2009年11月(生後2ヶ月と4歳4ヶ月)

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6.8キロ!?

息子が産まれて2ヶ月たったけれど、1ヶ月検診以来、体重を量っていない。
量るのが怖いってのもある。
娘は生後6ヶ月で体重が10キロになってしまった(普通は1歳の誕生日にそのぐらい)。

これは家庭科の授業でよく説明することだけど、
赤ちゃんは平均、3キロぐらいで産まれる。
生後3〜4ヶ月の頃に、体重が倍の6キロ程度になる。
生後1年で、体重が3倍の9〜10キロ程度になる。
ただし、個人差が大きいので、「6キロ」「10キロ」よりは、
「出生児の2倍」「出生児の3倍」というふうに、「増え方」に注目した方がいい。

つまり、大きめに産まれた赤ちゃんは、多分大きめのまま発達カーブを描くし、
小さめに産まれた赤ちゃんは、多分小さめのまま発達カーブを描く。
カーブが急降下して、体重がここ数ヶ月増えてない・・・なんて場合は、
何か病気にかかっているか、食事や乳の量が不足していることが考えられる。
(ネグレクト虐待の可能性も否定できないといわれる)


さて、息子は11月に入ってから、急にグッと重くなった気がするのです。
すでに私は腰をやっちゃいました。
娘の時は座って授乳していましたが、腰の負担が重かったので、
息子には生まれてすぐの時から寝た姿勢での授乳。
(腰には負担が軽いが、肩への負担が案外ある)
そして、ウエストニッパーまたは腰痛ベルトを常時着用。
こうして腰を守ってきたのだけど、
やっぱり前回と同じ時期に「うお〜〜いたい〜〜」が来ました。

整形外科で鎮痛剤と湿布薬を出してもらい、
夫が休みの時は赤外線やマイクロ波を当てての治療。

息子の体重を量ってみたら、6.8キロになっていました。
母子手帳の発達目安グラフ、上ギリギリのところにいます。
出生児と1ヶ月検診時はグラフの中央あたりだったのに、
この1ヶ月で急に大きくなったことになる。

1日平均60gの体重増加・・・
こうなると、はやく首や腰が据わって欲しいですね。
自分でバランスをとってくれると、重くてもだいぶ抱っこしやすくなるので。

いいのか おい

娘は休日の昼間、
明らかに眠そうな様子
 (言うことを聞かなくなる、すぐキレる、動きが鈍い・・・等)
なのに、
「眠いの?  眠いならねんねしなよ」と声をかけると、
「ねむくないもん!!」と逆ギレします。

今日もそうでした。
外出先で、「眠いでしょ、もう帰ろうよ」と声をかけても、
「ぜんぜん ねむくない! まだあそぶ!」
でした。

帰宅後、玄関で「くつは じぶんで ぬぐよ!」
といったくせに、
次の瞬間、どさっと玄関マットの上に倒れ込みました。
十数年後、女子大生(?)になった娘が、宴会帰りにこんな風になってる姿が、先取りで見えました。

サンタさんは ねえ・・・

うちの近所の床屋さんの外壁には、非常に凝ったクリスマス飾りが付きます。
「今にも屋根の上に登ろうとしているサンタさん」が壁に付くのです。
娘はこの飾りが毎年大好き。
クリスマスが終わって片づけられると、本当にガッカリしてしまい、
夏頃から「サンタさんは なんがつになったら くるのかな」 「さんたさんは いま なにを しているのかな」
と、よく話しています。

今年もサンタさんが飾られました。
床屋さんの定休日の夕方、出てきていました。(店主さん、お疲れさまです)

今年は息子も見ています。まだ見ているのかよくわかりませんが。
娘は、
「サンタさんは いいこのところに くるのよ  よなかに うえーんって おおごえで なくこには こないのよ」
と弟を諭しています。
「あなたはもっと、よく泣いたのよ」と教えたら、
「わたしは いいんだよー♪」
と、また自分のことは棚上げです。 

ほくろ

娘には、4歳になった今も、ホクロが見あたりません。
ただし、背中の蒙古斑はかなり残っています。
ホクロはいつ出るのか、赤ちゃん時代は不思議でした。

息子は、蒙古斑が見あたりません。
たぶん日本人には珍しい、まっさらな背中です。
(蒙古斑は日本人には当たり前だけど、欧米人にはほぼ出ないそうで、
 欧米で蒙古斑を見せると、赤ちゃんに殴る蹴るの暴行を加えているのか・・・? と誤解されるなんて聞いたことがあります)

しかし、息子の右膝にホクロがあるのを見つけました。
生後60日過ぎに発見。
産まれたとき、すでにあったのかどうかは、よくわかりません。

ところで私の顔のほくろが、30歳過ぎてからだんだん増えてます。
UVケアが甘いの?


親子4人でお揃いに

同じ生地で、親子4人お揃いの服や小物を作ってみました。

詳細は親子4人でお揃いに

クマさん型の耳をつけた帽子です。
首の据わらない子に帽子をかぶらせるのは、
実はけっこう難しい。
抱っこひもに入れてからかぶらせるか、
パーカータイプのベビー服(厚手の外出用)を
利用するのが簡単だなあと思います。

頭の大きさって、そんなに変わらないんじゃないかと思ってましたが、
娘にかぶせてみたら、ぜんぜん入りませんでした。

ちなみに、息子の頭囲は出生時33センチほどでした(平均的)が、
生後2ヶ月の今、40センチを越えているみたいです。
娘には、シャツタイプのワンピースです。
「お出かけにはワンピース」と決めていて、
とても喜んでいます。
私のチュニック丈シャツもお揃い。

授乳があるので、後ろファスナー開きの服などは着られません。
去年作ったお揃いワンピースは後ろファスナー開きなので、
今年は着られなかったのです。
これでまた、お揃いになれます。
息子にはロンパースもつくったのですが・・・
型紙を作ったときは、このサイズでOKと思ったのに(ほんの3週間前ですよ)
仕上げてみたら、
入りませんでした!

ご覧の通り、「丈」はいいんです。
お腹回りが、本当に入りません。

このメタボベイビーめ。

実は、全く同じ型紙で、別な生地を、もう裁断しちゃいました。
仕方ない、継ぎ足すか・・・

作った方が安上がり

無印良品に、こんなお菓子があります。
「ブールドネージュ」とフランス語らしき品名が付いていますが、
つまり「スノーボール」です。
ひとくち大のナッツ入りまん丸クッキーに、粉砂糖がまぶしてあるお菓子です。

8個ぐらい入って190円ほど。
娘が保育園に行っている間、こっそり私1人で食べようと思って買いました。
けっこうカロリーが高いから、3日くらいに分けて食べようとも思いました。
1つだけ食べて、うっかりテーブルの上に置いたまま、
娘をお迎えに行ってしまったのです。

帰宅した娘は「これ何?」と興味津々。
「ひとつたべたい〜」というので、1つだけ口に入れてやったら、
目を輝かせて
「すごーくおいしい! もうひとつ!」とパクパク。
「おかあさんも たべていいよ」 って、逆でしょうが。

帰宅した夫にまで
「おとうさん、これ すっごくおいしいんだよ」とすすめ、
結局、その日のうちに全部、空っぽになってしまいました・・・
作った方が安いのではないか?  と思い、
ネットでレシピを検索したら、ありました。
で、作りました。
もちろん作った方が安かった。(アーモンドと粉砂糖を買ってくる程度)

スノーボール

おむつ一巡

もうすぐSサイズも卒業してしまいそうな息子。
(Sサイズの適応体重は8キロまで。息子はほぼ7キロですからね)
各メーカーのテープ型おむつを、全部使いました。

ムーニー
肌触りなどはいいのだけど、後ろウエストのフィット感が良くない。すぐずれる。
4年前のムーニーの方が、ウエストが伸びたりして良かったと思うのだけどなあ。

ゲンキ
ウエストが太めに作られており、息子もまだ余裕がありそう。
でも、丈がちょっと短い?  フィット感はまあまあでした。

グーン
ウエストが細めのようです。息子はもう余裕がありません。
丈は長めだし、薄めでいいのですが、けっこうウエストがずれてしまい、
気づくと「半ケツ」になってました。

メリーズ
大きさのバランスが良いみたいです。フィット感も良い。
ただし、ウエストテープの部分の肌が、ちょっと赤くなってしまいました。
ウエストの通気性がイマイチなのかな?  合わないみたい?

パンパース
肌触りが抜群によいです。そして、とても薄い。
同じくらいの枚数が入っている他社のパッケージと比べると、明らかにコンパクトです。
4年前は丈が短いのが気になりましたが、現在は長くなったみたい。
ウエストのフィット感も抜群によいです。


ということで・・・
パンパース、値段が張るだけのことがあるなあと思ったのですが、
(あくまでもうちの息子の場合です)
次回は試しに、
「マミーポコのMサイズ」を買ってみます。
マミーポコにSサイズはありません。

一般に、おむつはMサイズから値段が跳ね上がります。
だからなるべくSサイズの期間を長くしたいのですが、
マミーポコは、Mサイズであっても、パンパースのSサイズよりも安い。


虫人間の逆襲

「頭足人」はすっ飛ばした娘ですが、

「頭胴虫足人」を描いてます。
胴体から腕が左右5本ずつ出ている。
まるで甲虫みたい。

「どうして、こういうお手てなの?」と聞いてみました。
「だって、ゆびは5ほん あるじゃない」と答えます。
腕が5本じゃなくて、指をかいたつもりなんですね。

「頭足人」の考え方を当てはめるなら、
娘は、頭や胴、指先のことは認識しているけれど、
胴と指先をつないでいる、「腕」の存在は、よくわかっていないのかもしれないです。
腕に気づいたとき、どんな絵を描くのでしょうか。

絵の中の「かなえ」という字は、夫が書きました。まさか、ひらがななんか書けません。

このごろは数字を書くのにハマっていて、私に数字を書かせ、なぞりたがります。
真似して書くことは、まだほとんどやらないんですが。

絵の中に、 縦棒とか○が書いてあって、まるでハングル文字のなり損ないみたいですが、
これはいちおう「数字」なんだそうです。
1 2 5 8 9 0 は、それらしく1人で書くことが出来ます。
絵の右上にある 「101」 というのは、「11」を書いたんだというのです。

これは数学的な発達段階が関係すると思うのですが、
「じゅういち」 の表記を正しく 「11」 と書くためには、
「11は10に1つプラスした数量」 であることを理解し、
「十の位/一の位の書き方」 の規則性も理解しないと、難しいんですよね。

娘は「じゅういち」の言葉通りに、 「101」 と書いているわけです。
「じゅういちは 11 と書くのよ」ともちろん教えましたが、
よくわからないようでした。
このあと、「じゅうに」「じゅうご」も書きましたが、「102」「105」と書いています。

もうしばらく様子を見ましょう。
この辺の説明の仕方は、理系の夫か実家の父に任せようかなあ。
娘は2歳の時「おじいちゃん」と話していたら、10までの数字が数えられるようになったのでした。
なんか教えていたらしい。

友有りやや遠方よりきたる

私の一番古い友人2人が、遊びに来てくれました。
隣県と都心に住んでいるので「やや遠方」よりきたる、です。

普段はお客様が来ると、すごく喜んで、いろいろしゃべったり説明したり、踊って見せたりする娘ですが、
今日はどうしたわけだか、2人が到着するなり大泣きして、別室にこもってしまいました。
様子を見に行って、「こっちのお部屋においでよ」といっても、
「やだ〜〜〜  うえーん  おきゃくさんが かえるまで ここから でないよーーーーー!!」とすごい声で泣いています。
こんなことは初めてで、ちょっと驚きました。

ただ、眠いときのキレ方と似ているので、あとで聞いたところ、眠かったそうです。
ここ半年ばかり、休日は昼寝なしで過ごしていたのですが、
このごろはお遊戯会の練習で、疲れがたまっていたのかもしれません。
2人が到着してから1時間半ほどたったら、急にケロッとしてこちらの部屋に来て、
機嫌良く友人としゃべったり、いただいたお菓子を食べたりしていました。

幼児の気分のムラは、よくわかりません。

息子はけっこう愛想が良く、友人に抱っこされてニコニコしていました。


新説:桃太郎

来月は、娘の保育園のお遊戯会です。
今は毎日、練習中。
「ダンス」と「劇」をやるのですが、娘のクラスは「桃太郎」です。
そして、娘の役は「ナレーター」です。
風邪ひいちゃいけないよね、と張り切っています。

文章をスラスラと読めるわけではないので、セリフはすべて口写しで暗記。
けっこうセリフが多いので驚きました。

私も幼稚園の年長(卒園間際。私は早生まれで6歳ちょうど)の時、
お遊戯会の「呼びかけ」でナレーターをやりました。
セリフは多かったです。私のナレーションを挟みながら、みんなで歌うのでした。
6歳の私は、もう平仮名を普通に読めましたので、
先生に台本を書いていただき、毎日、母と練習して暗記したのでした。


私はこれといって、家で娘に練習させてはいないのですが(台本もらってないし)、
娘が保育園の帰り道、毎日何かしら、劇のワンシーンを語ってくれます。

けっこう、衝撃的な内容です。


「おじいさんは やまへ しばかりに、 おばあさんは かわへ せんたくに いきました」
・・・これはお決まりのナレーションですね。
娘には、「ねえ、しばかりって なーに?」と聞かれ、あたふたと説明してやりました。
芝生を刈るのとは違うんですよね。

おじいさんとおばあさんは各2名ずついるそうですが、
私なんか幼稚園年中組の時、「アリババと40人の盗賊」の劇で、
モルジアナ(ヒロイン)が5人もいましたもんね。
だからこれも、お遊戯会の世界では標準、ということで。

ただし、おじいさん役は2人とも女の子が演じるそうな。

「ももが どんぶらこ どんぶらこと ながれてきました」
・・・ここで、『もーもや ももや ながれは はやい・・・』と遊び歌をやります。

桃太郎役は「赤ちゃん時代」と「成長してから」の2段階あって、
それぞれ2名ずつ。これも全部、女の子が演じるんだって・・・
娘のクラスは男女比がほぼ半々なんだけどなあ。  宝塚風にするのかな?

いよいよ鬼ヶ島に鬼退治。
鬼は酒盛りをしています。
「おには さかごりを しています」と娘は練習しています。
「 も 」 と 「 ご 」 の区別が付いていないらしい。
「酒盛りだよ」と教えたら、「さかもりって なーに」とやっぱり聞かれました。
「お酒を飲んで、ごちそうを食べて、酔っぱらってウイーってやることだよ」と教えたら、
「あ、よく おとうさんが ・・・・ あれね!!」  と、深く納得したようでした。

鬼と桃太郎の戦い。
というか、桃太郎が犬・猿・雉の助けを借りて、一方的に攻撃するはずなんですけど、
このお芝居では、

・・・・綱引きで勝負だ。

激戦の末、鬼が負けて
「おにと ももたろうは、 なかよしの おともだちに なりました。 めでたし めでたし」


面白すぎる。
ちなみに練習の時は、自分の役を描いたお面を頭に付けています。
工作の時間に作りました。
本番が近づくと、衣装を付けて練習します。

お友達は、犬とか鬼のお面を作っていますが、
娘はナレーター。
お面は・・・・  マイクの形に作ってありました。


表情が豊かになってきた

2ヶ月に入り、表情が豊かになってきました。
「んーうん」「あーあー」「うっくん」「きゅー」
と、なにやら話もしています。
まだ、面白くて笑うってわけではないようですが、
新生児微笑(反射行動)とも違います。

明らかに、自分の望むことをやってもらったり、
自分の好きな人が近くに来たりといったことに、
満足して笑っています。
舌を出してみたり。
なんか得意げな顔になったり。


一生懸命、訴えている感じ。


ほっぺたも、プクプクのタレタレになってきましたね。
自力で移動できないので、ハイハイが始まるまではプクプクしまくりのはずです。

はっきりしました。私は洋裁中毒です。

娘を産んだときは、最初の1ヶ月が本当に長く感じました。泥沼のように・・・
でも2度目の今は、1ヶ月はあっという間でした。
妊娠から今までを振り返ると、
妊娠判明から安定期にはいるまでが、一番長かったです。

で・・・
もう針道具を出しています。
息子が、案外続けて眠ってくれるので、作業が出来ます。

チェックのパッチワーク生地で、家族4人お揃いのものを作り始めています。
私はシャツ。娘はワンピース。息子はロンパースと帽子。
夫はエコバッグ・・・
このごろ気に入っている便利グッズ(1)

「クリップ・タブ」というもの。
大きめの平クリップに、厚手の紙がくっついています。
インデックス代わりになります。

日本橋丸善の取り扱いですが、うちの近所の文具やさんに頼んで
取り寄せてもらいました。
仕事をしていれば、教材やプリント、生徒の提出してきたレポートを仕分けするのに
活躍すると思うのですが、

今は、
このように、型紙を整理するのに使っています。
作品ごとに束ねておく。
厚紙部分に書き込みしてもいいわけです。「ベビー 帽子」とか。
便利グッズ(2)

ドキュメントファイル。
学生の頃から、ドキュメントファイルは何かと使っています。
プリントや資料・原稿の仕分け、
娘が保育園にはいるときには、保育園用にドキュメントファイルを1冊用意し、
園から配布されるプリントを整理しています。


左写真のものは、ユニセフのギフトカタログに載っていたもの。
あまり、文具店では見かけない紙製。(普通はプラスチックでしょ?)
そして、マチがとても広いです。
型紙を作品ごとに入れておいたり(そしてクリップ・タブをインデックスとして飛び出させる)
子供服は部品が小さいから、ファイルのポケットにも入ります。
裁断済み・・・だけどすぐには縫い始めない・・なんて場合は、
こうして保存しておくと便利。

便利グッズ(3)

ソーイング・クリップ。
クライ・ムキさんのオリジナルグッズです。けっこうあちこちの手芸店に置いてます。
写真のように、布を合わせて縫うとき、まち針のかわりにこのクリップで留めます。

何が良いかというと・・・
子どもが小さいので、まち針を使わずにクリップで留めて作業した方が、安全です。
間違って針を落としちゃったら怖いですからね。

また、ファスナー付けなど、違う素材(違う硬さ、違う厚さ)の縫い合わせでは、
まち針が留まりにくいのです。
まち針は、「ほんの少しだけ」布をすくって留めるのが肝要ですが、
留まりにくい素材では、どうしてもガバッとすくってしまう。
すると、すくって布が浮いた分だけ、ずれてしまうのです。
これをソーイング・クリップは、スッキリと解消してくれました。
厚地やニット地も同様の効果があります。

私はこれまで、文房具のバインダークリップを使って縫っていたのですが、
ソーイング・クリップは格段に使いやすいです。布にも優しい。



私は中学生の時、クライ・ムキさんの本を読んで服づくりを始めました。
型紙は囲み製図もしくは実物大パターン。
作り方の説明が非常にわかりやすく、中学卒業前に裏なし・木綿でテーラードジャケットを縫いました。
これで、「服って自分で縫えるんだ!」と衝撃を受けたのが始まり。
(母は洋裁学校を出ていたし、叔母はプロのオーダー製作者だったので、
手作りの服は子どもの時から着ていました)

高校では私服で通学できる学校だったこともあり、いろいろ縫いました(今見るとひどいが)。
「ジュニー」というファッション雑誌があり、これは服の囲み製図が出ていました。
ブランドもの服の製図なので、
今よくあるソーイング雑誌みたいに、ラインがイマイチ垢抜けない・・・なんてこともなかったです。
(ただし、私が着ると垢抜けない服になる・・・)

その後、大学でしごかれたのもあり、
私は写真を見れば型紙が起こせるようになっていきました。
購読雑誌は「SO−EN」に変わりましたが、
こっちは原型使用で、ジュニーよりずっと高度。
でも慣れると、原型使用の方が自分にあったパターンが作れるのです。
そうして長いこと、実物大パターンとか囲み製図からは離れていたのですが・・・

クライ・ムキさんの本を久しぶりに使うようになったのは、子供を産んでからです。
そうそう、自分で型紙を起こす時間もなくなり、実物大パターンの付いた本はとても便利。
子供服の本はたくさん出ていますが、やはりラインがイマイチの本が多いです。
クライ・ムキさん、かわいきみ子さん、茅木真知子さんの本は、
そのへんがとても優れています。   
女の子を育てた人でもあるので、ラインがきれいで、着やすく、何かと配慮されているなあ・・・と、
作っても着せても思います。


少女ファッション誌「ジュニー」を知っていますか?


ところで、 「ジュニー」は料理や詩、マナーなど文化的な記事も多くて、
グラビア写真は少女誌にはあり得ないぐらい芸術的でした。
載っている服は、いわゆる「お嬢さん系」の清楚なものが多く、ママも安心でした。
実際、母も毎月楽しみにしていた。(でも私のお小遣いで買っていた)

ジュニーは惜しくも廃刊。出版社も今はありません。(鎌倉書房でした)
80年代の中頃から5〜6年しか発行されてなかったと思うのですが・・・
ジュニーみたいな雑誌は、今はないですね・・・  あればいいのになあ。
あったら、娘がティーンエイジャーになったら、一緒に読みたいのになあ。


あっそういえば、Globeのマーク・パンサー氏が、
クリスマスやバレンタインの時期になると、
「男物セーターの編み方」のモデルで出てました。


ジュニーは今どきの少女誌みたいに物欲をあおることもなく、品が良かったです。
読者が自分の手作り作品を投稿する欄があり、
すごく「作りたい!」という気持ちを刺激されました。
まるでカタログみたいになっている、ほかのファッション雑誌とは一線を画していました。
例えていえば明治時代に創刊され、中原淳一氏が表紙を描いていた
伝説の少女誌「少女の友」みたいな感じ(余計わかりにくい)。

ジュニーはもともと、鎌倉書房から出ていた「ドレスメーキング」という洋裁専門雑誌の、
少女向け誌として作られたのでした。(当時は「ジュニアスタイル」という誌名)
だから手作り関係の記事が豊富だったのですね。
多分ターゲットは、ドレメ読者の娘たち、高校生ぐらい。まさに団塊ジュニア世代。

高校時代、ジュニー創刊号から全部、友人がゆずってくれて、
その後は自分で毎月買っていました。
親元を離れて一人暮らしを始めた24歳の時、
ジュニーを捨てるのに忍びなく、しかしアパートに置いておくスペースはなく・・・
仕方なく、切り抜きファイルを作ってそれだけ保存しました。授業の資料になるかも、とも思った。

しかし、結婚する時に、とうとうそれも処分。
すごく後悔しています。分厚いファイルだけど、置いておけないこともなかったはず・・・   
なんで捨てちゃったのかなあ。夫も知らない妻の秘密ファイル。
結婚なんてララーラーラララ〜〜〜