私が住んでいる市の保健センターでは、(どこの町でもそうでしょうけれど)
両親学級をいろいろと開いている。
私自身は、病院が開いている学級で、お産の仕組みや異常事態、栄養の勉強ができたので、
そういうテーマの両親学級には行かずにいた。
でも、「沐浴実習」は病院ではやらない(産んだら、入院中にやる)。
毎月1回、木曜日に沐浴実習を開いているが、年に2回だけ、土曜日に開かれる。
サラリーマンの夫と参加するなら、やっぱり土曜日。
市民広報に告知が出てからすぐ、電話予約した。
チケットぴあ並みに、すぐ定員に達してしまうのを知っていたので。
夫婦で参加するだけでなく、おじいちゃん・おばあちゃんも参加可能。
というわけで、私の母も来ました。
3人育てたけど、30年ぶりなので忘れたわ〜〜と。
家庭科の授業の中で、保育を担当していたので、沐浴実習はやらないこともない。
ただ今は普通科校なので、その時間がとれない。
家政科校に勤務していたときは、やった。見事、手を滑らせて子供を沈めた。
人形で本当に良かった。おむつ替えの実習のとき、足を持ち上げてちょっと乱暴にしたら、
足がもげた。
人形で本当に良かった。
・・・でも母に聞いてみると、「何度もお風呂に沈めてしまったし、おむつ替えは足を持ち上げてやってたわねえ」
・・・とのこと。赤ん坊は結構丈夫なんだそうです。 って私たちはそうやって育ったのね?
参加者は6カップル。
一番予定日に近いのは私たちでした。
実演のあと、1カップルずつ実習。
夫の方が手が大きいので、夫にやってもらいました。
写真の枚数が多いので、「アルバム形式」で編集します。表示が重かったらすみません。
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入浴前の準備。 子供の着替えやおむつ、湯上がり用のタオルを用意しておく。 ベビーバスにお湯を張る。 お湯をあまりたっぷり入れてしまうと、子供の身体が浮いてしまって やりにくいので、ベビーバスの半分程度入れればOK。 温度は38〜40度で、温度計を使って実習したけれど、私たちは温度計を買ってません。 温度は手で見ればいいや、真夏だからぬるめにね・・・・ 頭・顔洗い用に、洗面器にお湯を入れておく。 |
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ガーゼハンカチをお湯で濡らして軽く絞り、顔を拭いてあげる。 目の周りを最初に拭く。 子供はちゃんと目を閉じてくれるはず・・・ 手で石鹸を泡立て、(普通の石鹸でOK)髪を洗う。 |
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子供の首を支え、洗面器に頭を入れて、泡を流す。 これは怖い。子供は斜め下向きになっている〜〜〜 耳の穴に水が入らないよう、両耳を持っても良いのだけれど、 耳に入った水は結局綿棒で取れるので、 あまり気にしなくて良いんだそうです。 むしろ、首をちゃんと支えるのが大事。 |
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服を脱がせる。 人形の全身を見て、「あ、これは“新太郎(商品名)”だな」と思ってしまった。ちなみに、この人形の女の子バージョンは「桃子」と言います。 家庭科教材として売り出され、沐浴・授乳・浣腸・耳鼻そうじ・おむつ替えなどが実習できます。(各部に穴が開いている) 皮膚感触が柔らかくリアルで、顔が可愛げにできており、関節も一体化しているので、古くなっても手足がもげるような心配がない。ホントによくできている人形なんだけど、一体10万円もするのです。普通科校の予算じゃ買えなかった。悔しい。2万円くらいで買える人形は、胴体が布製だったりして、沐浴実習は無理なのだ。 |
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手で石鹸を泡立てて、子供の身体に塗りつけつつ洗う。 背面はそっと身体を横にして洗ってあげる。 実際の子供は、関節のあたりがぎゅっと締まっていたり、 手を握っていたりして、そうした「間」の部分に汚れがたまるので、 その辺をしっかりやってあげる必要がある。 あと、おむつに包まれている部分は特にかぶれやすいので、 ちゃんと洗わないと・・・ |
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着ていた服で、石鹸をだいたい拭ってしまう。 その服はどうせ洗濯するから。 沐浴の方法にはいろいろあって、今回実習する方法は、 「ベビーバスの外で石鹸を付け、ふき取り、バスの中で流して仕上げる」というもの。 他に、沐浴剤をベビーバスのお湯に混ぜ、バスの中で洗い、上がり湯も不要・・・というちょっと簡単な方法もあります。 私たちはそっちで行くつもり。 |
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子供の身体に大きめのガーゼをかけて、ベビーバスの中へ。 首をしっかり支える。 何故か子供は、この布がかかっていると安心し、ないと暴れるのだそうです。ガーゼの替わりに日本手ぬぐいでもOK。洋タオルは水を含むと重くなるので、避ける。(温泉でもらえるような薄いのならOK) |
ガーゼを部分的にはがしながら、身体を流す。 うっかりガーゼが顔にかかっちゃったりしてドキドキ。 母によると、暖まってリラックスして、ベビーバスの中でうんちをしちゃうことがよくあった・・・そうです。 どうもすみません。 |
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あごと胸元を支え、そっとひっくり返して背面を流す。 これが怖い・・・ うっかり顔を水中に入れてしまいそうで。 毎日のことだから慣れるかなあ。 ベビーバスは、生後1ヶ月くらいまで使えば、あとはもう大人と同じお風呂に入れても大丈夫だそうです。 でも、実家に置いてあったアルバムを見ると、生後4ヶ月の私がまだ、タライで沐浴してました。タライの中でギュウギュウになってたけど・・・ |
バスタオルは対角線が子供の身長方向に来るように置き、 体を拭いてあげる。 水滴が残ったまますぐに服を着せると、蒸れてかぶれたり、 あせものモトになることがあるので気を付けないと。 だからといって、あまり放っとくと湯冷めも心配だなあ。 沐浴時間は5分くらいでよいのだそうです。 でも・・・15分くらいかかりそう・・・ |
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おむつを当てる。今回は布おむつでした。 |
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肌着を着せる。 産まれるのが真夏の人は、おむつと肌着だけでもOK。 |
服を着せて、湯冷ましや乳などで水分補給しておしまい。 大人にとって、お風呂は1日の終わりのリラックスだけど、 子供にとっては、お風呂は刺激のひとつ。 だから、寝る直前に入れるよりは、もう少し前の時間に入れた方が良いのだそうです。クールダウンしないと眠れないんだって。 ウチの場合、夫は子供が起きている間には帰宅できそうにない。 早朝6時とかに沐浴するのもOKだそうです。 そうしようかなあ。そのあとゆっくり遊んだり眠ったりできるし、 真夏だから、夕方、私がさっと流す程度の沐浴をもう一度したりして。 |
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妊婦体験キットがあったので、付けてもらいました。 夫は大きいので、すでに妊娠7ヶ月状態・・・? 夫の身体に対して、キットの丈が短い。 なんだか、防弾チョッキを付けた警察官みたいだ。 |
仰向けで寝るのが苦しい状態を体験。 しかし夫は、「この重さが結構心地よい」なんて言いおった。 なによーこれがずーっと続くのよーーーーーっ |
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実習が終わり、母を駅まで送ってから、国道16号沿いのケーキ屋さんに寄る。老舗ピザ屋さんの隣です。 ここの焼き菓子詰め合わせを、「出産内祝い」にしたらどうかなあ。 頼めば「のし」付けてくれるかなあ。地方配送はしてくれるかな? とりあえず今日は、「いちごのモンブラン」を買って帰る。 モンブランスタイルの苺ケーキは初めて見た。 苺クリームが絞ってあって、ピスタチオをトッピング。 |
断面図。中はホイップクリームと、砕いた乾燥苺を混ぜた物が詰まっており、中心に生の苺が。 土台はサクサクのタルト生地に、 うす〜いホワイトチョコが乗っている。これはおいしい。 季節限定メニューだそうです。 |