九州に旅行

旅行カバン

yousight

2015年1月

この記事、本当は2014年8月に行ったものです。
2014年8月10日〜13日、南九州に行きました。
この時、全国的に台風で荒れてたんですよね。大きな被害も出て・・・・
私たちが出発した10日は、関東も台風が接近して、地元のお祭りも中止。
まず博多に移動する予定だったんですが、飛行機は飛びませんでした。
とはいえ私たちは「鉄旅」が基本というコンセプトで、
東京から博多まで新幹線で一気に行くことになってました。
新幹線は少々遅れていましたが、ちゃんと走ってくれた。

ちょっと遅れてはいますが(博多到着が90分遅れた)
とにかく走ってくれることがありがたい。

東京駅で買い込んだコーンスープやカツサンド、
子どもたちはモリモリと食べていました。

ただ、普通に走っても東京〜博多は6時間くらいかかるの?
さすがに途中でけっこう眠りました。
息子は新大阪から新山口まで眠ってた。

東京〜博多を全部乗ってる人は少ないようでしたが、
広島や岡山に向かう人に人気の新幹線みたいですね。
博多で一泊。
明太子好きな娘は、東京ではありえないほどの明太子の
品ぞろえや、いろんなメーカーがあることに驚喜。
試食しまくっていました。

ここのホテルは和室で、自宅にはない押し入れにまた大喜び。
大濠公園。
博多市内の地図でも目を引く、広くて大きな池のある公園です。

その端っこの児童遊園がすでに、すごく広くて大きな遊具がいっぱい。

この写真、これで「砂場」のようです。
この遊具、これで全体の一部です。

あまりに楽しく遊んでしまい、長崎に向かう電車の時間になりました。
博多から長崎は、特急カモメ号。

長崎駅に着く直前、車内アナウンスがさだまさしさんになりました。
「ぼくの故郷長崎で、楽しんでいってね」みたいな。
長崎駅のホームに降りたら、これまたさださんの歌が流れてました。

タクシーの運転手さんの話だと、さださんと福山雅治さんは、
ものすごく長崎に貢献しているとのこと。
コンサートがあるとホテルは満室、タクシーは大忙しだそうです。
私たちが到着したのは、さださんのコンサートの翌日でした。
修学旅行の下見と引率で、長崎は2回行きました。
プライベートで来るのは初めて。

長崎はいろんな面があって、
気合を入れれば主なスポットは歩いて回ることもでき、
道順も大体一本道で迷わない。

好きな町です。

息子はカステラが好きで、これまた東京ではありえない品揃えに喜んで
試食していました。
グラバー園へ行きました。

私は出島とグラバー園が好き♪
グラバー園の頂上(?)から稲佐山方面を眺めます。
太った鯉がいっぱい。
グラバー園名物、ハート型の石を探せ!

修学旅行の引率だと、先生にそんな暇はありません。
一つ目は、グラバー亭の玄関先にありました。
今でも幕末ドラマのロケに、ここをよく使ってますよね。
2つ目は、出口に近いレストハウスそばの
通路にありました。
最初の石が、やけに整ってつやつやしたハート型なので、
そのイメージで探すと、なかなか見つかりません。
3つめは・・・
お土産屋さんの「ハートストーングッズ」のコーナー
に誘導されたのかな?  そういうオチかな?
と思っていたら、

お土産屋さんのベランダにありました。
ベランダの壁にかけてあります。
今回は行かなかったけど、
大浦天主堂。
豪華客船 「プリンセス・ダイアモンド号」

本当は東北あたりに寄港する予定が、
台風の影響で、急きょ長崎に寄港したそうです。

この船を見るためにも、結構な人出がありました。

私たちは対岸の稲佐山に宿をとりました。
翌日は平和記念公園へ。

子どもたちに戦争の話を、いつどのように伝えようか迷います。
私たちは、親から戦争体験を直接聞けたのだから、
伝えるべきだと思う。
しかしどこから話したらよいのやら。

世界各地で紛争が起きています。
なぜ戦争が起きてしまうか。簡単にも説明できそうだけど、非常に難しい。
説明の仕方によっては、子供たちが偏見の塊になりそうです。
娘は集団的自衛権のニュースを見て、ただシンプルに「それはダメだろう」と言っています。

平和資料館には、もう少し勉強してから連れてこようと思いました。

平和公園の噴水と石碑。
ここに彫られている「のどが渇いてたまりませんでした・とうとう油が浮いたままの水を飲みました」
という文章(当時の子どもが書いた作文からとったようです)、
初めて読んだときはとてもショックでした。
今も涙が出ます。
娘も読んで泣いていました。

息子はまだ何もわからず、「のど乾いた〜暑い〜」と訴えます。
現代だから、それならすぐに何か飲ませ、涼しいところに移動できます。
でもその日の長崎だったら…
今度は湯布院に移動します。
再びカモメ号で久留米駅へ。

乗務員室のガラスは、停車中は白く曇ります。
しかし運転中は透明になり、車掌さんの姿や景色を見ることができます。

夫は物見高いので、車掌さんに「どうしてガラスが曇ったり透明になったりするの?」と
訪ねていました。
仕組みは車掌さんもよくわかってないみたいですが、
ブレーキをかけると自動的にガラスが曇るんだそうです。

飛び込み事故が起きた時、その姿をお客さんに見せることは防げるともおっしゃってました…
長崎駅前で買った角煮饅頭など。
わかりづらいですが、諫早市内(?)の道路沿いに建つバス停。
なぜかメロン型。

久留米から大分を結ぶローカル線 「久大本線」に乗って、由布院へ。
本当に普通の生活路線ですよ!  全部乗っちゃうのは私たちぐらいでは??
由布院駅構内(ホームの端)には 足湯 がありました。
100円くらい払いますが、タオルがもらえます。
結構熱い。
ホームから壁越しに外を眺めると、
名物の馬車がスタンバイ中。
なんか、鉄道マニアっぽい人が駅にたくさんいたんですよ。
なんだろうな〜  と思っていたら、
「特急 ゆふいんの森号」 と 「特急 ななつぼし」 が同時にホームに入ってきた!!
鉄道をまるで知らない私でも、ななつぼしは聞いたことある!!
激写する人多数。
私たちは本当に、偶然ラッキーに出会えたんですが、
ちゃんと調べて見に来てる人も多かったみたいです。
1時間くらいは停車するようでした。
もう車体がぴかぴかすぎて、
撮影すると自分が写っちゃう。
クロちゃん(JRの大分周辺ゆるキャラ)がきてました。
翌日は、このクロちゃんをフューチャリングした 「特急あそぼーい」に乗ります。
さすがに中には入れないんですが、
カーテンじゃなくて障子なんですね・・・・
そして、電車じゃないらしい。
この辺も私にはよくわかんないんですが、
ディーゼル車に引っ張ってもらってるのね?
由布院駅には、ななつぼしスタッフルームがあります。
停車の間中、調理スタッフらしき人が、
食材の交換作業で、ホームとスタッフルームを行ったり来たりしていました。
黄色いコンテナが食材入れのようです。
使い終わった食材コンテナ。中身がメモしてあるぞ。

スライス  イタパセ(イタリアンパセリね)  ブロッコリー  ディル  ベルダテ(?)
さんしょう  ごぼうピューレ  ナスピューレ  万願寺唐辛子ピューレ  ゆず
葉っぱ   トマト  とうもろこし   あわび   あわびきも  うに   キャビオリーブ
ニンジンピューレ  魚ソース(ブルトンヌ)  肉ソース(マデラ)  コンソメソース  トマトソース
ニソワーズ  香草パン粉 魚  万願寺唐辛子   はも  海老  肉フィレ  牛スライス
ブリュレ  サザエ アルパチーナ  ビネグレット  オリーブオイル  バター
モンテバター  レモン  
ブラマンジェ   アーモンドアパレイユ  ブレック  マカロン  ようかん  ブールドネージュ
カレー粉  ラッキョウ  トマトジュレ



うーん、判読できないものも多いんですが、
何やら凝ったソースも使った贅沢な材料が、たくさん使われている模様。
でもコンテナがこれだけってことは、乗客の人数も少なめなのかな?
由布院駅に到着
雲が出ていますが、由布岳が見えます。
宿泊は、オーベルゼ・レポー

1日2組限定。
猫が多数飼われており、猫から見ると、客室だって俺たちの縄張りにゃん

ということで、バンバン客室に入ってきます。
メゾネットタイプで、1階が居間兼食事室。(食事は1階に運ばれます)
2階にはベッドが置いてあります。
でもこのベッドは、この子のものらしいです。
長々と伸びてリラックス・・・・
この子はまだ子ども。
客室備品に、猫用おもちゃが置いてあり、
子どもたちと遊んでくれました。
本当に、人によく慣れている。
遊び疲れて、客室で1時間以上眠っていく。
だよね、だって俺んちだからにゃン。
子ども用の浴衣は動物柄。
食べきれないくらいたっぷり食事が出ます。
朝食には焼き立てパン。
他にサラダやハム、ソーセージ、グラタンなどなど
朝食も1時間以上かけてゆっくり食べるスタイル。
電車の時間が迫っているなんて人にはちょっと向かないかな。
たっぷり食べて 「ぽんぽんら〜〜」になるのが正しい。
再び由布院駅。
JR制服を借りて、記念撮影ができます。
再び、久大本線で大分駅まで。

久留米から大分まで、2日かけて全部乗ってしまった。しかも各駅停車で。
大分駅のコインロッカーは、全面的にクロちゃん。かわいい。
ここから、「特急あそぼーい」出発駅である 宮地駅に向かいます。
途中、「九州で一番高い駅」を通ります。
これが「特急あそぼーい」

これでもかって程、クロちゃんのイラストの入った車体です。
宮地駅から 阿蘇山を通り、熊本駅まで行きます。2時間弱かな
JR九州って、電車で観光することへの気合がものすごいと思いました。
この電車のポイントは、
「親子席」があること。子どもの椅子を一回り小さく、窓際に配置してます。
1車両・10席くらい限定です。
日によってはあっという間に売り切れるらしい。
東京の「みどりの窓口」だと、駅員さんも「なにそれ?」になってしまうので、
夫が鉄根性で、列車番号などをすべて調べ、その通りに発券システムを調べてもらいました。

ちなみにこの「あそぼーい」、団体ツアーのお客さんもいますが、
ツアーだと普通車両のようです。
窓もかわいいのです。
図書コーナーもある。
親子席でなくても、あまり関係ないのだ。
だって、子どもたちはほとんどの時間を、このボールプールで過ごすから。

ただ、小学三年生の娘は、混んでくると、小さな子ばっかりなので遠慮して、自席に戻りました。
カーテンだってクロちゃん。
かわいい売店が車内にあり、クロちゃんハンカチなどを買いました。
熊本駅からは、九州新幹線に乗って博多へ。
内装がゴージャス!
やはりJR九州の気合を感じます。
カーテンがすだれだなんて・・・・
1時間ほどで博多に着き、
博多駅から、地下鉄でたった3駅ほどで空港へ。(羽田空港の100倍便利)
飛行機に乗ったら1時間ちょっとで羽田です。

久大本線に乗りまくったのが夢のようなスピード…
「あそぼーい」を降りたのが夕方5時ごろで、
その日のうちに帰宅したのですから。