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離乳食の目的は、教科書的には3つあります。
(1)身体の成長に伴い、母乳やミルクの栄養だけでは不足するので、それ以外の食物を摂れるようにする。
また、流動食から始め、徐々に固形に近い食物を摂ることにより、咀嚼力や消化吸収力が高まる。
(2)様々な味覚や食感を知り、食生活の基礎を作る。
(3)自分で食べようという意欲を育て、食行動の基礎を作る。
要するに、「いろんな味を覚え、自分で普通の食事を食べられるようになるための練習」です。
「生後6ヶ月までは母乳のみでよい」としている育児書と、「生後2ヶ月頃から果汁などを与えよう」としている育児書があります。
私は、生後3ヶ月頃から果汁を与えました。
この時期の目的は、(1)母乳以外の味を知ること (2)スプーンから飲むのに慣れること です。
ベビーフードの粉末果汁も使ってみましたが、あまり喜ばないので、
普通の果物をすり下ろし、こして与えました。
また、スプーンは離乳食用の、1さじ1ccのごく小さいものを使いました。
初めは5cc程度でしたが、1週間ほどで30〜50cc飲むようになりました。
果汁は哺乳瓶で与えても良いのですが、長らく母乳のみの生活になっており、
哺乳瓶ではうまく飲めなくなっていました。
(1)果汁
喜んで飲んだもの : 梨 りんご ミカン フルーツトマト いちご
粉ミルク40mlにイチゴ一粒の汁を混ぜた、イチゴミルク
出始めのミカンは酸っぱかったらしく、よだれダラダラでした。
喜んだが下痢したもの : 柿(完熟した柿を搾り、そのトロミのある汁は甘いので喜んだが、
どうも繊維質だったらしく、下痢した。翌日は母乳だけにして休んだ)
(2)野菜スープ
キャベツ、ニンジン、玉ねぎ、大根などをコトコト煮込み、
その上澄みをこして飲ませます。
多めにとって、冷凍保存しました。
野菜の出しが出て、甘くおいしいですが、あまり喜ばなかった。
鍋の残りに、コンソメとソーセージを足し、大人用スープとしました。
(3)マグの使用
「マグ」とは、赤ちゃん水筒のようなもので、フタの部分に哺乳瓶乳首やストローなどを付けたり、フタを外してコップとして使う練習が出来ます。持ちやすいよう、両手に持ち手もあります。
4ヶ月半で初めて持たせたところ、うまく持ち、乳首をくわえましたが、麦茶が気に入らなかったらしく、ほとんど飲みませんでした。
絶対生後5ヶ月から始めなくてはいけない、というわけではありません。
カナエの場合、
(1)大人の食事を見て、やたらよだれを垂らしたり、じっと見ている。これは食べるものだとわかっている?
(2)ウンチの水分が減り、濃厚な感じになってきた。そしてクサイ。腸の吸収力が向上した証拠。
(3)体重が9キロもあって、そこらのハイハイするベビーよりデカイ。栄養が必要かも。
というわけで、5ヶ月に入ったその日に始めました。
2005年12月14日(5ヶ月と0日)
朝・10倍がゆ:10ml 午後・みかん絞り汁:30ml
お粥は初めて食べさせる。
大さじ2杯の米を、300mlの水に30分浸し、弱火で30分ほど炊く。
鍋はホーローを使用。
(実は、ホーロー鍋で真面目にお粥を炊くのは初めて。
自分が体調不良の時は、お粥を炊くなんて出来ず、レトルトを食べていました)
炊きあがったら、10mlほど小さなすり鉢に取り、よくすりつぶして食べさせた。
抵抗するかと思ったら、とても喜んで食べた。
このお粥は、大人が食べてもおいしい。
ベビーフードのお粥や重湯も試食してみたことがあったが、
でんぷんのりみたいで、おいしくなかった。やっぱりちゃんと作った方が喜ばれるか?
残った分は、小分け容器に入れて冷凍。
お粥を食べた直後にウンチ。夕方もウンチ。どちらも異常なし。
ミカン汁は何度も飲んでいる、好物。
2005年12月16日
朝:10倍がゆ10ml ヨーグルト10ml
初めてヨーグルトを食べる。
酸味があるのか、初めは顔をしかめていたが、すぐにパクパクと食べ始める。
2005年12月21日
夕:10倍がゆ10ml ジャガイモつぶしてダシ汁で伸ばしたもの5ml
大人の味噌汁の具を転用。
授乳回数があまりに多いので、「離乳食でお腹いっぱい」にする作戦を試してみたが、
あまり効果なし。 食べてる量が大したことないからか?
2005年12月22日
夕:カボチャを裏ごしてスープで伸ばしたもの10ml 10倍がゆ30ml
大人のカボチャシチューの具を転用。
冬至なので、一応それらしくしてみた。
2005年12月23日
夕:イチゴの裏ごしとヨーグルトを混ぜたもの15ml すり下ろしリンゴ15ml
大人のケーキの材料を転用。
イチゴは酸っぱさがあるため、(ヨーグルトも)実はそんなに好きではないのかも。
リンゴは大好き。初めて、繊維が残った状態で与えたけれど、よく食べる。
2005年12月26日
夕:シラス混ぜおかゆ30ml
大人の、「セロリとしらすの炒め物」の材料を転用。
しらすは、いったんゆでこぼして塩抜きしてからおかゆに混ぜ、すりつぶした。
ただのおかゆより、味が付いておいしいらしい。よく食べた。
2006年1月2日
夕:栗きんとん混ぜおかゆ40ml
おせち料理の栗きんとんの中から、栗の甘露煮を1/2個取り出し、よくゆでて味を薄め、
つぶしておかゆに混ぜた。甘くておいしかったようだ。
2006年1月4日
夕:市販「ベビーダノンヨーグルト」 市販「ニンジンクリーム混ぜおかゆフリーズドライ」
市販品はどんなもんかと思い、試してみた。
喜んで食べた。ぶぶぶなんて言わない。
ハッキリ言って、私が作ったのより喜んで食べているような気がする。くやしい。
2006年1月6日
夕:シラス混ぜおかゆ45ml おろしリンゴ混ぜヨーグルト10ml
シラス混ぜおかゆはすでに気に入っているので、よく食べた。
ヨーグルトを半日ほど水切りし、クリームチーズ的にしてから、おろしリンゴを混ぜてみた。
どちらも好きなものだから、喜んで食べるかと思ったが、トロリとした食感とザラリとした食感が混ざって、
気持ち悪かったのか、あまり受けない。
ぶぶぶと飛ばしたり、私の手やお皿、スプーンに手を伸ばすなど、遊び食べがひどかったので中止。
「今日は終わりにするよ」と言ったら、「へぎー」と笑顔で答えた。
2006年1月9日
夕:豆腐混ぜおかゆ45ml つぶしバナナ混ぜヨーグルト40ml
あまりこぼさず、上手に食べる。
この頃、ウンチが毎日は出なくなっているので、バナナを与えてみた。
甘いので喜んで食べる。ヨーグルトは水切りしたもの。
2006年1月13日
夕:つぶしニンジンと裏ごしトウモロコシを混ぜたおかゆ70ml、ミカン1個分つぶして、ベビーダノンヨーグルト45ml
もう3日もウンチが出ていない。
ミカンは便の出をよくする効果があるというので、昨日から与えている。
裏ごしもしないで、絞り器で絞って粒入りのまま食べさせる。
おかゆにも野菜をたくさん混ぜた。
これまでよりも量が多めだが、喜んで全部食べた。
でも便秘続行。
2006年1月30日
二回食になって10日以上経つ。便秘や下痢はしなくなってきた。
ただし、かなりしっかり形のまとまったウンチが増えている。
朝:ほうれん草としらすの裏ごしを混ぜたおかゆ60ml、ベビーダノンヨーグルト45ml
夕:ジャガイモをダシで伸ばしたもの40ml、豆腐とヒラメを裏ごしたもの20ml、イチゴ果汁入りヨーグルト40ml
私がインフルエンザにかかったため、授乳を中止。しかしミルクも哺乳瓶も断固拒否。
結局あとで授乳を開始したが、それまでは離乳食の量を増やして対応。
これを境に、離乳食をよく食べるようになった。
哺乳瓶はどうにもダメらしいので、コップで水を飲む練習を開始。
2006年2月3日
朝:しらす裏ごし入りおかゆ50ml、トマト裏ごし10ml、イチゴ果汁入りヨーグルト10ml
夕:サツマイモ・小松菜・豆腐の裏ごし60ml、つぶしバナナ入りヨーグルト30ml、ミカン果汁40ml
2006年2月11日
朝:ほぐしたツナ缶入りおかゆ50ml、ジャガイモつぶしてレバーペースト混ぜ15ml、リンゴすり下ろし1/4個分
夕:カボチャのダシ煮40ml、大根ニンジン豆腐のトロトロ煮40ml、ベビーダノンヨーグルト45ml
裏ごしたものばかりでなく、潰しただけのものを食べさせてみた。
「もぐもぐ、ごっくん!」と言うと、ニンマリ笑ってよく食べる。
2006年2月13日
朝:白菜のトロトロ5ml、サツマイモ裏ごしのヨーグルト混ぜ50ml、イチゴ果汁20ml
夕:うどん2本、青梗菜・ヒラメのあんかけ風50ml、トマト刻んで1/4個分
刻んだトマトをよく食べた。わりとトロミがあるらしい?
うどんを初めて食べた。軟らかく煮て、細かく刻んで。
市販「トロミの素」(デキストリン粉末)というのを使ってみたが、あまりおいしくない?
片栗粉で十分だろう。