おせち料理2011

台所

2010年12月 (1歳3ヶ月と 5歳5ヶ月)

2011年1月 (1歳4ヶ月と 5歳6ヶ月)

yousight

2011年お正月のためのおせち。
毎年作っていますが、2010年暮れに息子が入院して、準備できなくなるかも・・・と思いました。が、出来た。
実家のおせちは父が作ってきましたが、高齢で台所に立ち続けられなくなってきました。
ネット検索してもレシピが出てこない、「新発田市の こにも」を私が作り、味の引き継ぎをしました。


小さなこどもたちがいる中で、意地のようにおせちを作るには、ダンドリが大事です。
材料は生協の個人宅配と、近所のスーパーでそろえました。

12月29日

くるみの飴炊き

くるみを160℃のオーブンで10分焼いておく。
フライパンに調味料を沸騰させ、くるみを絡める。

(くるみ40gに対し、砂糖大さじ2 醤油大さじ1,5)
菊花カブ

カブ4個に細かく切り込みを入れる。
水200mlと塩小さじ1に30分漬けて絞る。
昆布3センチ、水100ml、酢大さじ3、砂糖大さじ4,塩小さじ1/3
に漬ける。
紅白なます

大根1/2本、ニンジン1/4本を繊維に沿って細く切り、塩をふってしんなりするまでもむ。
20分置いて絞る。
割酢(酢大さじ2、水大さじ2)で洗う。
ユズの皮の千切りを加える。
酢大さじ5、みりん大さじ1,5、砂糖小さじ4,塩小さじ1/4に漬ける。

ナッツ入り田作り

ごまめをレンジに2分かけて乾燥させる。
細切りアーモンドを160℃のオーブンで10分焼く。
フライパンに、砂糖・みりん・醤油それぞれ大さじ2を沸騰させ、絡める。
数の子

水1リットルに塩小さじ1の割合で塩水を作り、4時間程度おきに水を換えながら半日ほど塩抜き。
数の子の薄皮を取る。
水200ml、みりん大さじ2.5、醤油大さじ5とかつお節を沸騰させ、冷ましておく。
数の子を漬ける。
栗きんとん

栗の甘露煮2瓶を、シロップと栗に分ける。
砂糖160gと水100mlを煮詰め、シロップを加えて煮る。
サツマイモ1本を柔らかくゆでて裏ごしたものを加え、よく練り上げ(練りすぎると冷めたとき固い)
水飴60g、塩・みりん少々、栗を加える。

「こにも」というのは「小煮物」から来ているらしく、
しかも新潟県の中でも新発田市ローカルの料理らしいです。
(ネット検索しても、なかなかレシピが見つからない)

新発田市では、いわゆるお正月用の煮しめとして作られているそうです。

新潟の郷土料理としては「のっぺい汁」が有名ですが(娘の保育園でも給食に出る! 都内ですよ)
のっぺい汁は、汁が多くてしょうゆ味。けんちん汁と似ています。
こにもは、材料はのっぺい汁と大体同じですが、汁が少なくて塩味です。


「こにも」の材料 (4人分×3日分程度)
  乾し椎茸・・・・4〜5枚
  里芋・・・・・・・3〜5個
  ニンジン・・・・1/2本くらい
  タケノコ水煮・・・小さめの1パック
  くわい・・・・・・3〜5個
  しらたき・・・・小さめの1パック 
  レンコン・・・・5〜6センチくらい
  鶏肉・・・・・・一口大で1つかみくらい
  ちくわ・・・・・2本くらい
  なると・・・・・1/2本くらい
  絹さや・・・・10枚くらい


「こにも」の下ごしらえ
  *乾し椎茸は、小鍋半分くらいの水に漬け、冷蔵庫で一晩かけて戻す。
  *里芋は、皮を剥いて一口大に切り、塩でこすってぬめりを多少取る。
  *タケノコとにんじんは一口大に切る。
  *クワイは、皮を剥いて一口大に切り、10分ほど水にさらす。
    たっぷりの水にいれ、沸騰したら水を取り替えて・・・(ゆでこぼし)を2〜3回繰り返し、
    灰汁を抜く。
  *しらたきは、必要なら下ゆでし、キッチンばさみで適当に切っておく。
  *レンコンは一口大に切り、酢水につけてあく抜き。
  *ちくわは一口大に乱切り。 なるとは薄切り。  絹さやはスジを取ってサッとゆで、半分に切る。


「こにも」の作り方
 (1)椎茸の戻し汁と水を合わせて700mlほど、大きい鍋に沸騰させる。
    かつお節を加えて、合わせダシを取る。
 (2)なるとと絹さや以外の(下ごしらえ済みの)材料を、全部入れる。
    煮汁は材料がひたひた程度(普通の煮物の煮汁量)がよいので、
    水を加えて調整する。
 (3)火にかけ、砂糖を小さじ1くらい加え、落としぶたをする。
 (4)15分ほどたったら、ちょっと食べてみる。
    柔らかくなってきていたら、塩を小さじ半分くらい加える。
    ちくわからけっこう塩味が出てきているので、塩は小さじ半分でも多いくらいかも。
 (5)香り付け程度に、醤油をちょろっと垂らし、なるとと絹さやを散らしてできあがり。

12月30日

マカロン。
抹茶マカロンと、紅茶ガナッシュ入りバニラマカロン、桜あん入り桜マカロン。
桜マカロンは、生地に桜花みじん切りを混ぜたところ、水分が多すぎたのかシワが寄りました。
イチゴマカロンは、イチゴの粉末を混ぜすぎ、水分が少なすぎたのか、こんもりと焼き上がりました。

マカロンの艶と形を維持するには、生地の配合をあまり変えないことが大事かも。
昆布巻き。

普通の昆布(早煮ではない)120gを軽く水で戻し、20センチに切る。
かんぴょう60gをサッと塩で揉みながら洗う。
シャケに酒と醤油をふり、昆布程度の幅に切る。
昆布でシャケを巻き、かんぴょうで縛る。

圧力鍋に入れ、かぶるくらいの水(戻し汁を含む)を加えて10分ほど、アクをすくいながら煮る。
日本酒100ml、砂糖150g、醤油120mlを加え、フタをする。
圧力がかかったら弱火で8分。冷めたらふたを開け、煮汁が半分程度になるまで煮詰める。
チャーシュー

豚三枚肉を800g、タコ糸で縛る。
油を引かずにフライパンで表面を焼き付ける。

醤油みりん酒150mlと水450ml、砂糖大さじ5を沸騰させる。
肉とネギの青い部分、ニンニク3かけ、生姜の薄切り1かけを加える。
弱火にして落としぶたをし、ときどき返しながら1時間煮る。
鍋のまま冷ます。
切り落とし部分もおいしい。

12月31日

如意巻き

玉子3個をほぐし、塩砂糖ひとつまみ、水溶き片栗粉を加えて薄焼きにする。
カニ缶150g、豚ひき肉150g、酒小さじ2,砂糖小さじ2/3,生姜汁と塩こしょうを合わせ、
バーミックスなどで混ぜる。
薄焼き玉子を広げ、片栗粉を振りかけ、具を塗りつけて巻く。
水溶き片栗粉で端を止め、巻き終わりを下にして15分蒸す。

冷めてから切り分ける。
蜂蜜鶏

鶏もも2枚に、1センチおきに切り込みを入れておく。(皮には入れない)
醤油大さじ3,酒大さじ1.5,生姜おろし小さじ1/2,蜂蜜大さじ2.5といっしょに
鶏肉をジップロックに入れ、1晩おく。

汁ごとフライパンにかけ、煮立ったら中火にして2分。
裏返してフタをし、弱火で5分。
裏返しながら煮詰める。
海老の煮物

海老の皮や頭を取り、つの字に曲げて楊枝で止める。
昆布だし100ml、酒みりん大さじ2,醤油小さじ2,砂糖小さじ1,塩小さじ1/4を沸かして
海老を入れ、1分ほど煮て、そのまま冷ます。
伊達巻き

はんぺん1枚、玉子6個、砂糖大さじ3,醤油大さじ1,酒大さじ1,みりん大さじ3を
バーミックスなどで混ぜる。
オーブンペーパーで四角い型を作り、
200℃のオーブン中段で15分焼く。
ウサギ最中


こんなカワイイ最中の皮がありました。
あんこを詰めます。
24時間以内にお召し上がりください。
本当はできたてがパリパリとおいしいです。
黒豆とかまぼこは市販品です。
重箱の中身が減ってきたら、適宜追加します。

お雑煮

元旦は新発田雑煮。

昆布とカツオのダシを醤油で調味。
にんじんと大根を短冊切りにして下ゆでしておく。
鮭と餅を焼く。
盛りつけたら、いくらをトッピング。

本当は厚揚げとこんにゃくも必要でした・・・
2日、大阪雑煮

昆布ダシ400ml、醤油大さじ1,みりん50ml、白味噌100gで調味。
にんじんと里芋を輪切りにして下ゆで。
餅を焼いて合わせ、仕上げる。


大根も必要でした・・・
3日、東京雑煮

椎茸を戻した汁にかつお節を加えてダシ600ml用意。
酒醤油大さじ1,みりん小さじ1で調味。
ダシで椎茸と鶏肉を煮て、別にゆでた小松菜とかまぼこ、餅を乗せる。
ユズの皮をトッピング。