。
どうしようかなーと思いつつ、漢方薬で様子を見ている。
葛根湯は鼻風邪むきなので、甘草湯を飲む。

明日は大根と水飴を買ってこよう。
水飴パックの上に、2センチ厚さに輪切りした大根を乗せ、
出てきた汁を飲むと、のどのイガイガが落ち着くのです。


「フォー」?

2005年の流行語大賞に、「レイザーラモンHGの『フォー!』」が選ばれたと知っていたが、
私はそれを一度も、見たことも聞いたこともなかった。
子どもを産んで以来、あまりテレビを見なくなったせいだ。
それって誰? どういうの? 世間の人はそんなに「フォー」とか言ってたの?
・・・と、夫や兄夫婦に聞くと、「本当にみんな、『フォー』と言っていた。この頃は飽きてきた」と答える。
きっと、あのまま学校で働いていたら、生徒の誰かしらが「フォー」「フォー」言ってるのを聞いたんだろう。

お笑い番組は好きだったが、一番好きな「ラーメンズ」がそういうのに出ないので、
この2年ほどはほとんど見なくなっていた。

久しぶりに「銭形金太郎」を見たら、そのレイザーラモンが出演していた。
貧乏さんの一人として取材されていたようだ?
HG(ハードゲイ)と名乗るから、女性と付き合うのはだめな人かと思ったら、
ちゃんと「元彼女」が出てきていて少し驚いた。
そして初めて、「フォー!」を見た。

・・・どこが面白いのかよくわからない・・・???
このポーズなら、カナエが毎日、寝入るときにキメている。

6ヶ月育ててみて

(1)子育ての最重要事項は、足腰。
  カナエは想像以上のスピードで大きく重くなり、産後に足腰を鍛え直す暇がなかった。
(2)子育て中は、予定通りにコトは運ばない。
  もともと私は、仕事も家事もダンドリをつけ、どんどん進めていく方だったが、それがうまく行かなくなった。
  カナエの世話をするのに中断しまくりで、
  30分で出来るはずの料理が2時間たってもでき上がらない。
  片付けるはずのものが片付かない。
  ・・・それは、産後、私の処理能力が落ちたせいだと思っていたが、実はそうではないようだ。
(3)でもなんとかなるらしい。

歯がゆい?

やたら「ぶぶぶ・・・」というので、歯が生えそうだと思ってもう2ヶ月近く経つが、
まだ生えない。生えない方が世話は楽だから良いけど。
しかし、この数日間、いよいよ生えるのか? と思えるようになった。

私の指を本気でかじる。歯がかゆいんだろう。
歯茎でかじっているのだが、とても痛い。
かじる力が強く、歯茎のフチは鋭い。
歯固め用のおもちゃは与えているが、カミカミする部分が薄いので、噛みごたえに欠けるらしく、
今一番喜ぶのは、マグ(赤ちゃん用水筒)の吸い口の一首、「スパウト」。
硬めの感触と、程良い厚みがたまらないらしい。
そして、噛むだけ噛んで、マグからは何も飲まない。

また、授乳のとき、私の乳首を激しく引っ張る。
いつも、唇と舌だけを使って飲んでいたのに、ときどき歯茎でくわえるようになった。
これは痛い。
これで、歯が生えてきてしまったら・・・・・考えただけでゾクゾクゾク

児童館で知り合ったよそのお母さん(子ども7ヶ月、歯4本)に聞くと、
「授乳の時に歯は立てられる。育児書の通り、乳首を離して『痛い!噛んじゃダメ!』と言い聞かせるが、
まるで通じず、誉められたと思うのか、そういう遊びだと思うのか、ますます噛む」
と言っていた。
やだなあ。


6ヶ月検診

近所の小児科では6ヶ月検診をやっていなかったので、
カナエを産んだ病院の、内科部門で6ヶ月検診を受けた。
インフルエンザの流行時期に、内科に行くのは抵抗があったが、
病院では検診用に別室を確保してくれていた。
それは和室で、座布団を敷き詰めた、妙にアットホームな場所での検診となった。
来ていた赤ちゃんは、カナエを含めて4人。
そして、カナエほど太った子もいなかった。
身長70センチで、体重9.9キロ。
かろうじて10キロは切っていたが、母子手帳の成長曲線は振り切っていた。

初めカナエは機嫌がよく、周りの赤ちゃんと顔を見合ったり、ナースにニコニコ笑いかけていたが、
だんだん眠くなって機嫌が悪くなり、
「お座りできるかなテスト」の頃には、
「眠いんだってばーーーもういやああ〜〜〜〜ん!!」と、恐竜声で絶叫。
お座りどころか、その場で大の字になってバタバタ暴れてしまい、テストにならない。
「あ、家では時々お座りします」と言って、おしまい。
よその子も眠くてグズリ始めていたが、カナエの泣き声にビックリして、目を大きく開けていた。

本当に眠かったらしく、ベビーカーに乗せたら、帰宅後も続けて2時間ほど爆睡。

甘党なのね

シラスのおかゆや豆腐のおかゆが好きだったはずなのだが・・・
今週は、あまり食べてくれない。
「ぶぶぶう」だって。  無理矢理食べさせようとすると、指をしゃぶったり、反対側を向いて拒否。
潰したバナナを混ぜたヨーグルトや、イチゴを混ぜたヨーグルトは喜んで食べる。
ちなみにイチゴは、甘みの強い「あまおう」という品種しか食べない・・・(高いのにっ)
サツマイモやカボチャの裏ごしは、喜んで食べる。
青菜の裏ごしはイマイチだ。
困ったな。これって好き嫌いの始まりかしら。
・・・と、6ヶ月検診で知り合ったよそのお母さんに聞いたら、
「好き嫌いも何も、離乳食自体をほとんど受け付けてくれない」と悩んでいた。
食べるだけましなのか?  カナエは、量はしっかり、母子手帳のマニュアル通りに食べる。


ひな人形、箱がデカイ・・・

注文しておいたひな人形が届いた。
箱がデカイ・・・・  畳一畳分はあった。
マンションなので、七段飾りなんてとんでもない。
親王飾りなのに、こんなにデカイ箱?
もしや注文違い?  開けてみたら、箱の中の半分はパッキンだった。
開けていくと、人形・飾り物でいくつかの小箱に別れて入っていた。
これなら、収納も、家の中のあちこちのタンスの隙間に、
分けてバラバラに入れておけば良い?
でもそうしたら、翌年、どこに箱があるかわからなくなったりして。
10年くらい、発見されなかったりして。   うちならあり得る。


寝返り、あとちょっとなんだけど

6ヶ月に入ったんだけども、寝返りをしません。
ブリッジ寸前まで体を反らせたり、
左写真程度まで身をねじったりはしますが、
フィニッシュの「くるりん」が出来ません。
10キロもあるから、お尻が重いのかなあ。
吊してあるおもちゃを引っ張って外したり、
背もたれのあるところで座ったり、手を前について座ったりということはします。
寝返りやハイハイをすっ飛ばす子は、結構いるらしいので、あまり心配しなくて良いのでしょうけど、
今週は6ヶ月検診なので、母子手帳の問診欄にある、
「どちらかの方向に寝返りをしますか」という質問が、ちょっと気になったりして。

出るわ出るわ・・・

尾籠な話です。
前回、「ウンチの出が悪くなった」と書いたけれど、
その日の午後に5回もウンチが出た。
下痢ではない。
ちゃんと固まった、いいウンチ。貯めてた3日分が一気に出たらしい。
一日トータルで、大人一人分ぐらい出たのではないだろうか。

ずいぶん大人っぽいウンチになってしまった。
もう、ヨーグルトのような匂いはしません。
おむつを逆さにすると、ぱかっとウンチがはがれるので、
ちゃんとトイレに流せます。(これまでは泥状なので、うまく行かなかった)

一度なんか、「ああ、ウンチ出たね良かったね、お尻を拭くよ〜〜」と拭き上げたところで、
またもムリムリっとウンチが出始めてしまい、
どこで切っていいか、わからなくなってしまいました・・・

硬めのウンチなので、お尻を拭くのもなかなかやりにくい。
以前のゆるゆるウンチと違い、水分が少ないので、こびりつきやすいのです。
お尻を拭きはじめてからオシッコをされてしまうこともあるけど、
かえってその水分で柔らかくなって、うまく拭けたりする。

誰でもやってるかもしれないけど、ドレッシングの詰め替えボトルにぬるま湯を入れ、
捨てるおむつの上でチュチュ〜〜と少しそのお湯をかけると、
お尻にこびりついたウンチが緩んで、拭き取りやすくなります。
赤ちゃん用ウォシュレット?
ドレッシングのボトルは、先端が細くなっていて、本体は握れる柔らかめのヤツを選びます。
旅行用の化粧水詰め替えボトルでも良いかな。
100円ぐらいで、近所のドラッグストアで買いました。

よく、生意気になってきた子供に、「アンタのおむつを替えたのは私よ!」と諭す場面がありますが、
確かにそういう諭し方をしたくなるかもしれない。


三種混合2回目

前回の三種混合から1ヶ月経ったので、2回目を受けに行った。(3回やることになっている)
いつもの小児科。
ナースも、周囲の高齢患者さん(整形外科併設なので)も、
「わあ可愛いわね〜〜」と、カナエはモテモテ。
でも、「6ヶ月ちょうどです」というと、皆一様に「大きい・・・」と驚く。

注射針が刺さっただけでは泣かないが、薬液が入ると泣く。
でもすぐに泣きやみ、ずっとニコニコ。
待合室のソファで、お座りが出来ました。

離乳食 進行中

6ヶ月に入ったので、マニュアル通り、離乳食を一日二回にしてみた。
夕方だけだったのを、午前中にもあげる。
急に二倍食べられるわけではないので、様子を見ながらだが。
今日は朝、シラスを混ぜたおかゆと裏ごしたカボチャ。そして麦茶。
夕方は豆腐を混ぜたおかゆとミカン、裏ごしニンジンを混ぜたヨーグルトをあげるつもり。

あまりにも麦茶や水を飲まず、哺乳瓶も使い方を忘れてしまったようなので、
当分、麦茶か水は、離乳食の一皿として、スプーンで与えてみる。
水分が母乳のみになってしまってもかまわないそうだが、
若干、飲んでいる母乳の量が減って水分不足なのか、便秘気味だ。
今朝、4日ぶりにウンチが出たが、ウズラの卵大のものが一粒、
それもお尻の間に挟まっていた。
こんなにカタイのは初めて見た。
赤ちゃんだって「痔」になるというし・・・