2011年5月 弾丸帰省

旅行カバン

2011年5月

yousight

5月2日の仕事のあと、羽田空港に向かい、
関西空港行きの飛行機に乗りました。
初めての空港。
待ち時間の間、探検しまくる。

新幹線の駅と比べて空港待合室は広いし、
確実に座れるし、ジュースももらえるし、
意外と子連れ帰省には「飛行機」っていいかもしれません。

自宅から空港までのアクセスが大変ですが、直通バスもあるし。
座れて、ベビーカーもあずかってもらえる。

娘は機内のイヤホンで子ども番組を聴いて、楽しんでいました。
息子は・・・離陸のときにちょっと不安になったのか、私が抱っこしていたのですが、
急に  「ダコ トータン!」と夫を要求。
安定飛行になってからは、ジュースをもらってご機嫌でした。(帰りも同様)

1時間で大阪に着きますしね。
関空近くのホテルにて。
トリプルルームで、ベッドは部屋幅ぎっしりに置いてありました。
落ちなくて安心です。

もちろん探検しまくり。
夫の実家(川西市)を訪問したあと、

急に夫が、「自分が小学校までを過ごした羽曳野市に行ってみたい!」と言い出しました。


というわけで、「探偵ナイトスクープごっこ」です。

羽曳野市の、夫が住んでいた家の周辺を回りました。
ほとんどの家は引っ越しているようですが、数軒は残っておられます。
そして、いくつかのお店もちゃんと残っていました。

夫の通っていた幼稚園。
建物はそのままだったそうです。
夫の通っていた小学校。これもそのまま。

夫の5〜6年生時の担任の先生のご自宅が、小学校の近くにあるとのことでした。
夫はこの先生のことをとても尊敬しています。
50代の女性で、体育も含めて全教科、1人で教えておられたそうです。

  (音楽や家庭科は専科が担当したり、
   女性の教員は、ある程度の年齢になると体育は
   他の人が担当することが多いかと思っていたのですが、
   そうしている教員もおられるのですね)

夫はこの先生から習った「ほうれん草のバターソテー」のレシピを大事にしています。
しかしそのレシピ、ほうれん草をいきなり炒めている。
確かにそういうレシピもあるんだけど、ほうれん草はシュウ酸が多いので、
私はいちどゆでておくか、炒めたら熱湯をかけて湯を捨てるなどしています。
夫と、このレシピについて論争したことがあります・・・


先生はどうしているかな〜〜  と考えている夫。
先生のご自宅は、まだそこにありました。
車を止めて、
「よし! 行ってみる!」   と、行ってしまいました。

車に子どもたちと残った私。
いきなり行って、大丈夫だったかしら。
留守ではないかしら。
・・・・ご存命かしら・・・   お子さんが出て、亡くなったなんて聞かされたら・・・・


先生のご自宅の方から、なにやら話し声が聞こえてきます。
夫が、60歳くらいの女性を連れてきました。
娘さんかと思ったら、なんとその方が先生でした!
夫のことも、ちゃんと覚えていてくださいました。
御年80歳。  60歳代にしか見えない。  
とうに引退されたそうですが、普通に今も教壇に立ってそう・・・

ご存命どころか、ものすごく元気でした。
ほうれん草のバターソテーは、先生がご自身で作るときはいちどゆでるそうですが、
小学生が簡単に作れるよう、いきなり炒めるレシピにしたそうです。


夫が中学を受験したいきさつも聞きました。
当時の大阪でも、中学受験は少数だったはずです。
(親に言われたから受験した〜  と夫は言ってましたが)

受験は実は、この先生が親に勧めたのだそうです。
夫は勉強はできるけど、体育がまるでできないので、
府立高校の受験に不利(内申点が伸びない)になることを心配されたのだそうです。
そんな先のことまで考えるなんて・・・

私は生徒のことを、そんな風に先まで考えたことがありません。
苦手分野の克服指導は頑張りますが、将来に結びつけてまでは・・・
高校だから
  (その先の受験はしない生徒が多い)、
家庭科だから
  (今苦手でも、毎日の生活の中で、理解したりできるようになる日がきっと来る。
   私だって高校生のときはりんごの皮もむけなかった)
というのもあるけども。

夫は受験に失敗していたはずなのに入学できました。
このことを、義父は「裏口入学や〜〜!」といいます。
しかし真相は、「入学辞退した人がいたので、繰り上がった」のだそうです。
つまり、補欠合格ですね。  この真相も聞けました・・・


先生から「結婚してくれてありがとう」と言われました。
夫は、元気な先生にお会いできて感激していました。
同業者としてもいろいろ考えさせられた出会いでした。
5月4日(滞在最終日)は、天王寺動物園へ行きました。

通天閣。
新世界。
どこのお店も行列。
ふぐで有名な(行ったことないけど)
つぼらや  の看板がいっぱいありました。
通天閣にいるはずの、ビリケンさんもいっぱいいました。
天王寺動物園の門。
クラシックな感じです。
象さん。
大きいので、子どもたちは驚いていました。
アシカが魚を食べるのも可愛いですが、
その魚のおこぼれを狙う鳥もいっぱい・・・
孤高の人・・・・

木の上に1人たたずむチンパンジーです。
マレーグマ。
急に暑くなったので、
  やってらんね〜   という態度を前面に押し出しています。

息子はなぜか、マレーグマが気に入り、
いつまでも見ていました。
ペンギン。
誰も立っていません。

こうしてみると、確かにペンギンは鳥なんだってわかりますね。
コアラやライオンも見ました。
そしてキリンちゃん。
案内板などの説明文は、基本的にすべて大阪弁です。

「そうやんか」「すごいやん」
と、ムリヤリ大阪弁を使おうとする娘。
息子は電車が大好きのようです。

動物園から空港まで、1時間近く電車に乗らなくてはならないのですが、
窓の外を興味深く眺め、いい子にしていました。



この頃、私の手の甲が猛烈に痛がゆく、赤く腫れ上がってきました・・・・
日光過敏によるカブレが起きていました。