3歳児とスパリゾートハワイアンズ

旅行カバン

yousight

2008年11月

2008年11月、
福島県いわき市の、スパリゾートハワイアンズに行って来ました。
ここは映画「フラガール」で有名になったところ。

車で行きは3時間、
帰りは珍しく常磐道が渋滞して4時間で着きました。

スキーに行くより若干近いか。
すごく広くて、いろいろあって面白いです。

しかし!!
一カ所だけ不便。
プールと温泉が何種類もある施設なのですが、
施設内の飲食店やグッズ販売は、すべて「現金決済(一部カード使用可)」
なのです。

今どきは、たいていの温泉施設では、受付でロッカーキーを受け取り、
施設内でかかった飲食費・購入費などはすべて、ロッカーキーをかざして記録、
帰るときに受付で決済・・・  ということで、現金を持ち歩かなくて済むでしょう。

そのシステムがないのです。
入り口そばの売店にて、このような防水ケース(完全防水ではない)を買い、
中にお金を入れ、首からかけて過ごすことになります。

ぜひともロッカーキー決済システムを導入して欲しいなあ。
この防水ケース、850円です。     これを売るため?
水着もタオルも館内着もレンタルがあります。夫と娘は水着持参です。

アロハやムームー、タオルをレンタルしました。
車なんだから、タオルぐらい持っていけばいいじゃないって・・・?

まあそうも思いましたが、帰宅後(多分夜8時過ぎる)に、
たっぷりの濡れた洗濯物を洗って干すのがイヤなんだよう・・・
なんて、うちの洗濯番長は夫ですが。

アロハ・ムームー・水着はいろんな色柄、サイズがありました。
だって夫の着ているアロハは、一番大きなサイズじゃないんです。
女性水着は「4L」までありますが、「LL」でも13〜15号相当ですから、
ほとんどの体型をカバーできるのではないでしょうか。
お若い方はセパレートタイプを選んでいましたが、
私はもちろんワンピースタイプです。我三十五にして身の程を知る。

娘のムームーは「100センチ」です。


あと、意外とコインロッカー代がかかります。
入り口そばでとりあえず水着+ムームーに着替え、自分の手荷物や靴を大型ロッカーに入れます。
これが300円。1日何度でも開け閉めできます。
使用後は100円だけ戻ります。だから実質200円。

中央プールにて、ムームーとタオル、カメラ(防水タイプじゃないので)をロッカーに入れます。
これも実質200円。

別な場所にあるプールにて、また水着以外の荷物をロッカーに入れます。
これが100円。

江戸時代風の巨大露天風呂にて、タオル以外のものをすべてロッカーに入れます。
これは無料。

ロッカー代は合計500円・・・・
そこら辺の隅っこに置く人もいますけどね。

あと、各通路は「土足の人」「裸足の人」「ビーチサンダルの人」が混在しています。
私たちは裸足でした。各所に足洗い槽があるので、気にしないことにした。
巨大露天風呂の入り口にはエスカレーターがあり、これは裸足では危ない。
裸足の人は、横の階段を上ることになります。

到着したとき、11時を少し過ぎていました。(開館は10時)
娘が「おなかすいたよう」と訴えるので、
着替えたあとすぐ、フードコートに行って早めの昼食。

フードコートの食事は、大体1人分1000〜1200円です。
もう少しちゃんとしたレストラン(たいていバイキングですが)だと、
1500円程度です。  

館内はハワイをイメージしているので、すごく暖かいです。
長袖では辛いです。
到着後すぐ、ムームー等に着替えて正解でした。
しかし、身体が濡れるとけっこう寒くなります。
この施設は建物を建て増しし、
建物ごとにイメージの違うプールや温泉があります。
その連結通路がまた寒い。

というわけで、施設全館、水着で歩いてもかまわないのですが、
水から上がったら体を拭き、上からムームーを着ておくのがちょうど良かったです。
プールは広いです。
浅いプールと深いプールがあります。
巨大滑り台は別料金で、これは子どもは無理です。
行列が出来てます。(フラダンスショーの時だけガラガラ)

子供向けの浅いプールコーナーには、流れるプールがあります。
夫に抱っこしてもらって流されたら、娘はきゃあきゃあ喜んでいました。
滑り台があり、やりたがりました。
登って、滑り降りるところまでは良かったのですが・・・・
ゴールすると同時に水中に飛び込むようになっており、
顔に水がかかるのが大嫌いな娘、
「うえーん!」と大泣き。

この写真にあるプールが、創立当時からある(?)メインプール。
連絡通路の先に、ちょっとヨーロッパ風な温水プールがあります。
これは全部浅くて良かったです。
温度も34℃に設定されていたし、ごろ寝が出来る「オンドル」まで付いている。

なお、いわゆる洗い場(石鹸等が使える)のあるお風呂は、
このヨーロッパ風温水プールに付属しているものだけです。
他の「江戸時代風巨大露天風呂」などには洗い場がありません。
フラダンスショーです。
ショーは毎日13:30から40分間。私たちはショー開始10分前にステージに行ったのですが、
すでに満席。
ベンチ脇で立ち見しようとしていたら、一番端に座っていた年輩女性が詰めてくださり、
娘だけは座ることが出来ました。

なんとこの女性、「フラガール1期生」だとのこと! 
ステージ脇に、初舞台の写真が飾ってあります。(スパリゾートハワイアンズのHPにもあります)
この、中央右にいる方だそうです。

私は映画「フラガール」を見ていたので、話が弾んでしまいました。
映画は多少脚色されていて、
  * 炭坑住宅は映画にあるほどボロボロではない。
  * 地元少女には「フラガールになること」はあこがれの職業で、東北の宝塚ぐらいのイメージ。
     だから、映画にあるように「なり手がいなくて、会社の事務員まで駆り出される」ということはなかった。
     1期生からオーディションがあり、映画のように、練習はかなり厳しかった。
  * 初期から指導している(映画では松雪泰子さんが演じる)先生は、本当にあのようにおしゃれな人で、
     皆あこがれていた。
  * 社長は映画に出てくるほど乱暴な物言いをする人ではなかった。
  * フラダンスの他、ハワイの言葉や歌、フラメンコまで習った。海外研修もあった。

・・・・・・・・・・・・・・などなど、すごく興味深いお話でした。
小さな子どもには40分間は長く、徐々に席が空いてきます。
私も途中から座れました。

フラダンスというと、こしミノを付けて手を横にひらひらさせ、ゆったり踊るというイメージを持っていましたが、
(そういうのもあるけど)
すごく激しくて華やかです。
その迫力に度肝を抜かれます。
そして、ダンサーたちは、男女とも例外なく、腹筋が割れている。

ファイヤーダンス。
娘はこれが強烈に印象に残ったらしく、
帰宅後、歯磨きするのに抵抗したので、「あっ、バイキンマンがお口の中で、火を付けて踊っている!」
といったら、
「それはやばい! はみがきして〜」ときました。
途中、フラダンス体験コーナーがあります。
観客が何十人も舞台に上がり、踊り方を習います。
娘はこういうのは応じないよなあ、と思っていたら、

「いきたい!」と立ち上がりました。
夫も付き添いで、なんと舞台の最前列へ。

ごほうびに、水色のレイ(紙製)をもらいました。
熱帯植物園もあります。
露天風呂(江戸時代をイメージしています。ものすごく広い。そこは水着不可、男女別です)
もうすぐ食べられそうな、台湾バナナです。
4時頃、帰途につきました。
さすがに疲れたらしい。子どもは水につけると弱ります。
車に乗るなり、眠りました。

親としては、最高ですね。
おみやげはいろいろ売ってます。
福島名産の漬け物も買いました。
久しぶりにマカデミアナッツチョコレートが食べたくなり、一箱買いました。
(さすがハワイをイメージ、山積みです)

あと、こんなのも。
シチリア島名物の「カノーレ」みたいですが、
シュークリームです。筒状にシュー皮が出来ており、クリームが詰めてあります。
ココナツ入り、パイナップル入り、バナナ入りなど南国風でおいしい♪
ただし崩れます。
施設入り口近くには、素敵なパン屋さんがあります。
翌日の朝食用に買いました。

左は大きなチーズ入りパン。ずっしり重いです。
右はアンパンマンパン。娘が飛びつきました。

あしたの朝食は、これに果物とヨーグルトを付けるぐらいでいいよね!?
娘がステージでもらってきたレイは、さっそくプーさんに譲られました。

楽しい休日でした。
ステージで出会った「フラガール一期生」さんによると、
こんなに混むようになったのは、映画公開以降とのことです。
でも、メインプール以外は割合広々しているし、3歳児なら十分楽しめます。
帰りも疲れて寝てくれるし、いいですよ!

夫よ、運転お疲れさまでした。
町の路線バスは1日4本。
しかし東京駅や新宿駅までの送迎バスもありました。