2歳半の新幹線デビュー

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働く母さん稼働編 2008年1月

yousight

2008年の1月2〜3日、1泊2日の大阪弾丸旅行に行ってきました。
1月2日の朝9:30ごろに東京駅発。 1月3日の朝10:30ごろに新大阪駅発。
どこの政治家ですか? というスケジュール・・・


これまで、長距離の移動には自家用車かフェリーを使っていました。
新幹線に乗って行くことに不安はありました。
うちから東京駅まで1時間以上かかるので、それがまず大変。
新幹線の中で大泣きしたり、逆に大声で歌い出したりしたらどうしよう。
インフルエンザとか感染したらどうしよう。
疲れて体調崩して、三学期が始まるなり自習続きになったら・・・

心配はいくらでもありますが、このところ電車が好きで、割と行儀良く乗っているし、
(電車に酔っぱらって乗っている大人の方が、ずっと行儀悪い)
12月後半の体調が落ち着いていたので、
保険証と気管支拡張剤を持って出発。

お正月なので、東京駅に向かう在来線は空いており、座れました。
新幹線に乗る前に、大人のトイレとカナエのおむつ替えを済ませておこう・・・ と思っていたのですが、
女性用トイレが行列。
でも、いい場所を見つけました。
「銀の鈴」のそばに、「ベビー休憩室」があります。
そこには、おむつ替えシートと授乳室の他、親子で入れるトイレがあります。
ベビーカーごと入れて、おむつ替えシート・ベビーガード・補助便座が付いているので、
子ども2人以上いても大丈夫かも。
比較的すいているので、お母さんのトイレもここで助かります。

カナエの気を紛らわすため、幼児雑誌や小さなスケッチブックと色鉛筆を用意しました。
もちろんそれでも遊ぶし、持参したお菓子(一口ゼリーやドライパイナップル)も喜んで食べました。
時々大きな声を出すのですが、数日前から、
「新幹線楽しみだねー、いい子にして乗れるかなー?」「はーい」・・・なんてやりとりをしていたので、
そんなときも「いい子にできるかな?」というと、「はーい」と(いってるだけかもしれないけど)ちょっとおとなしくなります。

「これっくらいの、おべんとばこに」の手遊びを小さな声で何度もやりました。

でも、車中でカナエが夢中になったのは、「名古屋名物 一口天むす」だし、
一番喜んだのは車内販売で買った「バニラアイスクリーム」でした。

終始ご機嫌のまま、そしてとうとう昼寝しないまま、昼過ぎに新大阪駅に到着。
めんどくさがってるのか甘えているのか、外出中は絶対夫に抱っこしてもらいたがりますが、
階段は絶対自分で上り下りしたがります。どんなに長い階段でも。
エスカレーターも、最初と最後以外は自分の足で立ちたがる。
でも混んでいて危なかったり、迷惑だったりすることもある。
だから、無理矢理抱っこしてぐいーっと登ってしまうと、とたんに大泣き。

大阪では夫の母校の同窓会(同期会)に出席する・・・という目的がありました。
数年に一度開かれ、これまでは夫が1人で帰省を兼ねて出席していたのだけど、
今回は妻子も同伴したのでした。

ロビーでお嬢様のような顔をしてくつろぐカナエ。
でもパンツ(タイツ)丸見え。
他にもう一組、妻子同伴のかたがいらして、そこの子はカナエと同い年の男の子でした。
興味津々。

以外にも立食パーティーではなく、着席のフルコースでした。
カナエは時々大きな声を出してしまいますが、「静かにできるかな?」というと、ちゃんと落ち着くし
みんなが拍手をしていれば拍手。意味が分かってるか不明ですが、みんなが爆笑していればカナエも爆笑・・・

カナエともう1人の男の子を気遣って、サンドイッチとポテトチップスの盛り合わせを出してくださいました。
あとは時々、大人の料理を取り分けてやりました。
2時間のパーティーですが、2歳児にしては奇跡的に、ものすごくお行儀よくしていたと思います。
(ただし、途中で「おかあしゃん、うんちでた!」・・・ダッシュで中座・・・という場面がありましたが)

でも、私たちはカナエの食い意地を甘く見ていたのです。
カナエは、自分の目の前にあるものは、自分のもので、食べきらなければ気が済まないのだということを忘れていたのです。
離乳食の頃から、残さず食べたらうんとほめていたのが裏目に出たか・・・・

普段、自宅では、食が進まないのかな、気が散っちゃってるなと思って、お皿を下げようとすると、
「まだ食べるの!」と泣き出したりします。
だから、時間がないのに食事に集中しないときは、
こっそりカナエのお皿の料理を大人のお皿に移し替えて、
「ほらカナエちゃん、あと一口だよ。パクン。全部食べたね、ごちそうさま」と、強引に食事を終わらせています。

今回、カナエに出されたサンドイッチは、通常のホテルのルームサービスで出るものとたぶん同じ。
私が全部食べたとしても、「ふう、ボリュームあったな・・・」と思うほどの量です。
だからもちろん、途中で少しずつ私たちが食べていました。
しかし、パーティーの最後の頃に記念撮影をし、そのままお開きに・・・という流れだったので、
まだお皿の上にサンドイッチもポテトチップスも残っていたことを忘れていました。
カナエは忘れていませんでした。

記念撮影のあと、クロークに行こうとしたら、急に泣き出し、
「全部食べてから!!」「まだ残ってるの!」とパーティールームに戻ろうとするカナエ。
もうスタッフの人が片づけを始めようとしています。
「もうおしまいの時間だよ・・・」というと、床にのたうち回って大泣き。
泡を吹きそうに激しいです。

このまま舌でもかんだら。実は具合が悪いのでは・・・
夫の同級生で医師になったかたに、夫が聞いてくれたのですが、
「子どもは診るなって習ったんだ〜〜」と冗談をかましたあと、
ただの癇癪だろうよと、私も夫も、先輩パパである他のみなさんも思った。

仕方ない、パーティールームに戻り、まだカナエの席の料理は片づけられていないので、
スタッフの方に謝り、残りを食べさせました。もちろん、ほとんどの料理を大人のお皿に移し替え、ごく少量に。
すると、すーっと泣きやみ、
食べ終わると「ごちそうさまでした。ありがと!」とスタッフの人に挨拶して、部屋を出ました。
これまでのはなんだったんだ・・・
クロークでは、荷物預かり係のお姉さんに「ぜんぶたべてから! ぎゃーしたの!」と説明しています。
説明できるほど、冷静に状況をわかってるわけ??

でも、その夜の寝言は「全部食べてから!」でした。
きっと、同級生のみなさんも「さすがあいつの娘、食い意地はってるなあ・・・」と思われたことでしょう。

そう、おもちゃはねだらないけどお菓子はねだるんです。大阪限定「スティック型のコロン」を、
おみやげやさんの店頭で「これがいい、これがいい」と握りしめました。
あと、大阪限定「ダシ入りカレーうどん(カップ麺)」も、欲しがりました。

「コロン」はともかく、
カップ麺なんて食べさせたことがないし、だいたい大人のカレーなんて・・・
(カレーはまだ、王子様印かアンパンマン印でしょう)

パッケージが気に入って手に取ったのかなあ。

と思っていたのですが、帰宅して夫がそのカレーうどんを食べていたら、
「カナエちゃんもカナエちゃんも!」とすごい勢いで寄ってきて、嬉しそうに分けてもらって食べていました。

本当に時間がなくて、(ハイシーズンのため、いい時間の新幹線がとれなかった。子連れ新幹線はやっぱり指定席が必須ですよね)
夫の実家にまで帰る余裕がありませんでした。

それで、大阪中心部まで夫の父・夫の妹・小学生の従姉妹に出てきてもらいました。
従姉妹にウサギのぬいぐるみをもらい、一発で気に入って、
宿泊先のホテルでも帰りの新幹線でも手放しませんでした。
なんというか、カナエにとってはぬいぐるみは「もの」ではなく、「お友達」のようです。
ぬいぐるみに食事を分けてあげたり、着替えさせたり、
絵本を読み聞かせてやっています。
こんなことでいいのかと思い、夫の妹に聞いてみたところ、
「うちの子(従姉妹)もそうだった。今もちょっとやる」と言うことだったので、
2歳の今、無理にやめさせることはあきらめました。

ホテルは大阪市福島区の「ホテルニュー松ヶ枝」。
あまり大きくないし、有名でもないようです。
ホテル周辺は普通の街で、歩ける範囲に大きな観光名所がある・・訳でもありません。
でも、ファミリープランが充実しているし、1泊朝食付きで親子3人2万円以下だったし、
JR新大阪から大阪駅へ1駅。乗り換えて2駅。降りてすぐホテル到着。
ナンバにも直通で10分以下という便利な場所。
常宿にするかもしれません。