赤ちゃん連れで多摩動物公園

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2006年5月1日、生後9ヶ月のカナエを連れて、多摩動物公園へ行って来ました。

この動物園は、展示方法が斬新であることなどが話題を呼び、
日経新聞の2005年人気投票では、あの旭川を抑えて1位になっていました。
私も夫も行ったことはありません。
ここのスターは、コアラとオランウータンだそうです。

4月29日と5月5日は入場無料ですが、混雑すると思い、
連休中でも比較的空いていそうな、5月1日に行ってきました。
とてもよく晴れ、暑くなりそうだったので、
カナエにはあえて長袖の服を着せ(日よけ)、顔には日焼け止めクリームを塗りました。
離乳食の昼食のつもりで蒸しパンを作り、リンゴジュースを持っていきましたが、
結局リンゴジュースと母乳のみ。

とても敷地が広いので、ちゃんと回ればまる一日(ほとんどトレッキング状態)かかりますが、
無理せず、現地滞在は11:00〜12:40と、ごく短くしました。
しかしそれでもカナエにとっては、結構な負担だったかもしれません。 

ゴールデンウィークということで、鯉のぼりがたくさんはためいています。
夫の会社は、メーデーがお休みなんだそうです。いいですね。
通常の休日よりは、だいぶすいているのでしょう。周囲は、ベビーカーを引いた人が大勢いました。また、妊婦さんの姿がやたら目に付きました。
小学校の遠足が2校。お疲れさまです。
芸が細かい。順路には、こうして動物の足形が描かれています。
キリンの足形(実物大)。
「けんけんぱ・けんぱ」の形に配列されています。
ここは多摩丘陵なので、順路のほとんどは坂道なのです。
飽きてしまった子どもたちも、「けんけんぱ」しながら、元気に登っていける・・??
日本猿の足形。
しかし、けんけんぱには限界があります。
ベビーカーを押していても、かなりヘトヘトになる。
ベビーカーを卒業したての3歳児は、多分つかれてしまうでしょう。(実際、疲れてぐずったり、強引に妹のベビーカーに乗ってる子を見かけた)
うちの両親を連れてここに来るのは、かなり厳しいと思いました。
とにかくずっと坂道です。体力が要ります。

というわけで、「シルバーバス」に乗りました。
「シルバーバス」は、高齢者向けの園内巡回バスなのですが、空いていれば一般の人も乗れます。普通の休日では無理でしょう。
このバスで、一気に園内を半周し、「オランウータン館」まで来ました。

オランウータンがガラス越しに、すぐ目の前まで来ています。
時間帯によっては、外で空中散歩(張り巡らせた電線のような物を伝って遊ぶ)しているのを見られるそうです。

カナエ、天然ドレッドヘアのオランウータンに、ちょっとびびっている。
コアラ館へ。
コアラ館の中は撮影禁止です。
高い木の上に登っていましたが、カナエにはわからなかったようです。
出口近くに展示してあった、ユーカリの葉っぱをいじって遊ぶ。

コアラ館そばには休憩所があり、授乳室やおむつ替えブースがしっかりあります。ここでカナエには授乳。パパはビール。
今日は、来客みんな、一応椅子とテーブルに座って昼食を取っていましたが、普段の休日に行くならば、お弁当とレジャーシートを持参した方が良いだろうと思います。
カンガルーたち。
オーストラリアよりも東京の方が暑いのか、
日陰で伸びきっています。
トナカイ。
フィンランドより出向中。
カナエには、「クリスマスはここから出勤してるんだよ」と教えてあげます。
コウノトリ。
座っているのは雛鳥なのか、つがいなのか。
雛鳥は、孵化30日だそうです。
30日でどのくらいの大きさになるのやら?
チンパンジー。
アスレチックジムのような所で、相当激しく遊んでいます。
カナエ、そろそろ眠くなり、
立ち止まると「へう〜〜!」と怒ります。
睡魔と闘っているらしい。
キリン、シマウマ、オリックスなど、草食動物たち。
広い敷地に、10頭以上ずついるので驚きました。
上野動物園と比べて、どの動物も、「放し飼い」感覚です。
象。
火の見やぐらのような所から眺めることもできます。
象もまた集団で暮らしています。
カナエ、普段は象の縫いぐるみで遊んでいますが、
本物との関係はよくわかっていない。
フラミンゴの大群。
ヒョウたち。
カナエ、限界。寝る。
なんちゃってタージマハル。
実は「ライオンバス」の車庫です。
シマウマ柄のマイクロバスに乗って、サファリパークのように見られます。(乗らなかったけど)
ライオンなんていないじゃん、と思うと、草の陰や棚の上に、
さりげなくいます。
この写真の中にも雌ライオンがいます。
野生の中では、完全に保護色として溶け込み、
私なんか一発でとらえられてしまうでしょう。
ライオンだけでなく、ヒョウもかなり目立たなく草むらにいました。
ベビーカー上でよく眠っていたので、そのまま電車に乗せました。
行きはモノレールだったのですが(JR接続を含め、全てエレベーターあり)帰りは試しに京王線に乗りました。
京王・多摩動物公園駅から、高幡不動駅まで、一駅の支線です。
ところが、本線に乗り換える高幡不動駅には、
エレベーターがない!!
夫は、カナエごとベビーカーを抱えて、そのまま階段を上り下りしてくれました。
それでも起きないカナエもすごいけど、
私一人だったら、起こしてでも、いったんカナエを抱っこひもに入れなくてはならないでしょう。
京王沿線のかたは、いっそ抱っこひもかおんぶで来園して、園の入り口でベビーカーをレンタルすると良いのかも。
分倍河原駅で目を覚ましたカナエ。
この駅も、JR側にはエレベーター完備でしたが、京王線側には何もありませんでした。
うちの近郊だと、JRはエレベーター、多目的トイレともほぼ完備、
(少なくとも乗換駅は安心)
西武線もだいぶ整ってきましたが、京王線はどうもイマイチ。
エレベーター、作って欲しいなあ。
車椅子や松葉杖の方は、どうしているのだろう?