成田から上海浦東空港は、飛行機で2時間ちょっと。近い。
上海の道路は、日本と逆で、車両は右側通行。
高速道路(高架道路)は無料。
バンバン飛ばす。車線変更ぐらいでウインカーは出さない。
一時停止は特にしない。クラクションをやたら使う。
事故は・・・やっぱりあちこちで見ました。
でも、ちょっとぶつかったぐらいなら、ちょっと降りて確認して、そのまま行ってしまう。
片側3車線は当たり前で、うち1車線はほとんど自転車。自転車もスピード出している。
自転車は平気で車と同じように右左折するし、50ccバイクはノーヘルも多い。
右折車は信号と関係なく、いつでも右折しても良いことになっているらしい。
歩行者がいても待ってくれない。容赦なく、クラクションで警告される。
私なんか、いつになっても渡れません。地元の人が渡るのに合わせて、走って渡る。
だから、中途半端に人通りのない道は、怖くて全く横断できませんでした。
夫は大阪育ちのせいか、私よりはずっと順応していました。
香港もニューヨークも、もちろん東京でも、ここまでの交通戦争はなかったと思う・・・
ガイドさんに、「こんな状態では、子供やお年寄り、車椅子や杖をついた人は困るのではないですか?」
と聞いたら、「やはり大勢亡くなっています」との答えでした。
・・・それでも車両中心なのね・・・・ 点字ブロックの付いた歩道は多かったですが、横断は大丈夫なのか?
逆にガイドさん(日本に来たことはないそうだ)に、「日本では交通事故は起きますか?」と聞かれた。
「もちろん起きます。大勢亡くなっています」と答えたら、
「みんな交通ルールを守っているのに・・・?」と不思議がられてしまった。
地下鉄は3本通っていて、私たちが泊まったホテルの最寄り駅は「明珠線」という高架線。
モノレールだけど、地下鉄扱い。
路線案内図などは、東京の地下鉄同様でした。
車内放送も詳しくしていたようですが、ほとんど聞き取れない。
全て自動改札です。
東京地下鉄のように、「パスネット」のようなものはありません。
高架地下鉄から一般地下鉄に乗り換えるときは、いちいち切符売り場で切符を買い直さなくてはならないのが面倒。
(一般地下鉄の2本は、一枚の切符で乗り換え可能)
切符の自動販売機もありますが、上手く動いていないときは窓口で買う。
混んでいると大変。どんどん割り込まれます・・・
やっと窓口に入って、「2元2人」と言ったつもりなのに通じなくて「ハア?」と聞き返され、
その間に、また割り込まれる・・・・
地下鉄に乗り降りするときも大変。特に降りるとき。
降りる人のために、乗る人は道をあけて待っているのが、東京では当たり前。
でも、上海では誰も待ってくれない。
ドアが開いたら、すぐにみんな乗り込む。こっちも必死で降りないと、降りられない!
もちろん、ホームの乗車口には、東京と同様に整理線が引いてあり、足の絵まで描いてあるのに・・・
(ラッシュ時の上海駅だけはみんな待ってくれていた)
バスは乗りませんでした(路線が複雑だし、見るからに混んでいてスリが心配)
パンタグラフの付いた、トロリーバスも多く走っていました。排気ガスが出ないので、環境に優しいのだそう。
写真は、南京路を走る観光客用のミニバス。
タクシーで上海西駅へ行きました。
夫は電車が大好きで、上海でも「普通の電車」に乗ってみたがっていた。
夫の得た情報によると、上海ではまだ、「蒸気機関車」が現役で走っているんだとか・・・
ぜひ見たい、と。
上海西駅から、上海駅までの一駅だけでも乗れないか?
と、切符売り場(写真右)に行ってみたけれど、そういう切符はありませんでした。
全部、長距離用の切符のようでした。(切符売り場はかなり殺気だった雰囲気)
タクシーで上海駅へ行きました。バスもあったけど、なんだかよくわからなかったので。
ちょうど帰省シーズン、駅前広場には大荷物の人がたくさんいました・・・
上海の地下鉄は、夜10時頃には終わってしまいます。
その後はタクシー。タクシーは、東京の感覚からすると、とても安いです。
高架道路(高速道路)を使い、かなりの距離を走っても、1000円しません。
ワンメーターなら150円くらい。
タクシーに乗っていたら、すぐ前の車が追突事故を起こしてビックリ。
運転手さんは「全く下手だなあ・こんななら車に乗るんじゃないよ」と、中国語で言っていたみたいでした。
空港近くにはリニアモーターカーが走っていました。
実験段階などではなく、実用化されています。
休日だけ、観光用に乗れるそうな・・・
「しゅんっっ!!」という感じで、一瞬で見えなくなりました。
時速400キロだそうです。