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こんなものを買ってしまいました。 アメリカの製菓用品メーカー、ウィルトン社から出ている 立体クマケーキ型です。 ウィルトン社は本当に、かわいいケーキやクッキーの型、 色とりどり(でちょっと使うのが心配になるほど)のデコレーション材料を、 たくさん販売しています。 |
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商品名は Wilton Mini Stand-up Bear Pan で、説明書は英文&仏文です。 ええ、どちらも昔習った言語ですが、覚えてません。というか入ってません。 こんな風に組み立てて、クリップで留めて使います。 それでは、私の怪しい説明書翻訳でお届けします。 |
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(説明書にて) デコレーションはウィルトンから発売されているものをおすすめします。 また、ケーキ生地はウィルトンのヘビーバターケーキミックス(パウンドケーキまたはプディングミックス)をおすすめ。 またはお好みのレイヤーケーキのレシピでどうぞ。 バタークリームアイシングやクリスプライス、キャンディメルツを使ってデコレーションしましょう。 (私のコメント) ウィルトンは本当にたくさんのデコレーション材料を発売していますが、日本ではケーキミックスはたぶん手に入りません。 パウンドケーキを推奨しているということは、スポンジケーキのような軽い生地ではなく、どっしりした生地が良いのでしょう。 左写真は、このケーキ型の容量を調べようと思い、組み立てて水を入れてみたところなのですが、 水、だだ漏れでした。 500mlほど入るってことはわかりました。 これだけ漏れるってことは、 なるべく重い、粘りのある生地を使い、オーブンの余熱が済んでから型に流し込み、すぐ焼き始めるようにしないと・・・ この方でゼリーなどを作るのはやめた方が良さそうです。 なお、「バタークリームアイシング」はウィルトンから出ている商品で、 色を付けたバタークリームがチューブに入っており、すぐに絞り出してデコレーションできる便利なものだそうです。 残りもチューブにフタをすれば、ある程度は保存が利きます。 「キャンディメルツ」もウィルトン商品で、正体はチョコレートです。 チョコレートを型に流したり、ケーキなどのコーティングをするためには、 面倒で難しいテンパリング作業をしなくてはなりませんが、(私は高校生のときに1回トライして懲りた) キャンディメルツなら、電子レンジで溶かすだけですぐ使えるそうです。 どちらも日本ではネット通販で買えます。 私はバレンタイン時期に、近所のお菓子専門スーパーで見かけたことがあります。 クリスプライスはどこで売ってるのかな〜? 麦チョコみたいなヤツですよね。駄菓子屋さん? |
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(私のコメント) これはいつも使っている、丸ケーキ型。 容量は2リットルぐらいです。 いつも使っているパウンドケーキ型は容量1リットルくらい。 そのパウンドケーキ型を使うときの、半分量で生地を作ってみました。 この説明書にはケーキ生地の推奨レシピは書いておりません。 「お好みのレイヤーケーキ・レシピにて」と書いてありました。 レイヤーケーキとは、日本でいう、いわゆる丸いケーキを2〜3段にスライスし、 間にクリームや果物を挟んだケーキ(段々になっているから)を指すらしいです。 |
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(説明書にて) オーブンは180度に予熱しておきます。 型の内部に植物性ショートニングなど、油をたっぷり塗ってください。 さらに全体に行き渡るよう、小麦粉を大さじ2杯くらい、はたいておきましょう。 型を逆さにし、余分な粉を払い落とします。 (私のコメント) この「型への下準備」は、ケーキ作りでは良くやることです。 サラダオイルをたっぷり塗りつけてから、小麦粉をはたきました。 大さじ2杯は多すぎる気がします。実際には大さじ1/2で良かったみたい。 ただ、気を付けて粉をはたきましたが、定着しにくい場所はありました。 英文レシピでは温度表記が「華氏」なので面食らいました。 仏文レシピの方は「摂氏」になっていたので、ようやくわかりました。 ケーキを焼くとき180度くらいなのは、ごく普通のことです。 |
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(説明書にて) クリップで型を留め合わせます。 焼くときは、型は上下逆になります。 生地を1カップほど型に流し込み、天板にはオーブンシートを敷いておきます。 こぼれた生地をキャッチしてくれます。 (私のコメント) 型を見たとき、「あれ・・・? 意外と造りというか継ぎ目部分の接点がアバウトだ」 と思いました。 2つの型を合わせてみたとき、けっこう隙間があるのです。 案の定、3番目の写真のように、水を入れてみたらダダ漏れだったわけです。 型の継ぎ目部分をよーく見て、隙間が大きい部分をクリップで留めました。 それにしても、説明書にあるように、生地がこぼれるのが前提なんですね・・・ |
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(私のコメント) パウンドケーキの基本レシピは、 薄力粉1 : 砂糖1 : 玉子1 : バター1 の割合です。 でも私は砂糖を0.8の割合にしています。 今回は500mlくらいのクマ型ですので、 薄力粉と玉子、バターは50gずつ、砂糖は40gにし、 ベーキングパウダーとレーズンを適当に加えました。 なお、玉子は泡立てません。 柔らかくしたバターに砂糖を練り混ぜ、玉子を混ぜ、粉類を混ぜ、レーズンを混ぜて生地はできあがりです。 そこそこ粘りのある生地です。 |
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(私のコメント) これでもしも生地がダダ漏れするならば、 次からは継ぎ目部分にアルミホイルでも貼り付けておく? でも、生地を入れてみたら、とりあえず漏れませんでした。 すぐに余熱済みのオーブンに入れます。 生地がふくらむことを考え、型の8割ぐらいまでにしておきます。 500mlくらいの生地を作り、全量入れたらちょうど、型の8割でした。 説明書には「1カップほど型に入れて・・・」とありますが、実際には2.5カップですね。 |
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(説明書にて) 180度で20〜25分焼きます。 中心に串を刺し、何も付かなければOKです。 (私のコメント) オーブン底面から4〜5センチ上がったところに天板を置き、その上に型を立てると、 オーブン天井まで数センチしか余裕がありません。 ふくらみすぎて生地が天井にくっついてしまわないか・・・ 継ぎ目から生地が漏れないか・・・ なかなかドキドキしました。 |
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(私のコメント) 焼き上がりました。 生地は天井にくっつかなかったし、継ぎ目から漏れることもありませんでした。 |
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(説明書にて) オーブンから出したら網の上で10分置きます。 (私のコメント) こういうときは、魚焼きグリルを愛用しています。 ちなみに揚げたばかりの揚げ物も、この上で油を切ってます。 |
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(説明書にて) クリップを外して型の半分だけ外します。 |
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(私のコメント) まだかなり熱いので、タオル&ミトンを使って外しました。 でも・・・ 耳がちょっと削れてしまいました。 左写真は、外した後の型です。 油&粉を付けておいても、けっこう生地がくっついてしまいますね。 最近はフッ素加工の型ばかり使っていたので、「ありゃー」という感じです。 |
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(説明書にて) 5分たったらもう半分の型も外し、完全に冷ましてください。 (私のコメント) ドラえもんとは言いませんが、耳がちょっとなくなりそうです。 こういう「ぼろ」を隠すためにも、デコレーションは大事なんですかね・・・ |
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チョコペン(サインチョコ)1本まるごと使い、パンダ? のようにデコレーションしました。 お手本写真は、全体に生クリームを塗ったり、キャンディメルツでコーティングしていますが、 プレゼントなどにするならば、この程度のデコレーションが箱詰めしやすいと思います。 こんな仕上がりではありますが、 以前作った微妙なパンダパン よりは、数段おいしそうに出来たと思います。 もうちょっと練習しましょう。 |