2012年8月

リビング(2011年4月〜)2度目の復帰後

yousight

オムツ卒業できるか?

息子はもうすぐ3歳なのに、オシッコをトイレでしたがりません。
布パンツも、
「ぬのの ぱんつを はくと なんか ぬれちゃうのよね〜」
と、人ごとのように言って、紙パンツを要求します。

オムツは、卒業するときが必ず来るのだから焦らずに・・・とわかっていますが、
娘はあっさりと何も考えずに外れたので、
息子にちょっと戸惑っています。

ところが昨日、いきなりトイレでオシッコができました。
どうやら補助便座が気に入らなかったらしく、
踏み台を付けて立たせたところ、立ったままオシッコして得意がってました。

夫は「それでこそ男だ」と言いますが、
立ってオシッコすると飛び散るからいやだな〜〜

夏休みの宿題

娘の学校では、一年生は自由研究はノルマではありません。
でもやりました。
夏休み中に出かけた先を、路線図に書き込み。
そして、鶴見線と久留里線、大阪に行ったときのことを
写真とコメントにまとめました。

画用紙26枚の力作。

旅三連発!

ローカル線の旅1:鶴見線

日帰り旅その1で、川崎市の工場群を走る鶴見線へ。
ホームに降りるとそのすぐ足元が海!!  の海芝浦駅。
ローカル線の旅2:久留里線

日帰り旅その2で、千葉県木更津市の久留里線へ。

1日13本限定のディーゼルカー!!
大阪城

義父の一周忌で大阪へ。
翌日は大阪城を観光してきましたが、
最寄りバス停や駅を降りてからが遠い!!!
暑かった〜〜

息子は歩かなくなり、抱っこをのぞみ、
抱っこをしてもらえなくて、すねて道で転がったところを、
外国人観光客に囲まれて写真を撮られました。

ぐずる日本の子どもが、日本旅行の思い出に・・・

東京家政大学にて

東京家政大学にて、保育の研修会。

・・・子どもは1人ずつ違うもので、
1日単位でも一年単位でも、予定プログラム通りに行くわけがない。

子どもの社会性というのは、大人がトラブルを未然に防いで付くのではなく、
トラブルを何とかして調整する経験を積んで身につくもの。
今トラブルを起こす子を「困った子」と切り捨てるのではなく、
子どもがトラブルから学べるようにサポートするのがプロ。

その子の状況をろくに見ず、予定通りに過ごすことばかり追うのは
プロの姿勢ではない。
子どもの思いを丁寧に探れる、
その子の育ちについて見通しをもって、今を接するのがプロ・・・

と繰り返し聞きました。
ここで話された「プロ」というのは「プロ保育士」のことなんですが、
「教員」「母親」「家庭科教師」とも聞こえます。
すごく考えさせられる、面白い研修会でした。

ところで、研修の合間に「おもちゃ作り」の実習もありました。
「牛乳パックのびっくり箱」・・・あちこちのサイトに出てますが
牛乳パックを輪切りにしたものを何枚もつなげ、輪ゴムを差し込みます。
たたんで箱に入れ、誰かにふたを開けさせると・・・
輪ゴムがバネになってピョ〜ン!
(上の写真がピョーンになったところで、左の写真はたたんで持っているところ)

うちの子どもたちもバカウケしてました。
上の子は、作り方を教えたら、うんと長く作りました。
  「おかあさん、きょうは どこへいってたの?」
  「東京家政大学だよ」
  「火星???」   いや、板橋区です。

下の子は、ピョ〜ンに飽きたのか、
床に置いて、積み木や人形を差し込んで、
「はっしゃしまーす」と電車ごっこに使ってました。

なるほど、子どもはこちらが思ってもいないことをする。  



私はここ数年、家庭科は自立するための知識や技術を教えるだけではなく、
「人はそれぞれ違うもの・違うけど折り合えるもの」ということに
気付かせる役割があるのではないかと強く思っています。

この研修会で、それを確信しました。

文化学園大学にて

先週、文化学園大学の研修会。
母校で、講師は同級生の友人でした。
  (ダントツの成績で院に進学したあと、大学に残った)

スモックを一枚縫いました。
作業時間は2時間半。
私は袖口のゴムを入れ終わらず、けっこうヘトヘトだったのですが、
周囲を見たら袖つけまでしか終わってない人が多かった。
どうも、もう少し「縫えない人」を対象にしていたらしく、
友人には「なんで今さらここへ・・・?」と言われました。


最近の普通科高校の授業では、エプロンをやってる学校が多いんです。
そんなに時間も取れないし、自分で布を買って持ってこいといって
もってこなかったり、布が選べなかったり・・・

もっと時間があったり、生徒全員が興味を持っているならば、
布選びやその試行錯誤も、学ぶものがたくさんあるのですが、
現実にはその段階で足踏みしていたら、何も仕上がらない。

で、キットを使います。布には裁断線も縫製線も印刷済み。
勤務校で導入したときは、敗北感がありました・・・
布が方向によって伸び方が違うことも学べないし、
何にも考えないでも仕上がるから、
「縫った」「できた」の体験以上に得るものが少ない。


このスモックの袖山はちゃんとカーブしてあり、しかも前後の区別がある。
友人は、ビシッとパターンを引いたわけです。
そう、どうして袖がそんな形(前が凹んで後ろが膨らんでいる)なのかというと、
人間の腕の動き方に関係があるのです。
エプロンではそういうことは学べない。

服づくりは、平面の布で立体の身体を上手く包むにはどうしたら良いか、
と考えるのがキモで、一番面白い。
なのに、授業時間が減る一方の家庭科では、
短時間で仕上がり、とにかく体験させ、達成感を味わう
・・・ただそれだけの教材ばかりになってしまい、
本当にこれで良いのか?  と迷っています。
「時間が余った子のために」とすてきなリボンワークの例を提示。

作業中の説明も、実物投影機&ビデオカメラを駆使して、
わかりやすかったのです。
イラストとか写真だけで教えるのは限界を感じてたし、
学校に入ったICT機器は、確かに使わなきゃ無駄だ。
ポケットのアップリケ・アレンジ。
すてきだけど・・・  時間は取れないだろうなあ。

授業だと、実質90分の中で、半分近くはミシン出しと片付け、ミシン糸調子。
そして一週間ぶりの授業では、前回のことは忘れてる。
だから進まないのだ・・・

いっそ、2日まるまる集中授業が組めれば、
普通科の高校生も仕上げられるのかもしれない。
中学校の実践報告で、手ぬぐいアレンジの小物が紹介されました。
カワイイし、短時間でできる。

縫った、作ったという体験は、実にこうした作品で必要十分だと思いました。
日常生活の中で、気軽に針が使えるんだって気付けて、すごく良いと思う。

でもやっぱり高校では、その先に進みたいんだよなあ。

授業時間が欲しいなあ。
服づくりのキモが教えられれば、もっと専門的にやりたい子も出てくると思うのよ。

何で床に寝るの・・・?

息子はフローリングで眠るようになってしまいました。
暑いから、冷たい場所を探しているのかもしれないですが、
ベッドの部屋にはエアコンが入ってます。

腰は痛くならないのかしら・・??

早けりゃいいってものじゃ

娘は初めての「夏休みの宿題」を珍しがって、7月中に全部終わらせました。
  (まあ、自由研究がノルマじゃなかったりして、かなりゆるいんですけど)

ところが・・・・  早すぎて、朝顔の観察カードをなくしてしまいました。
娘の記憶を頼りに、書式は偽造しましたけど。
まったく、散らかしすぎなのよ

大当たり!!

地元のお祭り、最終日。
娘が巨大なドラちゃんと帰ってきました。

クジ引きで一等が当たったそうです。
一等なんて存在しないと思ってたので、ビックリ。
ホントのドラちゃんは、頭囲129.3pですが、
こいつは145センチあります。
身長は1メートル。


ホントにドラちゃんが家にいたら、けっこうジャマですね。

TRパターン・カッティング

文化服装学院の研修会。
TRパターン・カッティングです。

トランスフォーメーション・リコンストラクション

服づくりは平面作図を学ぶのが基本ですが
変わったデザインをするとき、平面作図からだと展開が難しい。

TRでは、シンプルなトワルをボディに着せてから、
直接デザイン線を入れます。
こんなグネグネした線もOK
ハート型だってOK
切り開くと、胸ぐせ分量がここに展開されるので、
ダーツが一切必要なくなります
こんな複雑なデザインもOK
切り替えにギャザーやドレープを入れることもできます。
ただし、縫製には根性がいる。

七夕祭り〜

町は4日連続のお祭り期間に突入しました。
うちは大型飾り付けゾーンに入りましたので、
車が出せません。
この時期、ヘタに仕事に行くと、朝はいいんですが帰ってこられなくなります。
そんなわけで、この期間はなるべく、大学などの研修会に行っています。

ネコバスにはちゃんとサツキとメイが乗っていますよ。


娘は夏休みも学童保育に通っていますが、
学童としてもお祭りに参加します。
「民謡パレード」という、2時間もこの通りを踊り続けるイベントがあるのですが、
それに出場・・・・

小学一年生が2時間も踊る??  大丈夫???
だいぶヘトヘトになってましたが、どうにか完走というか完踊できました。
さすがに表情がなくなってた。

ゴール地点には、コカコーラさんの提供で、1人一本、飲み物が配られました。
疲れた子どもたちも、「ジュース1人一本ね・・・」と言われたとたん、配布場所にダッシュ。
のど渇くよね〜〜

娘は思ったより元気で、まず「チョコバナナ食べたい!!」と言いました。
踊りの後半は、「終わったらチョコバナナ・・・」という気持ちが自分を支えたそうです。


私はこの日、研修に行っていて、踊りの途中から見ることができたのですが、
最初から見られる保護者は氷や飲み物をもって(ボランティアスタッフの募集がかかった)
途中で給水してくれていました。ありがとうございます。来年は私もやりましょう。

1ミリでも2ミリでも

東京都主催の研修会に行きました。
アサーティブ・コミュニケーション。
アサーティブ・コミュニケーションとは、自分の気持ちを的確に伝えつつ、相手の気持ちも大事にする会話の仕方です。
(ただし相手を丸め込むとか、自分の要求をムリヤリ通す方法ではありません)

アサーティブは、育児休業中の市民講座で初めて知りました。
そして今、授業では、こんな風にアサーティブトレーニングを取り入れています。

*DV予防の指導をするとき
    例題:デート中のランチ。あなたはピザを食べたいが、恋人はカレーを食べたがっている。
        ランチをピザにできるよう、話してみましょう。
        ×ピザ! ピザ! ピザにしなくちゃ別れる!!
        ×あなたはカレーがいいの?  じゃあカレーにする。
        ○あなたはカレーがいいの? 私はピザがいいなあ。 ・・・両方食べられるお店に行こうか?
        ○あなたはカレーがいいの? 私はピザがいいなあ、チーズがいっぱいのヤツ・・・  夕食をカレーにするのは?
 

このように、自分の要求をごり押ししたり、相手の要求が気に入らないのにだまって折れるのは、あまり良くはないわけです。
相手の要求を確認し、自分の要求も相手に伝え、何かお互いが納得できる提案をして、折り合いを付ける。
これは、会話が上手な人は普段から自然にやっていることです。
しかし、会話が苦手な人は、つい折れてしまって、面白くない気持ちを抱えがちになってしまったり、
逆につい攻撃的に自分の要求ばかり通して、人間関係がギクシャクしがちなのです。

自分の要求を伝えるのは悪くないんだよ・・・、
私の生徒にとっては、このことに気付かせるのが案外大切だったりします。
(この頃の高校生は、大人が想像する以上に、発言や人間関係に気を遣っていますよ・・・)

これ、デート中のランチだったら別にどうでもいい気もしますが、
望まない性交渉を断るとか、
結婚してから家事分担について夫婦で話し合うとか、
育児について嫁姑で話し合うとか、
生徒の将来の生活で、きっと役立つ場面が出てくる「会話の技術」だと思うのです。


今回の研修では、アサーティブ・トレーニングについてもう少し詳しく手法を知ることができました。


そしてもうひとつ。

日頃育児をしていて、「親が子どもにできることって何だろう」と考えるわけです。
子ども向け通信教育のDMには「今のうちに○○を与え・・・」とか書いてあるけど、
親が子どもに何かを「与える」というのに、ちょっと違和感を感じていたりもします。

育児書やネットでいろいろ調べもしますが、
結局、答えは子どもの中にある。

ということは、親が子どもにできることというのは、
とにかく、子どもの発言や行動を丁寧に見て、可能な限り応答すること。
それに尽きるのではないかと思うのです。

保育の授業でも、子どもの発達段階を詳しく教え(もちろん試験にも出し)ていますが、
生徒には、この発達の目安を知っておくのは役に立つけれど、
子どもの様子を丁寧に見て、相手をしてやるのが一番大事なんだよ・・・
いざとなったらこの親のところに帰ってこられると思えるから、
子どもは外に出られるんだよ・・・・そういう親子関係を作っておくのが大事。
と話しています。

でも、生徒の中には残念ながら、そういう関係を作れずに来た子もいます。
過酷な生育歴をもった子もいっぱいいます。
(そうした中でも、自分の将来のために高校進学を決めたわけですから、何とかしたいですが)

アサーティブ・コミュニケーションというのは、
話し合えば人はわかり合える、丁寧に説明すればたいてい大丈夫、
とお互いに信じている前提があってこそ、うまく行く会話の技術です。

しかし、過酷な生育歴だと、その前提ができていない場合が多く、
その上にいくらコミュニケーションの技術を教えても、砂上の楼閣というか、確かなものにならないのです。
そこが私の迷いでした。


今回の研修の講師(大学教授をしながら、子どものためのカウンセリングをしている)が、こうおっしゃいました。

   人は、幼少期に親や周囲の人から大事にされて、
   「人っていいな、人って信じられるね」と人間への信頼感をもつ。
   だからコミュニケーションが成り立つし、ソーシャルスキルなどもその上に確立していける。
   だけど、そうした経験を持たないまま成長してきた子どもに対しては、
   教員が一ミリでも二ミリでも、人っていいなと思える体験を積んでやればいいのだ。
   1人の教員は一度にほんの一ミリしかできなくても、何人もの教員が毎日一ミリ積めば、
   卒業するときにはそれは何十pにもなる。それがその子を支えるのだ。

この話を聞いて、気付くと私は涙を流していました。
研修会で涙を流すなんて、あり得ないことです。
周囲を見ると、そんな人はいません。    まさか更年期症状?? と一瞬思った

私が授業や育児で迷っていたことに、鮮やかな回答をいただけました。
良い研修会でした。