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去年の秋、NHKのBSで「宝塚雪組・壮一帆主演・ベルサイユのばら」 が放映されました。 私は、宝塚にそれほど強い興味があったわけではありません。 大学生の時の友人がすごく宝塚ファンで、彼女の下宿に行くと、いろいろと宝塚のビデオを見せてくれて、 「厚化粧でとんでもないと思っていたけど、結構面白いなあ」と思うようになりました。 宝塚の解説書を数冊読んで、ごく基本的なことはそのごろに知りました。 大学は服装科ですから、誰かしら宝塚の衣装の研究はしています。 それから20年、仕事に子育てにと、すっかりタカラヅカを忘れていました。 で、新聞の番組表を見て、たまにはいいか・・・と「ベルサイユのばら」を録画したのです。 休日に見ていたら、娘がドはまり。 娘はどんどんネットで宝塚情報を調べ、図書館で本を借り… そうして今回、宝塚ゆきが実現しました。 |
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今回の演目は、雪組「星逢一夜」 日本物のお芝居と、ラテン系のショーの2本立てです。 早朝に自宅を出て、飛行機(早割で新幹線より安い)にのり、9:30ごろには宝塚駅につきました。 途中の電車内の広告は宝塚がいっぱい。 「花のみち」(宝塚駅から大劇場を結ぶ遊歩道)もいい雰囲気で、 娘は目がギラギラです。 |
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オスカル&アンドレの銅像。 他にもいくつか、宝塚にちなんだ銅像がありました。 大劇場の入り口がどこだかわからず、知らないうちに通り過ぎてしまっていました。 すると、おそろいの黄色いストールを付けた女性の団体が、座り込んでいます。 よく見ると、ひとりリーダーのような女性がいて、「立って」「座って」と指示を出しています。 座っているときは、タカラジェンヌが通る時。みんなで「おはようございます」と声をかけています。 そう、これはあの有名な「入り待ち」でした。 私たちはいつの間にか、楽屋口前まで行ってたんですね。 ファンクラブの人はおそろいのストールを身に着け、楽屋入りするタカラジェンヌに挨拶をしているのでした。 なんでも、ファンクラブの人は、ジェンヌさんがいるところでは立たない。整然と座る。 撮影もしない。キャーキャー言わない。 そういうルールなんだそうです。 ファンクラブの人たちの外側に、私たちのような一般的な観客が立っており、 その人たちは普通に写真も撮ります… これまた娘に聞いたのですが(ホントに調べまくりやね) ジェンヌさんには、一般的な芸能プロダクションのような、「マネージャー」はいない。 いわゆる荷物持ちとか、チケット関係のこととか、 いろんな雑用は、ファンクラブの役員の人が行っているんだとか。ボランティアで。 ・・・しかし宝塚は、この大劇場だけではなく、東京でも公演するし、全国ツアーも行くのに、 ボランティアでそういうの全部お世話するって・・・・? 時間とお金が取れるの? |
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大劇場の共通ロビーです。 大劇場内はチケットがないと入れませんが、チケットがなくても、ショップやレストラン、博物館などで 十分に楽しめます。 なんかすごい行列ができていましたが、 これは当日券を買い求める人。 立ち見なんだそうです。 って、消防法で立ち見はダメじゃなかったっけ?? 宝塚の演目は3時間かかるのに、立ち見か… それほどの人気なのですね。 |
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私たちが行った日は、千秋楽の3日前。 だからこそ、当日券に行列だったのかもしれません。 私は今回、インターネットで予約しました。 2階席の中央部、前から5列目。 なかなかいい席が取れました! |
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開演まで時間がありますので、大劇場併設の博物館に行きます。 入場料500円。 宝塚の歴史がわかります。面白いです。 娘は自由研究で「宝塚」のレポートを書いているので、 なんかメモしていました。 |
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劇場内には郵便局もあります。 宝塚のドレスやベルばらのイラストが入った絵葉書が買えます。切手も売っています。 ここから投函すると、「ラインダンスの消印」を押してくれるそうです。 娘は、自分あてと、私の実家(おばあちゃん)あてと、 ヅカファンのクラスメイトに絵葉書を出していました。 |
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博物館では、この冬に上演したばかりの「ルパン三世」の衣装実物が展示されていました。 |
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これも、ルパン三世に出てきた「マリーアントワネット」のドレス。 こういうのを見ると、作りたくなります。 「本物の羽を背負って記念撮影」できるコーナーもありました。 背負いました! 一般的な娘役が、ショーのフィナーレで背負う小さな羽です。ランドセルみたいに背負う… トップスターの羽は15キロもあるそうです。 小物(ショーのフィナーレでメンバー全員が持っている、シャンシャンと呼ばれる小物) も実際にトップスターが使っていたものを持たせてもらえました。 |
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劇場内にはレストランやカフェがいくつもあります。 宝塚ホテルが経営する高級店(フルコースを出す)もありますが、私たちは学食形式のお店へ。 これで2000円程度。 デザートは、今回の演目に合わせて特別に企画された、水色のゼリーと黄色のゼリー。 さすが関西、たこやきもありました! |
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いよいよ開場。 ロビーはシャンデリアが下がってゴージャスです。 階段も赤じゅうたん。 娘に「男役みたいなポーズをして!」と言ったら、こんなことになりました。 |
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ロビー天井近くには、雪組メンバーの写真がずらり。 メイクが、第2部のラテンショーなので、全体に黒っぽくなってます。 |
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幕間には第2部のラテンショーの準備が。 なぜカタカナ???? 舞台は、ものすごく楽しかったです。 第1部は日本物のお芝居ですが、日本舞踊のレベルも高く、ストーリーもよくできていて、引き込まれました。 ラテンショーもまた、全力でキラキラピカピカで、つい前のめりになってしまう。 まさに、浮世を忘れる3時間でした。 これは、はまる人がいるわけです! 劇場の座席はとても良く考えられていて、 一般的な劇場や映画館よりも、階段の角度が急です。 ですから、前後の席の段差が強く、前の席に背の高い人が座ってもストレスなく見られます。 |
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終演後はばっちり、劇場内のアイスクリーム店へ。 名物「スミレアイス」です。 |
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劇場を出ると、今度はファンクラブの人が「出待ち」をしていました。 私たちは来た時と逆方向に歩き、宝塚南口駅を目指します。 途中、手塚治虫記念館がありました。 「火の鳥」のブロンズ像が見えたりして、行きたかったけど、もう閉館時間でした。 また今度ね。 |
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大きな橋を渡る途中で、宝塚音楽学校(右の建物)と大劇場が並んで見えます。 娘は宝塚を受験したい、と言い出しましたね。 娘の実力・・・・ 日本舞踊は経験あり。ただし学童クラブで習った程度。 バイオリンの経験あり。ただし細かい音符でベソをかく程度。 歌は何をうたっているかわかる程度。 ダンスやバレエは習ったことがない。 無理だろう。 しかし「1次試験は面接だけだから!! 音楽学校の中に入れるから受験したい!!!」 何言ってんじゃーーー |
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宝塚南口駅前に、「ルマン」というサンドイッチ店があります。 ここは、タカラジェンヌさんへの楽屋見舞いの定番だそうで、 宝塚のガイドブックを見ると、必ず載っています。 混雑しているとも聞きますが、写真を見るとおいしそうなので・・・ 電話で予約してしまいました。 終演後、5時にお店で引き取り。 実際にはすいていて、すぐ引き取れました。 これを4箱買い、大阪市内の旅館にて、息子と夫と合流。 男チームはきょう一日、京阪神圏のローカル線に乗りまくったそうです。 |
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旅館でサンドイッチを食べてから、 「あべのハルカス」へ。(ネットで入場予約しておいた) 一気に60階まで登ります。 すごい夜景・・・・ とてもきれいでした。 ただし! 帰りのエレベーターは30分まちです。 |
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翌日は海遊館へ。 その前に、隣の観覧車に乗りました。 そういえば、以前海遊館に来たときは、下の子はまだいなかったんですよね。 |
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観覧車で、「海遊館とセット入場券」を買ったのですが、 それで正解でした。 海遊館のチケット売り場は長蛇の列。 そりゃそうですよね。暑いもん。 天王寺の動物園か、海遊館かと言ったら、海遊館に来ちゃいますね。 中も、ものすごく混んでました… |
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ジンベイザメさま。 ゆらーりと優雅です。 子ども用にスタンプラリーもやっていて、下の子も飽きずに全部見て回れました。 |
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サメに触れるコーナー… |
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なぜか岩の隙間にぴったりおさまっているゴマアザラシ。 寝てるのかな? |