6 ベルリンの名所2:ブンデスリーガ

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夫はサッカーファン(見るだけ)です。
私は・・・ワールドカップはもちろん日本の応援をしたけど、いつでも中継を見ているほどではありませんでした。もちろん、ナマで見たことはありません。

どうやら夫は、ドイツで本場サッカーの試合を見たかったらしいです。
ドイツのサッカーリーグのことを、「ブンデスリーガ」と言います。

日本では、いつどこで試合をやっているのかの情報は得られませんでした。
現地の新聞を読んで、「ベルリン市内で試合をやっているようだ」とわかり、
観光案内所へ。
試合会場名の出ている記事を見せ、「そこへはどう行けばいいの?」と聞きました。
しかし、案内所のお姉さんは「何それ?? サッカー場??」と困惑するばかり。
ベルリン版の「ぴあ」や「東京ウォーカー」みたいな雑誌をひっくり返し、
それでもわからなくてインターネットでブンデスリーガの公式ページを出して、ようやく調べてくれました。
ベルリン郊外、一般の観光地図に出ている路線図から惜しくもはずれた駅が、サッカー場の最寄り駅でした。
東京で言えば、地下鉄路線図からはずれた地域、さいたま市のサッカー場みたいなもんなのでしょう。
興味のない人には、そこにどうやっていけばよいのか、即答は出来ないはずです。

さて、夫は行く気満々でした。
私は、なんだか気が進まなくなって、ぐずぐず言い始めた。
@けっこう遠そうじゃない?
A日焼けしちゃうよー、赤く腫れて痛くなるよーー
Bこっちのサッカーファンって気が荒いんじゃない? 
 知らずに、敵がシュートしたとき拍手なんかしたら、殺されちゃうのでは・・・・

しかし、ほとんど連行されるようにサッカー場へ向かったのでした。
さすがに、外国で別行動をする勇気はナイ。

最寄り駅とサッカー場は、案外すぐわかりました。
本線から支線に乗り換えるときも、
サッカーチームの格好をしたサポーターが大勢いたので、
その人たちの後に付いていけば良いのです。

ここがサッカー場の入り口。ここから林道を15分ほど歩いていきます。


屋根が付いていました。ビールとホットドックの屋台が出ていました。

屋台に関しては日本の方が充実しているかもしれない。


ネズミ男かと思ったら、チームのマスコットでした。子供たちに人気。

      

このサッカー場は、コートから1メートルほどの余白を取っただけで、いきなり客席でした。

すぐ近くでボールを蹴る音がするし、ボールが客席に入ってくる。
すごい迫力で驚きました。   

  

サッカーは動きが早いので、撮影できません。

「ベルリン・ユニオンチーム」と、「ハンザ・ストックチーム」の試合でした。ハンザの勝ち。
あとで調べたところによると、このサッカー場はベルリン・ユニオンチームのもので、
この試合は本格シーズン前のプレ・ゲームのようなものだったようです。
そして、ベルリンユニオンは二部リーグで、ハンザの方が格上だったらしい。

家族連れで来ている人が多く、心配していた「フーリガン」のような人はいませんでした。
ビールはほとんどの大人が飲んでいたけど、一杯やそこらでは、荒れないらしい。

行ってみたら、とても楽しかったのでした。

ホテルの人に「ワールドカップでキーパーをつとめたオリバー・カーンは、日本でも大変有名です」
と話してみたら、(現地のサッカー雑誌でも表紙を飾っていた)
ホテルの人はサッカーファンだったらしく、
「カーンは頭がいい。他の選手はサッカーのことしか考えてないが、カーンはそれとは違う」と
嬉しそうに話していました。

7 ベルリンの名所3:高いところに登ってみた