夜間救急へ

おかあさんになった日 トップへ戻る

退院した翌日、午後3時頃、ものすごい下痢をした。
母乳を飲んでいる場合、緑色の便をする。
新生児の場合、便が大人のようにまとまることはなくて、常にゆるゆるの便になる。

でも、今回のはそういうレベルではなくて、
水がじゃぶじゃぶ混ざった、おむつからあふれる下痢だった。
このとき、私の母がまだうちにいてくれたのだが、
母も驚いていた。
大人だったら、相当お腹が痛くなるのではないかと思えるような、激しい下痢。

その後ずっと、夜10時頃まで泣き続けた。
赤ん坊は泣くものだが、これまでこの子は、こんなに激しく泣いたことがなかった。
(とはいえ、この子の世話をするようになって1週間ほどなのだけれど)

抱っこして数分の間、母乳やミルクを飲んでいる間だけは少し泣きやむけれど、
またすぐに大泣きする。
手足の動きも激しく、すごい勢いでモロー反射(手をビクッとバンザイの形にもっていく反射)をし、
手の平に指を置くと、いつもの倍以上の力で握りしめる。
この大泣きから、けいれんや引きつけにつながってしまうのではないかと思うと、怖くなった。

口を開けている中を覗くと、上顎に白い点々が見えた。
何かに感染した!?

まだ、子供の保険証もできていないけれど、
夜の10時だけれど、心配なので小児科を受診することにした。
何でもなければそれでいいんだし。

夫に「ひまわり(東京都の、今、診療している病院を教えてくれるサービス)」へ電話してもらい、
この近辺の小児科で、まだ診療しているところを聞いてもらった。
すると、市内の総合病院の、今日の救急当直医師が、たまたま小児科だということだった。
ちょうど台風の大雨が通り過ぎた後。

病院に着いた。
子供は、ドクターを前にする頃、ぴたりと泣きやんでいた。
それで、「どうしてここへ?」という雰囲気になってしまった。
ひどい下痢をしたこと、以後泣きやまないこと、口の中に白い点々が見えること・・・
を話して、見てもらった。

結果、幸い何ともなかった。
下痢はしていても、胃腸病というわけではない。
一応ミルクや母乳も飲んでいるわけだし。
泣きやまないのは、何か気に入らなかったのでは?
泣いたり、手足をこんなに動かす元気があるうちは、大丈夫。
白い点々は、ミルクの溶け残り・・・ (ああ勘違い)

「この先、もっとビックリすることがあるから、お母さんがんばって」
と、私と多分同年代の女医さんに送られた。

夜中に2回、「いいうんち」が出てからは、機嫌も良くなった。
多分、子供は本当に下痢をした後、お腹が気持ち悪かったんだと思う。
それにしても焦った。
何か変な急病かと思った。
下痢が続いたら、体が小さいから、すぐに脱水しちゃうんじゃないかと思ったし、
こんな小さいので、飲める薬なんかあるんだろうかとも思った。

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