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学校の裏に民家があります。 民家の庭だと思っていたのですが、 実はそこは、学校の敷地の「飛び地」なのだそうです。 2メートル四方ほどの土地で、 夏みかんが一本植えられています。 夏みかんの収穫期は通常、4〜6月です。 普通のミカンは冬に収穫しますが、それが大体出尽くした頃、 夏みかんが出回ります。 寒い地域では4月までおいとくと、皮の色が青くなったりするので、 2月までに収穫するところも多いらしい。 |
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と言うわけで、もいできました。 誰も気づいてないぐらいの場所なので、完全無農薬。 家庭科クラブでは、文化祭でマドレーヌなどを焼いて売ってますが、 このごろのバター高騰で、利益が出ません。 この無料夏みかんでマーマレードを作り、マドレーヌに練り混めば、 増量剤になるし、ちょっとは値上げしても良さそうだし、 来年度は営利を追求しようぜ! がっぽがっぽ、黒字団体に変身だ! ・・・と生徒に提案したら、引いてました。 とりあえず実験してみましょう。 |
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夏みかんは1個、200gほどでした。 皮と種と実を分けます。袋は捨てます。 実は、袋から出したらホーロー鍋へ。 種は、キッチンペーパーにくるんでホーロー鍋へ。 皮は、スライサーで薄く切り、ざるとボウルを重ねたところに入れて 水洗い。洗ってはぎゅっとしぼるのを、水を換えながら4〜5回繰り返します。 そのまま水に2時間ほどつけておきます。 |
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皮、実、種をホーロー鍋に入れ、ひたひたの水を加え、 1時間ほど煮ます。 |
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柔らかくなったら、夏みかん重量の70%くらいの砂糖を加え、 栗きんとんぐらいになるまで煮詰めます。 食べてみて、マーマレードらしくなっていれば完成。 冷めると砂糖は硬くなるので、トロミがついたら加熱は終了です。 あとは瓶に入れたり、ジップロックに入れて冷凍したり。 |
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パウンドケーキに練り混みます。 バター200gを室温に戻し、砂糖150gを練り混んで混ぜます。 本当なら砂糖は200gなので、マーマレード分減らすのです。 玉子4個を1つずつ混ぜ、マーマレード大さじ3〜4杯を混ぜます。 小麦粉200gとベーキングパウダーを混ぜ、 180℃のオーブンで35分ほど焼きます。 マーマレードそのものだと子どもには苦いですが、 ケーキに仕立てるとおいしいです。 |