産後のリハビリ生活

おかあさんになった日 トップへ戻る

手術をした日は「絶飲食」「全介助」で、
いろいろと管や針が付き、ほとんど身動きができなかった。
叫んでいたので声が枯れ、のどが痛いので水を飲みたいのだが、水も飲んではならない。
しがみついていたので、腕・手の指・足に筋肉痛が起きていたし、
ずっと仰向けで寝ていると腰が痛むのだが、寝返りも打てない。
本当に、痛くて寝返りができないのだ。

子宮収縮の、いわゆる「後陣痛」が10分おきに3分痛む形で起きた。
結構痛いが、本陣痛に比べたら何でもない。
(2人目、3人目の人の方が後陣痛は強くなるそうだ)

午後になって初めて、娘を見せてもらえた。
起きあがることもできないので、添い寝の形で私の横に置いてもらった。

名前はすでに決めてあったので、
夫はさっそく市役所に出生届を出しにいってくれた。
実家の父も来てくれたのだが、あっという間に夫と「飲み」に出かけてしまった・・・

翌日から徐々に、水分や食事がとれるようになり、
手術後3日目にどうにかベッドを離れることができるようになり、
手術後4日目に初めて授乳した。
気付くとすごく乳房が張っていて、脇の下まで腫れて熱を持っていた。
ずっとハイテンション状態が続いていた私は、産後3日目にして、ようやく眠れるようになった。

腹筋が、こんなに全身の動きに影響しているとは、知らなかった。
腹の皮がたるみ、横向きに寝ようとしても、立ち上がろうとしても、
そのたるみに引っ張られてものすごい痛みというかショックが起きる。
もちろん、縫い傷がつれて痛む。
横向きに寝ようと思ったら、身体の脇に毛布などを置いて、横腹を支えないとならない。

すたすた歩けない、まっすぐ立てない、咳もくしゃみも笑いも、お腹に響くのでできない。
大丈夫になったのは手術後1週間ほど経ってから。
ベッドと洋式トイレのなかった時代はどうしていたんだろう?

でもとにかく、手術後1週間ほど経つと、自分の身のまわりのことや子供の世話もできるようになった。

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