4人家族になりました

おねえちゃんになった日


  麻酔はちゃんと効きました  へ戻る


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というわけで、手術中の麻酔はよく効いた。
午後2時頃にかけた麻酔だが、その後もずっと私の体はしびれ続け、自力で足が動かせるようになったのは、
日付が替わる頃だった。
もちろん、下半身の感覚がない割には、傷の部分だけ、ぽっかりと雲の間が空いたように
傷の存在を感じる。


自力で足が動かせる=麻酔が切れてくる=傷跡にすごい痛みが来る!!


だから、帝王切開の方がラクかというと、やっぱりそんなことはない。
入院期間も長くなるから、特に二人目以降だと上の子のケアが大変だし、傷跡の抜糸が済むまで1週間、シャワーもナシだし・・・


帝王切開でも自然分娩でも、「後陣痛」と呼ばれる、「子宮がもとの大きさに戻ろうとする痛み」があります。
これは、初産よりも二人目以降の方が強く痛みます。
私の場合は、傷跡の痛みと後陣痛の区別が付きませんでした。

十数分おきくらいに数十秒、傷の部分に強い痛みと、拍動のようなものを感じました。
我慢できないほどではないけれど、ドクターにもナースにも、
「我慢するより、痛み止めを使って眠った方が、体力が回復するから」と言われ、
結局7〜8時間おきに3回ほど、痛み止めを使いました。

手術後24時間は絶飲食。
点滴を打ち、足には空気マッサージブーツのようなものを履かされ、
1時間おきに検温と血圧測定など。

手術12時間後にどうにか寝返りが打てるようになり、
24時間後に我が子と対面。
45時間後に自力で歩けるようになり、流動食開始。

小さな子どもは基本的に赤ちゃんに直接面会できないのだけど(感染予防)
たまたま息子が病室に来ているとき、お見舞いに来てくれたので、
4人家族で始めての記念写真。
これは新生児室で大泣きしている息子。

病室では「へっへっへっ、あ〜」程度の泣き声で、
大泣きは産まれたときしか私は聞いていない。
新生児室ではそれなりに泣いているとのこと。

息子は、お尻が汚れていると泣く。
お腹がすくと、大泣きして大暴れ。
新生児室では、決まった時間に決まった量のミルクを飲ませているが、
息子はそれでは足りずに大泣きするので、
仕方なく「ヤミミルク」と呼ばれる、追加のミルクをもらっているとのこと・・・
お腹がいっぱいになれば、黙って眠るので、
まあラクな子だと言われた。

娘も同様に、やたら飲む子だと言われていたのを思いだした。
術後4日目、かなり自由に動けるようになり、
息子も日中は私に病室に来て、母乳を飲むようになっている。

とはいえ、手首に点滴針が刺さっているので、
抱っこして飲ませるのは困難。
首が据わらないと「添え乳」ができないと私は思いこんでいたが、
実は新生児でもOKなんだそうだ。
というわけで、息子はずっと添え乳。

娘、ベッドに上がって張り切ってます。
さらに、私の髪を三つ編みすると張り切ってます。
でも4歳なので、実はねじっているだけ。
シングルベッドに添い寝するのは、
新生児といえども、けっこう狭いです。
娘、さっそく添い寝です。

息子は娘と比べて、授乳するときの「吸う力」が強いような気がします。
私も二人目だし、娘は1年ちょっと前まで吸っていたので、出が良いです。
手術後1週間ほどたつと、ほぼ24時間、母子同室になりますが、
それまでは「母乳が出ているのに息子が別室だから、吸ってもらえなくて張って苦しい」
という状態になり、保冷剤で冷やしたりしました。
お見舞いに来た娘に「飲んでかない?」と聞いて、拒否されたり。

お腹がすいた〜 と泣いている息子に、
「飲む?」と聞くと、一瞬泣きやんで目を大きく開け、口も開いて催促するような表情をします。

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