サイズ110のコート

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yousight

2008年12月

表地はアイボリーのフリース。
裏地は茶色に水色リンゴ柄のコーデュロイ。
リバーシブルのコートです。

まずフードを作り、(表裏縫って中綴じして返す)
襟ぐりにはさみます。
身頃も表は表、裏は裏で縫い上げておき、
フードを表身頃・裏身頃ではさみます。
袖口と後ろ裾20センチほどを縫い残しておき、
そこから表に返します。
返してから手を突っ込み、肩縫い目で中綴じ。
ボタンホールは作らず、ループを作っておきます。
本来ならバイヤスに裁断したあと、二つ折りの折り目から5ミリ幅で縫って
縫い代を3ミリに整え、ひっくり返すのですが、
フリースのような厚地では難しいので、
はじめから布をループ状に折り込み、外から本ぐけして作りました。
これを前端を縫うときに挟み込んでおきます。

ほぼ完成。
リバーシブルですが、白い面だけを着る想定なので、
完全毛抜き仕立てではなく、裏地を1ミリほど控えてあります。

コートというよりマント。
これなら、着物の上に着ても大丈夫です。
お正月にどうでしょう。
袖口にはカフスを付けます。
こちらは裏。布端を折り込んでまつり付けています。
表はこんな感じ。
ここで、子供服ならではの細工を。
余り布でウサギの耳を作ります。
適当な位置にタックを取りながらまつり付けます。
ボタンはクルミボタン。
キットを使って作ります。

くるみボタンを作ったのは7〜8年ぶり。
以前は、くるみボタンを作るときは金槌で打ったものですが、
このキットはシリコンの型にはめ、軽く押すだけで出来ちゃいます。

使用中に分解しないか?
 
でもちゃんと出来ている・・・ もし壊れたら普通のボタンにしましょう。
完成。
後ろから見たところ。
横から見たところ。
娘、喜んでます。

でもちょっと耳の位置が低かったかな。
夫は「魔女みたい」と言ってます。