ベビーシッターについて

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<働くために子どもを預ける場所や方法>

(1)いわゆる保育園(正式には認可保育園)
(2)東京都認証保育所(駅前などにある。でも市内のは2歳までなので、あまり意味がない)
(3)幼稚園(3歳から。延長保育もやってるけど、フルタイム勤務だとほぼ対応できない)
(4)ベビーシッター(会社によっては急に頼めたりして、病時にはいいけど、うちの方は派遣範囲外の会社が多い)
(5)ファミリーサポート(私の町にも今年出来たけど、利用時間が9:00〜5:00で厳しい)
(6)病時保育施設(隣町の小児科病院にあるけれど、病気のカナエを朝、あわただしく知らない場所に移動させるの            が心配なので、利用しないつもり)
(7)エスク  

<エスク>

働くお母さん家庭の他には、ほとんど知られていないと思う。
エスクオフィシャルサイト◆◇◆家庭保育ネットワーク◆◇◆

エスクのシステムは、ファミリーサポートとほぼ同じ。
「子どもを預けたい会員」と「子供を預かる会員」が登録されていて、
預けたいときに「本部」に連絡をする。(エスクの場合、2回目からは直接会員同士で連絡し合う)

エスクやファミリーサポートの良いところは、小規模で家庭的であること。
ベビーシッターの場合は、利用者の自宅にシッターが来て、「お客のお嬢様」として扱う(?)けれど、
エスクやファミリーサポートの場合は、「預かる会員」の家に子供を連れていき、
そこで面倒を見てもらう。
親戚や近所の人に子供を預かってもらうという感覚に近い。
実際、その「預かる会員」の家庭にも、子どもがいる場合もある。

残業のときにかわりに保育園へお迎えに行ってもらったり、体調が悪いときも頼めるけれど、
ボランティア的なものでもあるので、ベビーシッター会社のようにあまり無理は言えない。
会員同士のスケジュールなどが合わなければ、利用できない。
また、預かる会員も自分の家庭を持っているので、自分の家の家事をやりながら、
夕方の忙しい時間にお迎えに行くとか、子どもの面倒を見るというのは大変だと思う。
「お金払ってんだから」とお客様顔をするのではなく、そのへんの気遣いは必要。

ベビーシッター会社ならば、お金さえ払えば、なんとか手配してくれることが多いが。
ただ、私の場合は病時に利用したいので、
そういうときに毎回知らない人が来ることが、カナエにとって負担になるだろうことは悩む。
自宅で見てもらえれば、「場所見知り」だけはしないで済むけど。

エスクとファミリーサポートの違いは、「本部」の団体。
エスクは、「エスク」という非営利団体が本部になっており、会員はここに登録する。
ファミリーサポートは各自治体の行政(厚生労働省主導)が本部になっており、会員はここに登録する。
というか、ファミリーサポートはエスクのシステムを参考にして作られたものです。

ともかく、「エスク」の資料を請求してみた。
ちょっと驚いた。意外と利用料が高いこと。
最近、料金を改定したそうだ。
よくある働くママのためのガイドブックなどには、1時間800円くらいと書かれているが、
実際には1000円を超える。
確かに1時間あたりの利用料はベビーシッター会社よりは安い。
でも、隣町のファミリーサポートや家の近所のNPO法人よりは高い。
そして、入会時の費用が3万円(入会金+年会費)くらいかかる。
「家の近所に会員さんはいますか」と調べてもらうだけでも、費用はかかる。
その代わり、ファミリーサポートではあり得ないぐらい、会員探しや子どもとの相性などの調整が丁寧。

うーん、これも悩んでしまう。
一年間に何回利用するんだろう。  
エスクは、利用者の満足度が非常に高いことで有名なんだけど。
ベビーシッター会社のほとんどは、職場の福利厚生と団体契約しているので、
入会金は無料だったりするから・・・
そもそも、この町に、エスク会員さんは実在するのか??

ベビーシッター会社を決めたので、エスク利用は見合わせることにした。

1歳3ヶ月(復帰5ヶ月前)
 <ベビーシッター契約>

職場の福利厚生と提携していて、年会費が無料になったり、利用費が割引になるところが多い。
ほとんどの会社と電子メールで問い合わせが出来るので、
いろいろ聞いたり、パンフレットをもらったりして、3社に入会した。
そして、育児休業中に1回ずつ利用した。

絞り込み基準は以下の通り。
(1)当日派遣依頼に対応できるか。最低限、前日依頼に対応できるか。
(2)シッター数が多いか。(少ない会社だと派遣しきれないことがある)
(3)私の住んでいる町の近くに住んでいるシッターさんがいるか。(交通費は別料金なので、これは大きい)
(4)病児保育に対応できるか。

絞り込んだ会社は、こんな感じ。
*朝夕と日曜祝日、前日〜当日派遣依頼のときは割増料金。
*対象年齢は小学校卒業まで。だから学童もOK。
*約束の10分前には来てくれて、引き継ぎが出来る。
*保育園のお迎えも代行してくれる。
*シッティング中の様子を簡単なレポートにしてくれる。

シッターは保育士資格があるとは限らないが、基本的に子育て経験者や保育科の学生で、
各社とも独自の研修を行っている。
1〜2歳までは子育て経験のある人がよいし、活発な4〜5歳なら体力のある学生がいいのかも。
「この人を派遣する」という連絡が事前にあるかどうかは会社によるが、
できれば事前にシッターの名前がわかると、
カナエに「今日お母さんは仕事だけど、カナエは○○さんと遊んでいてね。○時に帰るからね」と
説明しやすい。

サンフラワー・A株式会社  
  絶対外せない授業や行事など、あらかじめ日時が決まっているときに依頼したい。 
  基本は1週間前の依頼だが、前日依頼にも対応できる。シッター数が多く、本社が東京多摩地区。
  また、この地区居住のシッターさんが多い。病児保育対応可能。
  子どもの食事は親が用意しておき、シッターはレンジでチンして食べさせる。
  一般家事を頼む場合はもう1人派遣。
  1時間1700円。交通費別。入会金無料。入会時に営業社員による訪問アリ。

  電話で依頼したら、1時間後に「この人に決まった」と折り返し連絡が入った。
  当日はカナエと楽しくやれていた。

株式会社マザーネット 
  私が体調を崩したときに依頼したい。あと、すごく残業が遅くなる入試前とか。
  当日依頼に対応できる。本社は都心だが、多摩地区在住のシッターさんがいる。
  病児保育対応可能。別料金で看護師免許を持ったシッター派遣も可能。
  保育と平行して一般家事もやってくれる。
  (他社は家事を依頼する場合、もう1人派遣することになるが、ここは同一シッターがやる)
  例えば、私は寝室で休み、
  シッターはリビングで子どもの面倒を見ながら家事も合間に・・・ということも可能。
  1時間2500円、交通費別。入会金無料。

  電話で依頼したら、折り返し「この人に決まった」と連絡が入った上、
  シッターのプロフィール表がファクスで届いた。
  ただ、会社の規模は小さめなので、一番近いシッターさんでも1時間ぐらいはかかる。交通費がかさむ・・・
  シッターさんとカナエは楽しくやれており、
  昼食は下ごしらえだけしておいたら、続きを調理して食べさせてくれた。

ラビットクラブ
  あまり頼まないと思うが、急な残業のとき、保育園お迎えを含めて依頼したい。
  当日依頼に対応できる。前日18時までなら100%派遣。
  病児保育なし。軽い容態(通常家庭で見られる程度)なら大丈夫とのこと。
  2時間5250円、交通費込み。入会金なし。入会時に営業社員による訪問アリ。
  
  直前依頼に対応しているせいか、事前の「この人に決まりました」という連絡はない。
  だから、「ちゃんと予約は通ったのか?」と心配にはなる。
  シッターさんとカナエは楽しくやれていた。

<ベビーシッターへの申し送り>

A4版1枚に、昨日からの様子とシッティング中に頼みたいことをまとめ、
毎回テーブルの上に置いてから出かけるようにしています。
また、シッティングに必要なオムツや着替えは一つのカゴにまとめておきます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

月  日  曜日    :   〜     :   (     ちゃん)

(1)昨日の様子
昼寝 (時間)  
おやつ(時間・内容)
夕食(時間・内容)
入浴 (あり・なし)
睡眠(時間・夜泣き・夜間授乳)

(2)今日の様子
排便(あり・なし・様子)
朝食(時間・内容)
機嫌
体温

(3)やって欲しいこと
散歩  昼寝  昼食  おやつ  夕食
それぞれ、必要な物に○を付け、置き場所などを書いておく

*母は(            )にいます。携帯電話番号(         )
*家の近くまで帰ってきたら、いったん電話を入れます。
*これ以外の詳細は、ファイル内を参照してください。
*地図、ベビーカー説明書、健康保険証、鍵、遊びシールがファイル巻末に入っています。


シッター申し送りファイル
クリアファイルに、うちの中の物のありかなどをまとめて書き、
前述の紙といっしょに置いていきます。
こんなことを書きました。

子どもの呼び名 年齢
発達段階、好きな遊び、言葉、健康状態
物のありか、室内見取り図(部屋のドアにも「洗面所」とか書いたシールを貼っておく)
緊急連絡先
地図(散歩コース、避難経路、保育園を含む)
かかりつけ医の連絡先、地図、保険証
安全上の注意事項
生活パターン
オムツ処理について
食事・おやつ・昼寝の、普段の様子
遊びについて
テレビ、DVD、電子レンジ、給湯器の操作方法
電話、来訪者への対応

地域とのつながり

育児休業中に、最も強く感じたのは、
「子育てに地域のつながりはすごく大切だ」ということ。
東京は地域のつながりが希薄かもしれない。
私自身も、実は人付き合いが得意とはあまり言えないし、
親しくなるのに割と時間がかかる方だと思う。

でも、児童館や市民講座に通ううちに、ママ友達が何人も出来た。
ママ友達には、私はすごく恵まれた。
インターネット上には、ママ友達との関係に悩む話がよく書かれているし、
確かに地域が同じで子どもの人間関係もある(子どもが仲良しな人と、親の仲良しが一致するとは限らない)ので、
ある意味、職場の人間関係よりも難しいかもしれない。(職場なら、「仕事だから」と割り切れる)
私は今のところ、そういう悩みがまるでない(鈍感・・・?)ので、ラッキーだった。
「ママ友達」という言い方に、ちょっと変な感じは持っているけど、
子育て上の、貴重な「同僚」なのだ。

また近所の方々で、カナエの成長を目を細めて喜んでくれる人が何人も。
シッターさんにカナエを頼んだとき、近所の公園に散歩に行ってもらったりもしたのだが、
あとで近所の人から、「この間カナエちゃんが知らない人に連れられていたけど・・・?」と聞かれ、
なるほど、ご近所の力って大切だなと思った。

物騒な事件が多いし、近所の人による犯行も起きているけれど、
基本的には地域の人に、カナエが私の子であることが知られているのは、
安全対策になっていると思う。
カナエを正しく見てくれている「目」がたくさんあるのは、いいことだ。

そして、当面仕事を再開しないつもりのママ友達や、近所の方の何人かが、
「もしもの時はカナエを預かったり、かわりに保育園にお迎えに行くよ」と
声をかけてくださった。
ものすごく嬉しい。
周囲の力を借りながら、頑張っていこうと思う。